この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
今日も冷え込みの激しい夜でございます。
闇鉄しようかな、と考えておりましたが一歩
外へ出てすぐに回れ右となりました。
昼間は温いのでございますが、陽が落ちると
砂漠みたいに寒暖差が極端になる近頃。
闇鉄にも辛いシーズンなのでございます…
さて、今回の更新は9月下旬に盟友氏と二人で
撮影に出掛けて参りました、遠征記につきます
ご報告の第一報でございます。
こちらは日常ネタの延長と位置付けた為に
速報版は更新しておらず、その分9月分の流れ
で更新するタイミングを待っておりました。
支線となる四日市港を結びます、タキ1900形の
セメント貨物を目当てとして参戦させて
いただきました。
タキ1300形の落成も間近に迫っておりましたし
現状のセメント貨物をゆっくり撮影したかった
のでございます。
DF200-207が牽引するセメント貨物を、挨拶
がてらに望遠構図にて一コマ切りました。
このショバは関西本線下り列車を午前中に狙う
最良のポイントでございまして、どうやら保線
関連でしょう、丁度編成が構図に収まる程度に
草が刈られておりました。
望遠構図はその刈られた範囲と、野放図な所が
よく判る境目辺りに列車を置いております。
ショバのすぐ傍にご覧の様なタンクコンテナが
堆く積まれておりました。
同じ図案のタンコがこんなに沢山積まれている
場面、というのも普段は中々目にしない為
ついつい珍しくて撮影してしまいました。
関西を走る貨物列車だと、編成中に数個積載が
せいぜいな印象でございますから、タンコだけ
仰山積まれていると壮観に感じます。
所でこのタンコ、一体幾つ積まれているのか
気掛かりな高さまで嵩がありませんか?
背後の倉庫の屋根より高く積まれたタンコは、
リフターで積む事が可能な高さを超えているか
とも思えます。
朝日が射し込み始めましたショバを通過する
313系の亀山行き列車でございまして、露出が
不足していた為SSを落として狙いました。
が、残念おブレさまとなります痛いスタート。
この日は鈴鹿サーキットでF1グランプリが開催
されている、という事で臨時列車が仕立てられ
その撮影も目当てにしております。
同行下さった盟友氏はその辺りもしっかりと
押さえていらっしゃる為、氏にご教示賜りつつ
臨時列車を待ちます。
行先表示幕に鈴鹿サーキットと掲出されました
キハ75系の臨時列車でございます。
通常は2連または4両のキハ75でございますが
多客に対応する為でしょう、最後尾に変態的な
増結が為された3両という姿で現れました。
大変興味深い組成、そして如何にもF1臨っぽい
行先表示でございます。
巻頭コマから引いた構図で再びDF200-207の
牽引するセメント貨物を、こちらが本命コマと
位置付けての撮影でございます。
タキ1900形は15両が連結され、東藤原からの
セメント原料を積載した列車として四日市港へ
向けて走り去ります。
このコマを撮影し、我々も荷を片付けてすぐに
撤収致します。
次のショバまで車で10分ほど走りまして…
DF200-207牽引の列車に間に合いました。
DF200がやって来た左側の線路は、四日市駅へ
続く貨物支線でして、右側奥へと伸びる線路が
東藤原からのセメント貨物が入線する間には
右側奥の専用線から空車タキをスイッチャーが
牽く返空列車が到着、待避しております。
この後、双方が牽く貨車を交換してDF200は
空車タキを、スイッチャーは積車タキを牽いて
それぞれの行先へと向かう事になります。
今回の〆。
積車タキを切り離し、誘導員をステップに乗せ
単機で機回しするDF200-207でございます。
この機回しが終わるまで、スイッチャーが牽く
空車タキの列車は先程の位置に待避しています
ので、じっくりと編成やスイッチャー自体を
撮影する事が出来ます。
下草が伸びて釜の足回りが、ちと隠れてしまう
点が不満ではありますが…無料撮影会だと解釈
すれば柵もなく編成が抜ける良いショバだと
思えます。
次回、その2では
太平洋セメントが今年度新たに導入しました
スイッチャーを中心にした、セメントタキの
列車交換について見て行きたいと思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!