この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ワタクシがこの世で最も忌み嫌うのが
水曜と土曜でございます。
中でも本日は大変立て込みまして、貴重な
ネタへの参戦を一つ逸してしまいました。
いえ、そもそもお仕事を抜けて鉄活するのが
間違いなのですが、週一しか休めずお給金さえ
乏しきワタクシ。
へーじつ少しくらい抜けたってバチは当たらん
様にも思いますけれど。
さて、今回の更新は58両目となります押桃の
新製出場甲種輸送につきまして、ご報告させて
いただきます。
この日は午前の間に大阪と京都の間で相次いで
橋桁に車がアタックし、ダイヤが乱れる惨事に
見舞われました東海道本線。
午後には長距離列車以外は粗方ダイヤも復旧し
甲種輸送も神戸タを若干の遅延で発車した、と
聞きました。
ならば、吹田から東は定刻へ戻ると予想し
こそっとお仕事を抜けまして、毎度お馴染みな
ショバへと布陣致します。
向かう特急はるかが駆け抜けて行きます。
先ずは定期貨物列車を目当てにし、この構図を
組んだのですが…
やはり遅延の影響でしょう。
いつもの貨物はやって来ません。
手持ち無沙汰で花々にもカメラを向けてみます
が、実はバッタが居ます、この構図。
何処に潜んでいるのか、皆様も
探してみて下さい。
蕾がまだまだ多く見頃までは今暫くの時間が
必要な様でもあります。
そんな訳で、今回もこの構図での甲種撮影は
見合わせましてポジションを変え、彼岸花との
コラボを考えておりました。
畔の方には今が丁度良い感じな曼珠沙華が咲き
その赤い花弁を前景に、列車をサイド構図にて
仕留めんと画策致しました。
所が、移動中にふと別の構図を閃きます。
挨拶ショットとして切りました一コマ。
予測した通り遅延も解消されて定刻通過となる
甲種輸送でございます。
架線柱の間に釜を配置しようと思って構図を
組んだのですが、うっかりケツがカツカツに。
辛うじてフレームに収まりましたが、ヤバい
出来となりました。
ここからすぐさまレンズを引き、本命構図へと
移行致します。
上手く彼岸花が構図に入るか…
意識しつつ列車が切り位置に来たタイミングで
シャッターを押します。
今回の決めコマ。
茶色が増えた田畑を横目に、新鶴見を目指す
場面でございます。
畔に咲く彼岸花は列車からかなり離れ、構図の
下ら辺に咲いておりますので無理矢理な撮影と
なってしまいました。
水鏡もそうですが、こうした構図だとバランス
感覚が問われて列車をどの位置に配するかが
難しく思います。
この後、架線柱の1スパン左で続けて列車へ
寄せたコマを切ろうとしたのですが、例の
不具合にてシャッターが切れず…
涙の見送りとなってしまいました。
彼岸花を添えたコマが切れただけ、まだマシと
思っておきましょうかね。
オマケ。
358の車番が見える様にタイミングを合わせて
これまた無理矢理切りましたラストコマ。
こちらは敢えてオマケとして撮影致しました。
5年後、10年後くらいには
押桃が新製出場の際にPFが牽引したんだよ、と
話すと、え?嘘!と若い子らから返されそうな
気も致しますね。
PFを追い落とす役割を担うであろう新鶴見へ
配置されるEF210-300番台たち。
出揃うまでの僅かな間にどれだけの撮影機会が
残されているのでしょうか。
甲種輸送の撮影を終えお仕事に戻る道すがら
つい、そんな事を考えてしまいます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!