写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第888列車 「 四国色キハ40形の折り返し列車を狙う 2019・春 高徳線紀行その9 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

開業から60年続きました伝統のオレンジが本日、遂に

その幕を下ろす事になりました。

 

大阪環状線を走る国鉄型4ドア車両最後の牙城として

残っておりました201系が引退する事となり、これを

持ちまして大阪環状線の車両は全てJR化以降に

新製された3ドア車両に統一される事となります。

 

厳密には天王寺ー今宮間で関西本線のウグイス色の

201系が乗り入れるのでしょうけれど。

 

拙ブログでは生憎とラストランの撮影や最終前の運行を

撮影する余裕が無かったので、記事としては

扱いませんがちょこっとだけ前説で触れておきますね。

 

 

さて、今回の更新は長々と続きました四国遠征、後半の

高徳線紀行が最終回を迎える事となりました。

 

初日の夕方、翌日の朝とお天気に恵まれまして

良い撮影が叶い嬉しく思っております。

 

ただ、残念なのは日中の撮影時にキハ47形2連が来ず

未撮影となってしまいました点でございます。

 

単行運転が可能なキハ40形は最後まで残すそうですが

キハ47形については順次廃車になると聞いております。

 

徳島は以外と近いので、思い切ってまた出かけるのも

良いか、と思案しておりますこの頃…

 

 

折角ですので、2016年に出張で訪れた際に撮影して

おりました過去画像も引っ張りだしまして、今回の

彩として記事に添えたいと思います。

 

 

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2016-06-04 キハ47 114他2両  佐古ー徳島

 

徳島駅前の踏切から、復刻タラコ塗装をその身に

まといますキハ47形を捉えました。

 

この写真もスマホ鉄時代の遺物でございます。

 

JR西日本では逆にこの色合いのキハ47しか

有りませんが、国鉄時代の風情漂う窓サッシのある

車体に、この塗装は最高の組み合わせでございます。

 

 

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2016-06-03 キハ40形+キハ47形2両  佐古ー徳島

 

タラコ撮影の前日、同じ場所では3両のキハを

撮影しておりました。

 

構図の右端、後方には阿波池田方面からやって来ます

1500形の姿も見えます。

 

徳島ー佐古の区間は単線の高徳線徳島線の線路が

併設されておりまして、一見すると複線に見える

罠が仕込まれております。

 

朝ラッシュ時などは両線の列車が徳島を目指して

併走してくるシーンが見られるなど、面白い場所で

ございます。

 

今回の遠征ではこうした編成を吉成のロケーションで

撮影したかっただけに、心残りなのでございます。

 

この当時の撮影は、徳島に滞在した数日間、毎朝通って

撮影しまくっておりましたので、185系気動車の特急

「むろと」や「剣山」、1000形気動車4連などの

写真もあり、別立ての記事が出来そうなのですが

開陳はまたの機会にしておきますね。

 

 

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2019-05-06 キハ40 2108+キハ40 2148  吉成ー佐古
 

第881列車記事でご報告致しました編成が、板野から

折り返しでやって来ました。

 

先頭はキハ40 2108でございます。

 

 この時には薄く雲が広がりまして陽射しが少し

柔らかくなっておりました。

 

 接近戦で狙いますとちょっと露出が厳しそうだと

思いまして、前回と同じく望遠構図で撮影します。

 

 

 

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2019-05-06 キハ40形2両  吉成ー佐古  

 

 

 

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2019-05-06 キハ40形2両  吉成ー佐古 

 

引いた構図でしつこく水鏡を試みまてみましたが… 

 

 畔と申しますか田の仕切りが線路のカーブに

合っておらず、鏡に写る列車は切れてしまいます。

 

 

この編成も第881列車記事にて撮影していましたので

今回は消化試合の様な気分で気楽に狙っておりました。

 

 この撮影を持って今回の遠征は終了、鳴門海峡

渡って本州へと戻る事となります。

 

 

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2019-05-06 1500形1502  佐古―吉成(後打ち)

 

オマケ。

 

農道わきに停めた車へ戻って来た所で踏切が

鳴り出しました。

 

何が来るのかとカメラを再び引っ張り出し、

適当に構えておりますと、単行で1500形が

通過します。 

 

サイドショットで仕留めてみた後打ち撮影が

ほんまの〆写真になりました。 

 

 

述べ時間数で8時間ほどでしょうか、今回の

高徳線紀行も何カットかは納得の撮影が叶いました。

 

今ならまだ四国色のキハもそこそこ走っている事が

判り、今後の参考にしようと思っております。

 

次回が有るのであれば、未だ踏み入った事の無い

牟岐線などへ足を向けるのもいいかもな、と

考えながら帰路への車を走らせるのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!