写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2372列車 「 甲22 西武鉄道40000系(40161f)の甲種輸送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

その昔、シムという形式の貨車があった頃。

 

当時の川重から西日本鉄道の新製出場車が兵庫

から九州へ向けて甲種輸送されておりました。

 

新製車両にシムが連結され、そのシムに台車が

積載され、新製車両は仮台車を履いての輸送は

中々に壮観だった記憶がございます。

 

そんな西日本鉄道へ向けた新製車両が、現在も

川車にて製造中でございますが残念ながら

近年は船便で海上輸送となっております。

 

新製車両が導入される、という事は現役の車両

に皺寄せがあるやろな…と予測しておりますが

案の定、貝塚線の600形が引退となる模様。

 

600形とは何ぞ?と気になる方はどうぞ、この

記事を読了後にググってみて下さい。

 

ちょっと古めかしく独特な外観が素敵な車両で

ございます。

 

はぁ、撮りに行きたい!!

 

 

さて、今回の更新は28、29日の二日に分けて

川車から新製出場となりました西武鉄道

40000系、その甲種輸送につきましてご報告を

させていただきます。

 

前日に新鶴見から5085レの次位無動にて送り

込まれましたPFが、この日の牽引を受け持って

くれました。

 

早速その場面から記事をスタートして参りたい

と思います。

 

 

2023-06-29 9866列車

EF65 2096が牽く西武40000系甲種輸送

毎度お馴染みとなります裏調子にて、仕留める

事となりました。

 

でも実はこの日、ワタクシが最初に向かった

ショバは裏調子ではなく、聖地・調子踏切の方

でございました。

 

お目当てはPF牽引の定期貨物列車5087レ。

 

所がショバへ着きますと、九州から戻って来た

先生より5087レは大遅延発生中、4h遅れとの

有り難いお言葉を賜りました。

 

え、来ないの?と失意に暮れながら空を見ると

ドンヨリとした低い雲が覆っております。

 

ならば甲種はこちらでやるか!と気を取り直し

準備を致しまして。

 

 

2023-06-29 4071列車

EF510-504が牽く北陸行きの貨物列車から

撮影を始めました。

 

写真はデジタルの恩恵を活用致しまして、露出

アゲアゲ編集により見られる色合いにしました

が、実際には暗〜いお天気でございました。

 

暫く致しますとパラパラと小雨まで降り出して

ヤバイなぁ…と焦ります。

 

ですがそれも一時の事。

 

次のカモレが近づいて来たタイミングで曇りの

空が薄まり始めます。

 

 

2023-06-29 5070列車

EF210-349牽引の貨物列車では釜のデコが

白光りする逆光の刑を喰らってしまいました。

 

陽が射して来たのでございます。

 

ワタクシのこだわりでございます甲種輸送

撮影では、被牽引車両の色出しが重要という

スタンスでございますので、この撮影の後

ササっと裏の方へ移動する事に決めました。

 

 

2023-06-29 9866列車

定刻となり、遠目からPFが見えました所を先ず

望遠でご挨拶代わりに切り取ります。

 

ここまで遠い構図でございますと、銀箱車体の

西武40000系ではそれと判別が難しい結果と

なってしまいます。

 

もっとサイドに寄せて構図が組めれば遠目でも

判るのでしょうけれど、挨拶コマにそこまでの

コダワリは持てません。

 

そんな訳でササっとズームを引き、構図を組み

直しまして。

 

保険的な一枚を狙います。

 

 

2023-06-29 9866列車

難点の多い撮影となりましたコチラ。

 

第一に釜のドテッ腹に架線柱の影落ちが掛かり

第二に編成後端が高架の陰に入ったまんま。

 

更に遅延でしょう、赤ゴトーが牽くカモレが

まさかの裏被りとなってしまいました。

 

そんな多難構図でございますが、本命コマが

万一失敗となりました際にはこのコマが記事の

巻頭、或いは〆に据えられる事となります。

 

この程度であれば西武40000系甲種輸送だと

判りますからね。

 

 

2023-06-29 9866列車

今回の〆。

 

という事で本命のコマも無事に仕留める事が

叶いました。

 

よく見ると40000系の後ろには赤ゴトーが牽く

貨物列車が写っておりますが、この程度なら

気にする事もございません。

 

3月の頃はいい具合に草が刈られておりました

この構図でございますが、何だかまた伸び始め

不穏な未来が予見されます。

 

すぐ傍が畑ですから除草剤を撒くなんて事も

難しいでしょうし、モッサモサと繁る前に

草刈りして貰いたい所でございます。

 

でも多分しないんだろうなぁ、JR西は。

 

 

2023-06-29 9866列車

オマケ。

 

ケツ打ちは厳しいショバでございますので

面だけ切り取るオマケショットでございます。

 

列車は西武線との接続駅となります新秋津へと

一路、東を目指します。

 

 

川車では今後も西武40000系の新製が続くとの

アナウンスもございます。

 

今年度は4本増備でしたか。

 

次回は果たして如何なる釜が牽引し、それを

どの様に仕留めるのか。

 

今からアレコレと思案する夜でございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!