この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
フランス書院という文庫レーベルを
ご存知でしょうか。
何故にフランス書院という名前なのか
寡聞にしてワタクシは存じ上げては
おりませんが、そのレーベル自体には
古くから親しんで参りました。
いわゆる、男性向けエロ小説の分野で
大手となりますレーベルでございます。
大サロの撮影に赴きましたこの日、ご同道を
させていただきました大御所ブロガー氏と
ビッグブロガー氏の運転されるお車で
現地へと向かう車中での会話でございます。
この場には居ないチョイワルブロガー氏と
ビッグ氏との会話で、ワタクシの性格と
拙ブログの文章からエロ小説を書けば
イケるのでは?と盛り上がったのだとか。
フランス書院から出版して一山当てましょう
なんて話を振られたのでございます。
自身に文才があるなどとは微塵も
思ってはおりませんが、ワタクシの書く
エロ小説が読んでみたいと仰るのであれば
昔の様に本文を使って書くのもありかと。
60歳くらいの女性とヒメゴトに至った体験を
私小説風に書いてみたりしたら、
ある意味受けるのかも知れませんね。
道中での会話からそんな事を考えた
この日の小話でございました。
さて、今回の更新は予告致しました通り
昨日の大サロ撮影から、復路となります
列車につきましての
ご報告をさせていただきます。
岡山から両端にPFを連結した編成で
倉敷まで回送されました大サロですが、
そこで下関方の1134号機は切り離されて
倉敷からは単機の牽引となります。
復路の時間まではまだ余裕が
ありましたので、寒風吹く中で冷えた
身体を温めるべく近場のラーメン店へ
向かい、昼食をいただきました。
以前、出張時に食べたお店のチェーン店で
実は地元近くにもあるお店なのですが
倉敷では初でございまして、これまた
美味しくいただく事が出来ました。
つくづく、何を食べるかよりも
誰と食べるか、が如何に重要な事かと
思い知らされます楽しいお食事。
ご両名のお人柄に感謝でございます。
そんな楽しいひと時を終え、回送の撮影時に
目星を付けておりました場所へ向かい
復路を狙いましたのがコチラ。
EF65 1135に牽引されて大阪へと向かう
大サロことサロンカーなにわ。
そう、極端な日の丸でございますよね。
しかも釜がポールに掛かるギリギリの
お笑いショットでございます。
なぜ、この様な事に
なってしまったのでしょうか…
アルムの森の木やお爺さんが
教えてくれるとは思えませんが
受話器を持って「どうして…」と呟きたい
気分に駆られてしまいます。
その答えは。
後ろから迫ってきた貨物列車が
タイミングよく被さってしまいまして
本来の切り位置でシャッターが切れず
あの様な表題となったのでございます。
貨物の通過時刻を確認しますと
ギリギリだなぁ、と懸念は
していたのですが 見事にこうも
被られるとは…
ガックリ来るよりも、もう笑うしかない
気分でございましたアハハ。
取り敢えずこのまま終わるのも癪なので
バックショットだけでも、と雑草繁る中
無理やり撮影してみました。
団体名はサロンカーみずしま、という
名称で運行されましたが、マークは
安定の大サロ印でございました。
この場所、線路と道の間にはご覧の様な
水路が流れております。
水路に列車が映った訳では無いのですが
水路へ目を向けますとこんなものが!
恐らく、ペットとして購入されたものが
捨てられたか逃げたかして
野生化したのでしょう、大きな鼠の様な
ヌートリアが泳いでおりました。
畑の作物を食い荒らすとして、一時期
引き渡すと1匹1万円、なんて破格の値で
買い取ってくれたという害獣でございます。
今ではそんなサービスも終わりましたが
ワタクシはついコイツを見ると1万円、と
思ってしまうのでございます。
多分今でも1万円支払われるのであれば
水路へ飛び込み捕獲した事でしょう…
撮影を終え、関西へ向けて帰宅の途へ
就きました一行でございましたが、
皆あの被りには納得がいかずに何とか
リベンジを試みたいと思ってまして。
道中、もう一度立ち寄れそうだという事で
姫路界隈にあります有名撮影地へと
向かう事になりました。
お天気は朝から変わらずドン曇り。
であればあの有名撮影地でも問題なく
撮影出来るだろうと考え、渋滞も無く
余裕をもって辿り着いたのでございます。
ええ歳のオッサン3人でのヒメゴトならぬ
姫路で事を、でございます。
本番前の練習電の1本から
223系の普電を今回はチョイス致します。
現着時、この様に光線はほぼ得られず
僅かに線路の向こうから薄日が射す様な
状況でございました。
厳しい露出ではありますが、SSを落として
問題なく狙える明るさでございます。
所が…
ここへ来てこの日の曇天が嘘の様に
雲が霧散してしまい、強烈な西日が
線路の向こうから射し込んで参りました。
何処をどう弄っても覆しようの無い
ド逆光でございます。
そんな中で最後の撮影となる
本番の列車が到来致しました。
ああ、無情…
カメラ内現像で出来得る限り弄って
ソレっぽく色づけしてみました。
逆光となる光線自体はどうしようもなく
これが限界でございます。
今回の〆。
先ほどのコマよりも一つ前、
こちらは明度を上げただけの編集で
比較的まともな仕上がりでございます。
この辺りも好みの問題かとは思いますが
編集如何で仕上がりも異なるのは
デジタルの面白い所でございますね。
因みにこの場所での撮影でも、本番直前に
後方から5085レが襲来しまして
あわや裏被りか!と肝を冷やしました。
列車は幸いにもギリギリ被らずに
撮影出来ましたのが
せめてもの慰めでございます。
ド逆光とは申しましても
何とか撮影する事が出来まして
溜飲も下がったと思う事が出来ました。
この日の撮影にお誘いをいただき
楽しい時間を頭からお尻まで
味わわせていただきましたお二方へ
心より感謝を申し上げます。
特に、長駆の運転をして下さった
ビッグ氏にはお疲れが出ません様に、と
願っております。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!