この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
関東へ初めて撮り鉄の遠征へ出かけました中学時代、
勿論の事ながら遠征資金はカツカツで、食事は昼を
抜いて朝夕を駅の立ち食いそばで済ます様な無茶を
しておりました。
首都圏の大きめの駅には軒並み立ち食いのそば屋が
ありまして、気安く食す事ができました。
今でもそうなのでしょうけれど、当時からそばと
うどんは客が注文時にチョイスする仕組みでして、
私は幼いながらも関西人の矜持として?
うどん派でしたのでもっぱらうどんを
頼んでおりました。
地元のうどんつゆとは似ても似つかぬ真っ黒な
出汁に、最初こそ尻込みしたものの、カツオが
効いたコクのある出汁はとても美味しく以降も
関東遠征時には好んで食べておりました。
所変われば品変わる、という故事を身を持って
体験した貴重な経験でございました。
これ以降、各地へ出向きました折には
その土地の食べ物を求め、駅から歩いて街中の
スーパーへ足を運ぶ癖がつきまして、今でも
遠征時にはチェーン店よりも個人店やスーパーへ
立ち寄ってはお惣菜を漁っております。
さて、今回の更新は本日から来月の3日まで
送り込みを撮影して参りましたご報告となります。
列車はまず1/31に迎えのPFが高松へ単機で
送り込まれまして、その日の夜に高松を出発、夜を
徹して1日早朝に関西へとやって来たのでございます。
2019-02-01 配9362列車 長岡京付近
瀬戸大橋を渡るトロッコ列車として活躍する2両が
EF65 1133に牽引されまして夜明け前の仄暗い
ブルーモーメントを、一先ずの逗留先となります
ムコソへ向けて駆け抜けていきました。
一旦、ムコソこと向日町操車場のございます
吹田総合車両所京都支所へ収容され、整備・点検
などを受けたのでしょうか、2両は翌2日の早朝に
向かいます。
2019-02-02 EF65 1133+アンパンマントロッコ 向日町(操)ー京都貨物
長躯、高松からのゲストをエスコートした
1133がそのまま梅小路まで牽引を担当します。
まずは先打ちで1発抜いてしまいました。
おっと、はやもれ野郎とか言わないで下さいよ?
まぁ、実際はやもれなのですが。
昨日もそうでしたが、今朝も随分と冷え込む
朝でございました。
築堤の前の畑には霜が降り、白んだ空と併せて
寒々しさを絵的にも強めておりました。
2019-02-02 配9964列車 向日町(操)ー京都貨物
この時期の朝日は高度も低く柔らかでして、
陰影のコントラストも薄い為、思い切って
流す事に致しました。
お蔭で特徴的な展示車はブレブレでございます。
尤も今回はパッと見の美しさを優先しての
撮影でしたので納得の一枚に仕上がったのですが。
2019-02-02 配9964列車 向日町(操)ー京都貨物
キロ185-26とキクハ32-502の2両がこの区間を
走行するのは初めての事でしょうか?
2012年に東北へ慰問の為に派遣された当時、
私はまだ非鉄オヤジでしたので不明瞭なのですが、
少なくとも2015年に現在の仕様へリニューアル
されてからの関西走行はお初でございます。
2019-02-02 配9964列車 向日町(操)ー京都貨物(後打ち)
オマケ。
キクハ32の前面に大きく描かれたアンパンマンの、
口の所に後部標識が重なって「アカンベー」を
している様に見えてしまいます。
いやいや、アンパンマンはそんな事はしませんよね。
きっと気のせいでしょう。
また、今回の送り込みでは山側と海側の両サイドを
撮影する事が出来ましたが、それぞれの図案が
微妙に異なっている点も面白いですね。
関西にも嵯峨野トロッコ列車という観光列車が
ございます。
ですが、全く異なるコンセプトで投入されました
見られるという、いわば所変われば品変わるを
実地で体験が出来ます素晴らしい今回の企画。
いつもの事ながら京鉄博さんの企画力には
驚かされております。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!