写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第763列車 「 アンパンマントロッコの京鉄博展示送り込みを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

関東へ初めて撮り鉄の遠征へ出かけました中学時代、

勿論の事ながら遠征資金はカツカツで、食事は昼を

抜いて朝夕を駅の立ち食いそばで済ます様な無茶を

しておりました。

 

首都圏の大きめの駅には軒並み立ち食いのそば屋が

ありまして、気安く食す事ができました。

 

今でもそうなのでしょうけれど、当時からそばと

うどんは客が注文時にチョイスする仕組みでして、

私は幼いながらも関西人の矜持として?

うどん派でしたのでもっぱらうどんを

頼んでおりました。

 

地元のうどんつゆとは似ても似つかぬ真っ黒な

出汁に、最初こそ尻込みしたものの、カツオが

効いたコクのある出汁はとても美味しく以降も

関東遠征時には好んで食べておりました。

 

所変われば品変わる、という故事を身を持って

体験した貴重な経験でございました。

 

これ以降、各地へ出向きました折には

その土地の食べ物を求め、駅から歩いて街中の

スーパーへ足を運ぶ癖がつきまして、今でも

遠征時にはチェーン店よりも個人店やスーパーへ

立ち寄ってはお惣菜を漁っております。

 

 

さて、今回の更新は本日から来月の3日まで

鉄博において展示されるアンパンマンロッコ

送り込みを撮影して参りましたご報告となります。

 

 

列車はまず1/31に迎えのPFが高松へ単機で

送り込まれまして、その日の夜に高松を出発、夜を

徹して1日早朝に関西へとやって来たのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190202200425j:plain

2019-02-01 配9362列車  長岡京付近

 

瀬戸大橋を渡るトロッコ列車として活躍する2両が

EF65 1133に牽引されまして夜明け前の仄暗い

ブルーモーメントを、一先ずの逗留先となります

ムコソへ向けて駆け抜けていきました。

 

一旦、ムコソこと向日町操車場のございます

吹田総合車両所京都支所へ収容され、整備・点検

などを受けたのでしょうか、2両は翌2日の早朝に

ムコソを発ち、京鉄博のございます梅小路へと

向かいます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190202200922j:plain

2019-02-02 EF65 1133+アンパンマンロッコ  向日町(操)ー京都貨物

 

長躯、高松からのゲストをエスコートした

1133がそのまま梅小路まで牽引を担当します。

 

まずは先打ちで1発抜いてしまいました。

 

おっと、はやもれ野郎とか言わないで下さいよ?

まぁ、実際はやもれなのですが。

 

 

昨日もそうでしたが、今朝も随分と冷え込む

朝でございました。

 

築堤の前の畑には霜が降り、白んだ空と併せて

寒々しさを絵的にも強めておりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190202201810j:plain

2019-02-02 配9964列車  向日町(操)ー京都貨物

 

この時期の朝日は高度も低く柔らかでして、

陰影のコントラストも薄い為、思い切って

流す事に致しました。

 

お蔭で特徴的な展示車はブレブレでございます。

 

尤も今回はパッと見の美しさを優先しての

撮影でしたので納得の一枚に仕上がったのですが。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190202202346j:plain

2019-02-02 配9964列車  向日町(操)ー京都貨物

 

キロ185-26とキクハ32-502の2両がこの区間

走行するのは初めての事でしょうか?

 

2012年に東北へ慰問の為に派遣された当時、

私はまだ非鉄オヤジでしたので不明瞭なのですが、

少なくとも2015年に現在の仕様へリニューアル

されてからの関西走行はお初でございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190202203521j:plain

2019-02-02 配9964列車  向日町(操)ー京都貨物(後打ち)

 

オマケ。

 

キクハ32の前面に大きく描かれたアンパンマンの、

口の所に後部標識が重なって「アカンベー」を

している様に見えてしまいます。

 

いやいや、アンパンマンはそんな事はしませんよね。

 

きっと気のせいでしょう。

 

また、今回の送り込みでは山側と海側の両サイドを

撮影する事が出来ましたが、それぞれの図案が

微妙に異なっている点も面白いですね。

 

 

関西にも嵯峨野トロッコ列車という観光列車が

ございます。

 

ですが、全く異なるコンセプトで投入されました

アンパンマンロッコをこの地に居ながらにして

見られるという、いわば所変われば品変わるを

実地で体験が出来ます素晴らしい今回の企画。

 

いつもの事ながら京鉄博さんの企画力には

驚かされております。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!