この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
阪神高速が倒壊し、長田が炎に呑まれていく光景は
生涯忘れられ無いと感じました。
あれから四半世紀。
焼け野原となった街並みも今では美しく再建され
当時の絶望感は微塵も有りませんが、そこかしこに
漂う喪失感だけは未だに消えません。
いつ、襲われるか判らない災害だからこそ
備えを怠らず、また後悔の無い様に日々を過ごして
いきたいと、想いを新たにするのでございます。
さて、今回の更新は今年初の撮影となります
ロンチキ工臨につきましてのご報告でございます。
この時期は光線が厳しく、新井正や百山踏切などの
定番ストレートでは側面に陽が周りにくくなります。
そこで、今回は調子カーブから編成を狙う事に
致しました。
EF65 1132が先頭に立ちますこの日のロンチキ。
早朝に桂川でホキの回送を撮影し、いったん帰宅して
家族運用に従事致しました後、再び鉄活運用にと
午後から調子踏切へ向かいました。
現着致しますとお馴染みの面々がいらっしゃり
楽しく歓談しておりますと、突然一人の鉄さんが
スマホを見て驚嘆されました。
何事かと事情を伺いますと。
なんと、吹田貨物ターミナル構内におきまして
架線トラブルが発生しているとの事でございます。
別の方が確認されますと、ムコソをとっくに
出発したはずのロンチキが、釜も連結されずに留置中。
え?もしかして今日のロンチキはウヤになるの?と
居合わせた一同、焦燥感に包まれます。
そんな時、上流にいらっしゃる鉄仲間さんから
PFが単機で上ったよ、と連絡が来ます。
かっ飛ばしてムコソへ向かいますのは
EF65 1132でございました。
さてはこの釜がロンチキの牽引担当ですね?と
予想しながら、ではロンチキはいつムコソを
発車するのか大凡の予測を立てる事が出来ました。
白プレかつ新鶴見の最古参となりますPFの
EF65 2050がこの日の5087レに充当されました。
この列車とロンチキを合わせて撮影するのが
今回の目的だったのですが、こちらも遅延して
所定の時刻に通過しなかった為、心配しておりました。
無事に撮影が出来、ひと安心でございます。
そしてこのしばらく後、予測よりも早くロンチキが
やって参りました。
オマケ。
表題の前のコマとなります。
釜に掛かる影が残念だしたのでオマケ送りに。
表題もこのコマもですが、焦点距離が随分と
足りませんでしたのでトリミングを致しました。
編成への影落ちが気になりますが、まずは今年1発目の
ロンチキ撮影が無事に終えられ、感謝でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!