写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1389列車 「 甲146 相模鉄道20000系(20105f)の甲種輸送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

秋が深まり寒暖の差が激しくなって参りますと

山間の盆地などでは夜明け前から濃い霧が発生し

酷い所ではお昼前くらいまでお日様を拝めない様な

お天気となる様でございます。

 

ワタクシの生まれ育った高槻市では、霧など

数年に一度立ち込める程度、という具合なので

毎日の様に霧が出る街などは、さぞ幻想的な光景と

思いを馳せる所でございます。

 

霧がよく出る街の住人の話では、実際の所

陽が昇ってからも車のヘッドライトは点灯せねば

ならないとか、洗濯物が乾かず難儀だとか

不満が多い様でございますが。

 

スティーブン・キング原作のパニック映画として

知られます「ミスト」みたいにヤバイ霧なら

困るのですが、傍から見ている分には霧の情景は

素敵な様に思えます。

 

一度くらいは霧が立ち込める中を走る鉄道の撮影に

挑戦してみたいものでございます。

 

 

さて、今回の更新は今朝がたに撮影致しました

相鉄20000系の甲種輸送につきましてのご報告と

なっております。

 

ネイビーブルーな車体色をまといます新鋭車両は

今回で5本目の増備となります。

 

この車体色、シルバーな昨今の電車と異なり

車両全体が色付きなのは素敵だと思うのですが

何せ鏡面仕上げの様な艶やかな濃い紺色ですので

撮影時に色出しが難しい撮り鉄泣かせな仕様です。

 

 

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2020-10-20 8862列車

吹田機関区に所属しますEF210-149が牽引致します

この日の甲種輸送を、草津の手前にて捉えました。 

 

 

8862レのスジは、かつてワタクシが義務教育を

受けていた時代から今も変わらず早朝に引かれた

予定臨でございます。

 

吹タへ深夜に到着し、5時過ぎに発車しますので

吹田以西での撮影は光線的に無理でして

夜明けの早い時期ならば辛うじて調子踏切辺りで

撮影が可能となる様な設定でございます。

 

 

この日は9月にカメラを紛失した草津手前の

ポイントへ、再履修の気概で訪問致しました。

 

それでも時刻は6時前、ISOアゲアゲで無理矢理

露出を確保しての撮影でございました。

 

 

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2020-10-20 281系6連

練習電には、米原始発となる関空特急の

送り込み回送を狙ってみました。

 

これでも本番の20分前ほどでして、辺りは真っ暗闇。

 

カメラのAFが中々納得してくれずピント合わせに

手間取りながらの撮影となりました。

 

 

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2020-10-20 8862列車 

表題から引いた構図でもう一度。

 

パンタが釜に掛かる残念な出来栄えとなりました。

 

 

この日の朝は濃い霧が一部地域で発生しており、

ショバへ向かう道中ではワタクシも濃霧の中を走り

撮影に対して胸中に不安が渦巻きました。

 

ただでさえ厳しい露出を強いられますこのスジで

濃霧だと沿線での撮影が不可能となり兼ねません。

 

幸いにも霧は一部地域に留まり、草津手前の

ショバですと空気も抜けてスッキリしております。

 

尚、列車の背景には一部地域に留まります

濃い霧が溜まって、白い闇を形成しているのが

この写真からでも判ります。

 

 

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2020-10-20 8862列車

オマケ。

 

20105編成を後打ちでも狙ってみました。

 

立ち位置を変えれば列車に掛かるフェンスなども

クリア出来るのですが、何だか素早く移動するのが

億劫でこんなズボラ写真となりました。

 

 

ようやく夜明けを迎え、8862レの通過と共に

朝が始まりますこの日。

 

ワタクシはお仕事がありますので撮影後はすぐに

ショバを離れ、会社へと向かいました。

 

清々しい朝の空気に触れながら車を走らせていると

しばらくして、往路で通り抜けた一部地域の

濃霧地帯へ再突入してしまいます。

 

再びヘッドライトを点灯させて薄暗く視界の悪い

霧の中を、いつも以上に渋滞した車列に沿って

通勤する羽目になったのでございます…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!