写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2522列車 「 四日市港駅で新たな青いスイッチャーを狙う 2023・9月 四日市セタキ撮影遠征その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

入換動車、いわゆるスイッチャーという奴です

が、コレかつては小型蒸気が担っていた役割で

ございました。

 

無煙化が促進されて本線からSLが去ると共に

ヤードからもSLは撤退し、スイッチャーとて

ディーゼル機関車と化しております。

 

現在、我が国のスイッチャーと申しますれば

製造元は北陸重機のシェアが圧倒的だと

申せましょう。

 

L字の車体を持つ小さなロコが、コキやタキを

牽いたり押したりする場面をご覧になられた事

も皆様ならあるのでは無いかと拝察致します。

 

所で、ディーゼル車は現在新製される形式が

電気式に移り変わって参りました。

 

北のH100形や南のYC1系など、最近では四国が

近車から調達するという話も公示され、話題と

なっております。

 

気動車メーカーと申しますと、かつては栃木の

富士重と新潟鉄工所が二大メーカーでしたが

電気式となってからは川車や日車など、既存の

電車メーカーに代わりつつあります。

 

ならばやがてはスイッチャー界隈とて電気式が

普及していく事になるのか、或いは燃料電池

なんかが主力となるのかもしれません。

 

そんな折には、新興メーカーの参入なども充分

考えられますね。

 

スイッチャーの新規導入は陸送で実施されます

現在でございますが、メーカーによっては

コキやチキを改造して乙種輸送を復活させたり

なんて事にならないかな、と夢想致します。

 

一度復活してしまえば、アルナ車両からの

路面電車出荷などでも乙種輸送は需要があると

思うのでございますが。

 

 

さて、今回の更新は四日市港でセメント貨物を

狙いましたご報告の続きとなります、遠征記の

第二弾でございます。

 

前回その1のラスト、DF200が積車タキを牽き

四日市港へやって来た場面より今回は記事を

綴らせていただきます。

 

 

2023-09-24 積車タキを牽引するスイッチャー

本記事のクライマックスとなります、DF200が

牽いて来た積車タキを受け取り太平洋セメント

四日市工場へ搬入する為に、授受線を発車する

列車を捉えた場面でございます。

 

塗装は異なるこの2両ですが共に北陸重機製で

JR貨物が導入した車籍有りの入換機DB500と

同型の機関車でございます。

 

ではここから少しだけ時を巻き戻し、前回の

続きとなりますコマから見て参りましょう。

 

 

2023-09-24 空車タキを牽引するスイッチャー

積載タキから切り離され単機のDF200-207が

待避する横を、四日市工場からの返空となる

タキを牽いたスイッチャーの列車が授受線へと

進行して来ます。

 

牽引は先頭を昨年度導入された太平洋セメント

専用カラーのスイッチャー四-1が、次位には

色が反転した今年度導入の四-3が担います。

 

両機とも、DB500と同型でL型車体を持ちます

機関車でございますので、絶壁エンドを前に

する側は珍妙な見た目に見えてしまいます。

 

でもキャブ内は意外と広そうに見え、運転環境

も従来車より快適なのかもしれません。

 

 

2023-09-24 重連単機のスイッチャー

空車タキを切り離し、重単となって授受線を

待避する2両を狙います。

 

この間にDF200は待避線から出て来て空車の

タキと連結、誘導員がポイントを操作したり

列車の連結部を確認した後に汽笛一声し

四日市港を発車して行きます。

 

 

2023-09-24 空車タキを見送るスイッチャー

画面右端のタキ1900は、丁度DF200の牽引で

発車した返空列車の最後尾でございます。

 

同一線上を重単のスイッチャーが付いて来て

この位置に停車、ポイントが再操作されるのを

待ちます。

 

今度はスイッチャーが積車タキと連結する番と

なります。

 

 

2023-09-24 積車タキを牽引するスイッチャー

重たい積載のタキをゆっくり引き出しながら

四日市工場へ向けて発車する場面、巻頭コマの

次に撮影した決めのコマでございます。

 

真新しい姿のスイッチャー、四-3が先頭に立つ

場面が撮影出来ましたのはラッキーな事。

 

このコマをもって四日市港での撮影を終えて

次なるショバへ向かう…前にもう一度だけ

こちらへ寄りました。

 

 

2023-09-24 HC85系6両

増結され4+2連の6両で運転される特急南紀

捉えました。

 

南紀は今年5月の遠征でキハ85が活躍します

場面を、東紀州の風光明媚なロケーションで

撮影致しました。

 

その後はHC85系へ置き換わったもののHMも

無くなり、魅力が減退した為にこの日が初の

HC南紀撮影となりました。

 

地元関西でも同形式が特急ひだ、として今も

走っているのですが、試運転時に撮影した為

HMが無い事もあって定期列車へは見向きも

せずにおります。

 

小さくとも、列車名や種別が判る幕を掲出して

走ったキハ85系を見習って欲しいもので

ございます。

 

 

2023-09-24 313系2連×2本

HC85の特急南紀を待つ間に、練習電として

狙いました普電でございます。

 

SSを高速にした事で幕切れしてしまいまして

種別も行先も不明でございます。

 

この時期はまだ315系の導入前、更に211系も

走っていない為に来る普電は全て313系でして

面白みに些か欠けてしまいます。

 

313系が嫌い、という訳ではなく同じ被写体が

続くと飽きるのでございます。

 

 

2023-09-24 キハ25系2連

今回の〆。

 

あ、また普電が来たわ…と思っていたら何かが

妙な佇まいでございまして、よく見ると屋根に

パンタがありません。

 

亀山以南の紀勢本線参宮線などで活躍する

似非313系のキハ25系でございました。

 

LED幕が切れてしまいましたので種別不明では

ありますが、窓から車内を覗いてみましたら

ラララ無人君状態でございますから恐らく回送

列車だったのでしょう。

 

電車と同じ様な外観のキハ25系ゆえ、余計に

マニア心をくすぐられますこの気動車を〆と

致しまして、次回からは今度こそショバを変え

撮影した成果の更新予定でございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!