この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
噂では耳にしておりましたが、カラシ釜こと
EF65-2127がDE11と共に本日、大宮車両所へ
送致されてしまいました。
元岡山車として唯一、新鶴見のPF群で貫通扉が
カラシ色をした車両。
最後まで人気が衰える事も無く、八面六臂な
活躍でございましたね。
このまま廃車となるのでしょうが、或いは
国宝機EF66 27みたく撮影会のモデル釜として
活用されるのかもしれません。
何かの間違いで復活とかしてくれませんかね…
そんな淡い望みを抱きながら、今宵も更新を
進めて参りたいと思います。
さて、今回の更新は川崎車両から6日に新製
つきましてのご報告とさせていただきます。
この日は雨。
前日までの数日は夏日となります暑さでしたが
おかげでこの日は昼間の気温も20℃ほどに
抑えられ、過ごしやすくはありました。
でも雨。
露出は下がるし機材や服は濡れるしで、鉄活に
適しているとは申せません。
ただ、晴れだとショバに苦労しますこの時期。
ですから、雲が陽を遮るフラットな光線具合を
利用して久々に裏調子へ布陣致しました。
仕留めております。
この日の牽引を担いますPF2081ですが、実は
10/18に撮影しておりましたEF210-359の甲種
もこの釜が牽引しておりました。
つまり、2回連続して押桃甲種のエスコートを
受け持つ事になったのでございます。
本番前にはEF210-321が牽く定期貨物を、終焉
寸前のコスモスと絡めて撮影致しました。
左端にこの二輪だけ綺麗に咲いておりました為
それを構図に添えてみました。
見切れてしまいましたけど…(汗)
他の花々はもうほとんど散りぬるを、な感じで
秋が終わる気配を漂わせておりました。
このコマを撮影し、すぐに移動して立ち位置の
変更を致します。
本番は釜2両でございますから、それに則した
構図を組まねばねばー、とろろ食べたい。
定刻、ベテラン釜たるPFに牽かれて、真新しく
穢れを知らぬ押桃ちゃんが姿を見せました。
夜のお店でしたら、新人がベテランを食う機会
など早々ありませんし、寧ろ新人の方がすぐに
消える事の方がよくあるのですが…
釜世界ではそんな事にはなりません。
押桃ちゃんはPFを押し退けて新鶴見を舞台に
燦然と輝く事になるのでしょう。
あ、でも鯨は鮫より早くリタイアしましたわ…
鳴物入りでデビューした新人って、案外すぐに
消えちゃうという実例でございますね。
決めのコマでございます。
こちらへ立ち位置変更を致しましたのは、線路
傍にまだ元気なコスモス達が咲いているのを
見つけまして、列車の足元を飾ってみたいと
思ったからでございました。
新しい押桃を、桃色の花々がそっと見送る場面
というのを狙っての構図、いかがでしょうか。
コスモス、あまり目立ちませんけどね。
オマケ。
EF210-360をフィーチャーしたサイド構図の
カットも撮影してみました。
サイドで狙っておりましたので、同じ釜が牽く
ならばと、ここに布陣したのでございます。
前回の記事と逆構図になる様に、と意識して
みた今回でございますが、結局は被写体に
相対する姿勢が同じなので面白味の薄いただの
編成写真となっております。
あ、オマケコマは編成じゃなく単なる押桃の
横顔でございます。
因みに、このコマで何気なく写っている手前の
低木ですが、来年の夏頃には被写体を隠す憎き
存在へと成長している様な気が致します…
でも撮影の邪魔だから、と勝手に切っちゃ
駄目ですよ、マジで。
今回の〆。
この立ち位置を選びました真の理由がコチラ。
ケツ打ちでLEDライトが見てみたかったので
ございます。
原版を確認致しますと、片側に4×2の球が2段
あり計16個が並んで1つのライトを構成して
おります。
時代はすべからくLEDとなりましょう。
政府が2027年までで蛍光灯の製造だかを中止
させるそうですし、現行車も順次LEDライトへ
変更されそうでございますね。
そう考えますと、EF210の今の姿って奴も
小まめに記録しておいた方が良いのかも
しれません。
当初計画では60両、という話でございました
押桃の増備でございますが、現在の所は
362号機までが新製配備される事になります。
残る2両も瞬く間に出場する様な気配ですから
新鶴見のPFもウカウカしていられない状況が
もうそこまで来ているのでしょう。
相次ぐエース級PFの離脱で寂しさも募る
昨今でございますが、撮れる内に撮れる釜を
しっかり狙っていかねば、と気を引き締めたい
所でございます。
また、押桃に続き年が明ければアチラの釜も…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!