この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
鉄道の日でございます。
特に今年は新橋と横浜の区間が開通し
150年の節目を迎えますアニバーサリー
な年という事で、各地も盛り上がって
おります。
我が国の鉄道はご存知の通り戦前から
急速に発展し、路線は網の目の様に
伸びておりました。
それも貨物輸送を全国へ行き渡らせて
潤滑に戦争遂行が可能となる様に、と
いった不穏な理由も一因でしたが。
戦後の経済成長において自動車化が
進み、鉄道貨物輸送自体は衰退の末に
意義が今また見直されております。
貨物新幹線の実現検討を始め我が国の
鉄道貨物が今後、更なる変容を来す事
は恐らく確実でございましょう。
釜スキーな身の上と致しましては
鉄道開業200周年に向けて変わり行く
鉄道の、貨物輸送の未来をただただ
案じるばかりでございます。
さて、今回の更新は13日に撮影した
EF210-348の新製出場甲種について
ご報告させていただきます。
この日は川車にて、新鶴見へは今年度
最後と噂されますEF210の300番台が
落成致しました。
お仕事の都合で例によって毎度お馴染
の裏調子へ布陣致しまして、そんな
話題の押桃甲種を狙いました。
ご覧いただきます通り辺り一面には
見頃を迎えた秋桜が咲き誇る裏調子。
美しい紅桃の絨毯を、押桃との重単が
駆け抜けて行きます。
…チーン。
本番前にはEF210-108が牽く定期の
貨物列車も狙っておりました。
お仕事を抜けて撮影へ向かいます道中
裏調子のコスモスを絡めて構図を組む
思案をしておりました。
下見もしていなかった為、先ずは
様子を見に行きますと既に満開!
しかも普段は貸切みたいなショバに
撮影者が数名いらっしゃり、コスモス
絡みな影響を感じさせられます賑わい
でございました。
お休みの日などはさぞ詰め掛ける事に
なるのでしょうか…
本番のファーストショットは、こんな
感じの挨拶打ちでございました。
本来は架線柱の、もう1スパン手前まで
列車を引きつけたい所なのですが。
背後から忍び寄るヤツの足音でビビり
まして、ここでシャッターを切る事と
なりました。
本番のスタートコマはまだヤツが
抜けず、裏被り状態でございます。
今回はコスモスに負けない様カメラを
振って被写体を追いかけておりまして
裏被りでも対向列車なら随分ブレて
目立ちはしませんでしたが。
今回の〆的なコマとなります。
もう少し左側へ引っ張れば良かったの
ですが、この次のコマはブレが酷くて
即削除致しました…
まぁ、このコマも大概なおブレさまに
なっておりますが。
オマケ。
再度ピントを当て直しての押桃中心な
コマを、後打ちの代わりに撮影して
甲種輸送の撮影を終えております。
このショバでは、先日の日車甲種へも
ご同道いただいたお仲間のmt鉄氏と
再びご一緒し、楽しく過ごす事が
出来ました。
氏に感謝申し上げます。
続々と送り込まれます押桃によって
PFの淘汰も始まるのでしょう。
側面にJRマークが無いEF65 2139が
ついに運用離脱した、とも聞きます。
今後とも、検査期限の迫った釜だけで
なく関西で当たり前に見る新鶴見の
PFは、小まめに狙っていきたいと
考える秋の午後でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!