この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
人徳、と申します言葉がございます。
ワタクシの周りには実に沢山の、徳を積まれた
方々がいらっしゃいまして人生のお手本と
させていただいております。
鉄活におきましても同様に、良きお仲間に
恵まれ感謝の念に絶えない日々でございます。
が。
ワタクシ自身はどうかと申しますと、不徳な
言動にまみれておりましてお恥ずかしい限りと
感じております。
本日はそんな不徳紳士なワタクシが招いたで
あろう残念な撮影に満ちた更新でございます。
さて、今回の更新はセメントタキことセタキを
ましたご報告でございます。
会社でございますが、その内の北勢線は以前は
近鉄線だった路線でございます。
四日市あすなろう鉄道同様にナローゲージの
狭小車両が走るこの路線、やはり四日市と同じ
近鉄から切り捨てられそうになりました所を
三岐鉄道が譲受して現在に至ります。
セメント原料を輸送すべく東藤原から貨物鉄道
輸送が今も実施されております。
この遠征では、そんな三岐線で活躍する貨物に
焦点を当てた撮影を心掛けておりました。
セメント原料産出により削れた姿が特徴的な
名所にて前回に続いて列車を狙いました。
小柄な車体のED45が重連を組み長いセタキを
牽引する場面を、沿線に咲く彼岸花の赤色や
藤原岳の威容を加えた風景として
構図を組みました。
編成だけならもっと列車に寄った構図の方が
迫力も出て見映えするのですが、ワタクシは
長閑な空気感を出したくて引き構図を選択。
陽が傾き始めた初秋の午後、ヒヨドリの囀りに
合奏するかの様なED45の甲高いモーター音。
更にその後ろに続くセタキが刻むリズミカルな
レールジョイントを踏むタタン、タタン。
そんな音まで聞こえてきそうなイメージで
シャッターを切ったのでございます。
マンダーラ光線で台無しですが…
前回の記事で〆コマを撮影した後は、すぐに
ショバを移しまして練習電に101系を撮影。
串パン上等でございますがこの撮影のおかげで
本番ではもう少しマシな撮影が出来ました。
では、その本番について話を進めて参ります。
東藤原へ向かったHM掲出釜が、今度はセタキ
1両を連れ富田へ向かう列車でございます。
顔グロ光線でしたのでHMが有る無しはあまり
意味が無いと思い、編成重視の構図で狙って
みました。
勿論このコマは先打ち。
本命はここから引いた先にございます。
架線柱スパンの短い路線ですから列車のどこへ
架線柱を置くか、で悩まされますがワタクシは
セタキ1両を強調すべく後位の釜に架線柱を
配した構図に致しました。
菱形デカパンを振り上げるED45の重連。
その後ろに付き従う1両のタキ1900形という
愛らしい編成を、ご覧の様に仕留めました。
前回記事の〆コマでセタキを富田へ牽引した
ED50コンビが、富田から重単で東藤原へ戻る
場面でございます。
こちらでも、順光で赤色が映えます曼珠沙華を
意識致しましてサイド気味に布陣、遠目から
一コマ切ります。
線路際に咲く赤い花弁が足元を彩ります場面を
再び引き構図で仕留め、重単を見送りました。
盟友氏は少し離れた場所に咲き誇る蕎麦の花を
列車と絡めた構図を組むために、ワタクシとは
別行動。
個人的にリコリスの鮮やかな赤色が映えそうと
考えまして、ワタクシはこちらに布陣したので
ございます。
で、重単を撮影した後は東藤原からセタキの
貨物列車が来ますので、定番構図へ移動して
狙う事に致します。
顔グロではありますがサイドは良好な光線で
るんるん気分な我々でございます。
が、列車が見えた!と思ったら、それまでは
暑いくらいだった太陽へと擦り寄る怪しい雲。
ヤバい、マンダーラやんけ…
今回の〆。
巻頭コマより一つ前のスパンで、列車を主体と
した構図も狙っておりました。
ですが、タキ1900形の前から8両目辺りから
後方は緩く影になってしまい、あらあら残念。
これはワタクシの不徳が招き寄せた結果なので
ございましょうか。
日頃からオッパイとかオメコとか口走ったり
書き綴っているのが原因かなぁ。
ともあれ、決めたいコマが許されざる雲配給で
決められず、リベンジせねば!という結果に。
心に誓うのでございます。
因みに現在はセタキ貨物、四日市工場の修繕に
伴い長期運休となっております。
再開したら雪景色をお目当てに…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!