この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昭和30年代後半にEF60形の後継機としてデビューし
貨物列車の高速化に寄与した0番台、俗に申します
一般形は私が若い頃までそこら中で見る事の出来る
有り触れた機関車でございました。
やがて20系寝台客車の登場によって夜行列車にも
高速化の波が到来し、旅客用に特化した設備と
ブルトレに合わせた外観を持つ500番台が登場。
これらはパッセンジャーを意味するP形と呼ばれ
ヘッドマークを付けた夜行列車の先頭に立つ
花形役者となりました。
更にP形をベースとして高速貨物用に
同じく500番台のF形も出現し、EF65ファミリーは
版図を広げていくのでございました。
そうして昭和50年代に入りますと0番台やP、F形で
培われましたデータを基にして万能な機関車が
誕生致します。
それが客貨両用の使い勝手が良い存在として
重宝されますPF形でございます。
JR化後も旅客、貨物それぞれに受け継がれ
今も活躍する姿を見る事が出来ますPF。
私の地元であります関西で今現在、最もポピュラーな
さて、今回の更新はTX甲種の撮影に大垣方面へと
出掛けました日に撮影して参りましたPF達の姿を
ご報告させていただきます。
ネタものではなく日常の姿なのですが
普段撮影する機会の無い場所で撮るという
新鮮な機会でございました。
EF65 2088牽引の定期貨物列車。
5085レを撮影した後、本来足を運びたかった場所へ
向かいまして念願の新垂井にて5087レを
仕留める事が出来ました。
朝のウチは芳しくなかったお天気もこの頃には回復し
晴れ間も見えますシチュエーションに
とても満足でございました。
EF65 2057が牽引する定期貨物列車。
TX甲種の撮影後、遅延しておりました
5086レがやって来るという事で居残って
撮影致しましたのがこちらでございます。
本来であれば深夜帯にこの区間を通過するのですが
この日はかなり遅れていた様で、日中の通過と
なりましてこの様に撮影が叶いました。
まさか一日に2本もPF貨物が撮影できるとは、と
ラッキーな機会に喜んでおりました。
尤も、貨物会社や荷主からしますと
遅延は困った事態なのでしょうから諸手を上げて
喜ぶわけにも参りませんが。
5086レの撮影後、養老鉄道と5085レを撮影し
此方へやって参りまして
5087レの撮影となりました。
ここではご一緒した鉄仲間さん方と、持参しました
チータラを食べながら歓談と撮影を
楽しませていただきました。
で、撮影後は夕方に地元で所用がございましたので
速やかに関西へ戻る為、移動いたします。
名神高速に乗ってピューンと帰って来たのですが
京都東ICの辺りで時計を確認しますと
あら、これはワンチャン有りだわさ…と気づきます。
そこで京都南ICで高速を降り、手近なポイントへと
向かいまして。
もう一度5087レを撮影する事が出来ました。
この撮影はダイヤ改正の前でございますが
改正後も今年はPFの関西~四国巡業となる運用は
残っておりますので今後も貨物PFの撮影が
出来るのは有り難い事でございます。
この後は締めの撮影をすべく待機致しまして
暇に飽かせてドクターイエローを流してみたり
しながら時間を潰します。
EF65 1128の登板となりましたレールの配給列車。
5087レの撮影後、段々とお日様が顔を出し
配給到来の時間には面に陽が当たる様に
なってしまいました。
ここで面に露出を合わせますと側面が暗くなり
沈んだ写真になりますので、敢えて露出を上げて
全体の明るさに配慮致しました。
今回の〆。
この日は期せずしてPF祭りとなりした。
遅延貨物の為、貨物2両、旅客1両と計3両の
PFを撮影する事が出来たのでございます。
この日の撮影では、それぞれの撮影地で
普段からお会いする鉄仲間さん方や
顔見しりの鉄さんにお会いしまして
終始楽しい時間を過ごせました。
そうした皆様のお心遣いに
感謝を申し上げまして今回の〆と致します。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!