写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第762列車 「 冷雨の夜におでん電車を狙う 2019冬・能勢電鉄紀行その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

お仕事をサボ、じゃない休憩する時のベストな

場所は何と申しましてもコンビニではないでしょうか。

 

大体午前11時頃から午後3時頃まで、コンビニの

駐車場には休憩に訪れる車で占められます。

 

親近感さえ感じる昼下がりの駐車場休憩組の皆さん

なのですが、私が休憩する際にパーキングが埋まって

いた場合には、可愛さ余って憎しみ倍増となります。

 

 

そんなコンビニには有難い事に、レジ前に各種の

ホットスナックが並んでおりまして、寒い戸外での

鉄活、じゃないお仕事の帰りには、つい色々と

購入してしまいます。

 

からあげくんやファミチキ、ななチキ等の揚げ物に

肉まん類、そしておでん…

 

私の腹部に居座る脂肪達の心強い味方でございます。

 

 

さて、今回の更新は昨夜、お仕事終わりに撮影して

参りました能勢電鉄の貸切列車についてのご報告で

ございます。

 

 

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2019-01-31 5100系5146編成  畦野

 

ヘッドマークと方向幕には「おでん電車」、種別表示は

「貸切」を掲出した5146fの走行シーンを畦野駅にて

狙います。

 

 

年に3日しか走らない能勢電鉄の「おでん電車」。

 

車内でおでんを突きながら見知らぬ乗客たちが親交を

深めるという面白い企画の列車が走ると聞きまして、

詳細を調べてみたのでございます。

 

今年は1/29~31の3日間が運行日だという事で、更に

前後でデザインの異なる専用のヘッドマークまで

掲出すると判り、何とか最終日に都合をつけて撮影に

やって参りました。

 

 

大阪の都市部から、山々がそびえます北摂地方へ

冷たい雨の降りしきる中を車で乗り付けます。

 

まずは始発となります川西能勢口から妙見口へ向かう

列車を狙う為に平野駅へ布陣する事となりました。

 

券売機で入場券を購入しようとしたのですが、なんと

入場券は発売中止の表示が出ております。

 

ひょっとして、ホームでの撮影は禁止なのかな?と

不安に駆られながら備え付けのインターホンを押し

係員さんに入場したい旨を伝えますと、次の瞬間

「はいどうぞ」と自動改札の門が開き、無料で

改札内へ入れていただきました。

 

 

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2019-01-31 5100系5146編成  平野

 

必ず全列車が運転停車をしますここ平野駅

撮影に適しておりました。

 

5146号車に掲出されたマークは、協賛企業の

地酒ブランド柄があしらわれております。

 

露出が明るすぎた為、方向幕や種別表示が

滲んでしまいましたので、設定を変えて再撮影を

試みます。

 

 

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2019-01-31 5100系5146編成  平野

 

停車時間が短く、列車が発車してしまいまして

狙い通りの撮影が出来ませんでした。

 

そこで、

 

 

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2019-01-31 5100系5146編成  平野(サイドショット)

 

車内の様子が気になりサイドショットも

狙ってみたのですが、窓にはフィルムが張られ

透過できない様になっておりました。

 

ブレブレ写真なのですが、それでも車内には女性も

含め多数の乗客が確認できます。

 

ドアの傍に立っていらっしゃるのは法被を着られて

いるのでスタッフさんかと思われます。

 

 

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2019-01-31 5100系5147号車  平野(サイドショット)

 

運転台のあります5146、5147号車は恐らく

控車なのでしょう、乗客の姿は無くドア窓にも

「満員御礼」と描かれておりました。

 

その通り、1月中旬の時点でもう既に今年の

おでん電車は3日間とも完売となっておりまして

私は乗車が叶いませんでした。

 

 

地元の食材とお酒をふるまい、妙見口地域の

振興を目的にのせでんが地域と協力して

運行されますおでん電車。

 

車内ではロングシートにも関わらず、おでんを

はじめとしたお料理が頂ける様な設えと

なっているそうでございます。

 

 

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2019-01-31 5100系5146編成  畦野

 

表題の一つ前のコマがこの写真となります。

 

表示を見やすく撮影する為に設定を少し

暗めにして撮影してみました。

 

 

妙見口まで進みました列車は、一旦平野まで

折り返して来ます。

 

そのシーンを、今度は走行中を狙う意図で

畦野駅へと移動致しました。

 

所が畦野駅でもやはり入場券は発売中止。

 

やむを得ずインターホンを押しますと、恐らく

先ほどと同じ職員さんでしょう、聞き覚えのある

声で応対して下さりました。

 

こんな事であれば、平野駅から畦野までの

往復くらいのせでんに乗車すれば良かったと、

後から気づいてしまうオヤジでございます。

 

5147号車のヘッドマークはそのものズバリな

「おでん電車」と描かれております。

 

暗いながらもマークも含めて何とか納得の

レベルで撮影出来ましたので満足でございます。

 

 

帰り道、冷たい雨に濡れながら心身ともに

冷えましたので寄り道したコンビ二にて私も

おでんを購入しようと思い立ちました。

 

が、哀れおでんは売り切れでございました。

 

無い、となると尚更に欲しくなるのが人の心で

ございます。

 

夜闇を縫っておでんを求め、彷徨うオヤジの姿が

目撃されたとか何とか。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!