写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2876列車 「 西濃鉄道 DE10 1251が牽く赤ホキ列車を狙う 2024・10月 赤ホキプチ遠征 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

本日は午後、お昼休みを削って小一時間ほど

鉄活させていただきました。

 

当初の予報では薄曇りだったショバ界隈ですが

徐々に下方修正を喰らって暗い空が背後から

迫る中、幸いにも傘は不要のままで終わる事が

出来ました。

 

晴れない、と嘆くよりも雨が降らずに助かった

と考える前向き思考を意識して、今宵も更新を

進めさせていただきます。

 

 

さて、今回の更新は全2回の予定でお届けする

赤ホキ撮影につきましてのご報告、その1と

なっております。

 

赤ホキと申しますのは、西濃鉄道の乙女坂から

石灰石を笠寺経由で運搬する貨物列車でして

赤色のホキという貨車が使われている事から

便宜的に赤ホキと呼んでおります。

 

この列車が密かに今、注目を集めております。

 

赤ホキは日曜が運休となるのでワタクシには

滅多と撮影機会が無いのですが、お仕事を休み

平日に参戦させていただく機会が得られまして

美濃赤坂までやって参りました。

 

 

2024-10-28 赤ホキ列車

昨年から稼働し始めました、DE10 1251の牽く

赤ホキ列車を捉えます。

 

乙女坂にて貨車へ石灰石を積載し、DE10牽引

美濃赤坂駅構内へ入線した場面でございます

この撮影。

 

例によって清貧万歳なエコノミー下道運転で

向かう事にしたのですが、ちょっと波乱含みな

道程となりました。

 

夜明け前に自宅を出て雨の降る滋賀県へ入境し

国道1号を東へ進みますが、この道は片側1車線

な上にトラックが列を為すので夜明け前でも

かなりノロノロ

 

ですからすぐに琵琶湖岸沿いに出まして、陽が

出ずる方へ顔を向けて車を走らせます。

 

途中、能登川辺りまでは良いペースで走って

いたのですが、ちょうど彦根に入る辺りからは

朝の通勤ラッシュに捕まってしまいました。

 

うわやべっ!と焦りつつノロノロ走って渋滞を

抜けたものの、ちょっと間に合わない時間に

なってしまいました。

 

ですから緊急避難措置として、米原ICから

関ヶ原ICまでの1区間だけ名神高速道路へ

お布施を払いまして、ギリッギリ美濃赤坂へ。

 

雨こそ止んでくれたのですが、駅構内に到着

しましたら丁度DE10のライトが見えるという

滑り込むタイミングとなってしまいました。

 

 

2024-10-28 赤ホキ列車

慌ててカメラを取り出して、レンズを付け換え

撮影を開始致しましたファーストショットが

この記事巻頭のコマでございます。

 

そこからレンズを手前に引いてDEの可愛らしい

短鼻がチラッと見えますセクシーな構図にて

次のコマを仕留めました。

 

アンシンメトリーな車体ですから、DE10を

狙うならばやはり短鼻を意識した構図をこそ

組むべき!とデイト原理主義的思想の普及に

務める拙ブログでございます。

 

そんな訳で。

 

 

2024-10-28 赤ホキ列車

今回の決めコマ。

 

もう少し短鼻が見える様にと、列車を引きつけ

ましたこのコマが決めコマとなりました。

 

但し角度的には好みなこのコマですが、長鼻の

ボンネットにある苗穂形の三葉飾りが見えない

点が残念でございます。

 

上二つのコマではしっかり見えるのに…

 

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この文章を読み上のコマへ戻る読者続出w

 

DE10 1251は多分、関西から最も手軽に三葉の

飾りを付けた釜が撮影出来る存在でしょうから

決めの構図で見えないのは残念でございます。

 

そう、このDE10 1251は元々DE15 2526として

落成し、廃車されるまでずーっと釧路で除雪を

任務として活躍しておりました。

 

除籍された後、苗穂工場でDE10 1251として

改造・改番されて秋田臨海鉄道へ売却、その後

流転し西濃鉄道へ渡って来たのでございます。

 

西濃鉄道への移籍が判明した際には大変驚き

ましたが、この日はその釜が稼働する場面を

念願叶ってようやく撮影出来まして、幸せ気分

となりました。

 

苗穂工場で整備された証となる、ボンネットの

三葉飾り。

 

その飾りが付いたまんまで西濃鉄道でも活躍を

してくれている、というのが堪りませんね。

 

以前は稲沢に居た、北海道から転属したDD51

にも付いておりましたこの飾りでございますが

また中京圏でお目に掛かれるのは、大変嬉しい

事象と申せましょう。

 

雪に塗れていたかつてお仕事とはまるで異なる

短距離運行ではありますが、こうして今も稼働

してくれているだけでも価値がある、と思う

ワタクシでございます。

 

 

2024-10-28 赤ホキ列車

オマケ。

 

赤ホキは駅構内を荒尾方面へズズイッと奥まで

入線致します。

 

この位置で停車し、DE10 1251は切り離されて

JR線を笠寺まで走る為に機関車をバトンタッチ

する事となります。

 

平時の運用は富山のEF510が就いているのです

が、今この運用は別の形式が代走充当されて

注目を集めているのでございます。

 

 

2024-10-28 EF64 1036

今回の〆。

 

美濃赤坂駅構内で片パンを上げ、ウォーミング

アップ中といった風情のEF64 1036。

 

この記事2枚目に掲載した画像でデイトの顔に

当たっている照明は、実はこのロクヨンセンが

照らすヘッドライトでございました。

 

EF510に代わってここ暫くEF64 1000番台が

赤ホキの牽引を務めている、という事で、この

機会に狙ってやろうと思いワタクシ美濃赤坂

訪問したのでございます。

 

先ずは赤ホキ列車が運転されているのを確認し

この日も代走でロクヨンセンが充当される事も

判明致しましたので、次回はいよいよ本命の

撮影へと雪崩れ込みたいと思います。

 

いやぁ、平日の休みって良いですね!

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!