この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日は台風が通過する鬱陶しいお天気となった
関西でございますが、幸いな事に懸念された
被害もなく平和の内に終わりました。
ただ、過ぎた後も短時間に纏まった雨が降って
撮影には難儀致しました…
晴れた!と思ってたら曇り、あらら〜と諦めた
途端にまた晴れる。
翻弄される空模様でございます。
愛知・静岡は今回もヤバい地域があった模様で
深刻な被害には胸を痛めます。
そんな状況に比べれば遥かにマシ、と考えて
撮影に勤しんでおりました…
さて、今回の更新はお盆期間に走った数少ない
凸ネタの一つ、板チキを牽く訓練列車について
ご報告をさせていただきます。
お盆には貨物も事業用の列車もお休みするので
ワタクシとしては、些か撮影意欲を削られる
時期でございます。
所が今年は二日間のみですが、板チキ2両を
凸が牽く米原訓練が実施されました。
お仕事の隙間に沿線へ立ち、その模様を記録
致します。

白無垢に額の30th印が嬉しい、今だけな姿の
281系でございます。
6両の281系の後ろには未だ狂猫の装飾が残る
271系3両が連なります。
夕刻、米原から折り返し向日町へ戻って来る
訓練列車を狙う為、布陣したワタクシ。
練習に特急はるかを撮影した後にポジションを
変え、本番となりました。

お馴染みの挨拶ショットでは、カーブの奥から
チラッと顔を覗かせたDD51を仕留めます。
よっしゃ、時間通りに来た!って具合で、この
瞬間が実に心踊るのでございます。
一コマご挨拶としてシャッターを切り、すぐに
構図を変更して本番を続けます。

本番、DD51 1193がツルツルとした車体上面を
見せるチキ5500形2両を牽いて来ました。
背後の架線柱が丁度、凸のキャビンに刺さって
しまう構図でございますが、薄く落ちた梁影を
避けたらこうなってしまいました。
架線柱は車体の向こう側ですが、梁影は車体に
掛かると不細工ですのでこれで妥協致します。

今回の決めコマ。
これも架線柱が釜串の位置に来ますが、梁影を
避けた位置で仕留めるのにはやむを得ません。
薄く陽が射す曇り具合なのですが背後の住宅に
電柱の影が落ちている様に、油断すると釜にも
梁影が掛かるのでございます。
そんな訳で絶妙に良い位置で、決めのコマを
仕留められたのでございました。

今回のケツ。
走り去る列車へ追い縋り、工臨とはまた異なり
板状のフラットな上面を見せる訓練仕様なチキ
5500形を牽くDD51を見送ります。
このタイミングで対向の普電が来た為、キャブ
にはライトが照り返しているのが判ります。
ともすればモノトーンな風景となる曇り空の
夕刻に、鮮やかな赤を挿すDD51。
蒸し暑い夏を表す様に、キャビンの窓が全開で
運転士のご苦労が偲ばれます。
エアコンの効きが絶品らしく、暑い今の時期は
皆さん桃太郎への乗務を求めるのだとか。
国鉄形や鮫などの古い設計車だと、まだ厳しい
夏になる前の時代を想定していた為か今ひとつ
エアコンが効かないか、長袖の上着が必要な程
極端に寒くなるかの二択だと伺いました。
ウチの車もそうなのですが、エアコンをフルで
稼働させても昼間は暑さが取れず、曇りや夜は
窓に結露が付くくらい冷えるのでございます。
アレ、地味にストレスなんですよね…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!