この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
スカ色、いわゆる横須賀色の事でございまして
横須賀線を走る電車に採用された塗装から以後
マニアにスカ色と呼ばれる様になりました。
甲信でも見られた塗装なのですが、残念ながら
関西では馴染みの無い色でございます。
それ故にスカ色をまとう車両を見るとワタクシ
異国に来たかの様な錯覚を感じるので
ございます。
さて、今回の更新は水島臨海鉄道で採用された
鉄道開業80th記念塗装となったMRT304を
撮影致しましたご報告でございます。
山陽本線を走るJRの撮影を終えた我々一行は
水島臨海鉄道へと転戦致しました。
こちらで本命となる列車を狙うつもりで陣を
敷く事にしたのですが、到着してビックリ。
線路南側に以前あった住宅地や石材店が跡形も
なく消え去り、更地になってしまいました。
ほんの2年ほどご無沙汰していた間の様変わり
でございます。
本命までは少し時間がありましたので、その前
に来る普通列車を練習撮影として狙う事と
致しました。
石材店の敷地建物があった頃なら組めなかった
構図で、先ずはご挨拶から撮影を始めます。
チラッと見えたその姿は、この日は運用に就く
予定が無いと聞いていたスカ色のMRT304で
ございます。
うぉ、スカ色やんけ!と心中で小躍りしました
ワタクシ、すぐ傍で動画を撮影していらした
競馬氏の存在を失念して思わずラッキー!と
口走ってしまいました。
競馬氏の神聖なる撮影動画に、女性ならば聞く
だけで受胎するのでは?と噂されるワタクシの
肉声が入ってしまいました…
事情はどうあれマナー違反。
競馬氏には大変申し訳無い事をしてしまい
反省至極でございます。
赤スカ連呼事件に続き、ラッキー呟き事件まで
起こす動画犯罪者、ワタクシ。
許されざる行為に頭も股間もショボボーン…
でも気を取り直して撮影を続けまして、編成を
狙ってみました。
予想よりも車体が長くてカツカツになりました
こちらのカット、車両が窮屈に感じます構図で
ちょいと失敗な結果となりました。
ですが。
暫く致しますと、列車は折り返して戻って来る
ダイヤでございます。
早速お次は失敗せぬ様にと入念な構図確認を
済ませまして、本番を迎えます。
今回の〆。
薄晴れでございますが、スカ色に青っぽい空を
取り入れました構図にて勝利を掴みました。
水島臨海鉄道の前身となる鉄道の開業から数え
80年となりますのを記念した、この塗装。
以前から気になってはいたので偶然にもこの日
走行場面が撮影出来ましたのは、有り難い事で
ございました。
オマケ。
〆のコマから更に空を取り込み、青空部分も
チラッと構図に収める事が出来ました。
が、広角すぎる構図でして肝心のスカ色前面が
よく見えないのが残念な所でございます。
ゆえにオマケとして掲載致しました。
スカ色を記念塗装としたのも、どうやらその
一環なのだそうでございます。
尤も、かつてのキハ52などに見られた様な
115系前面塗り分けに準じたパターンではなく
水島臨海鉄道独自の塗り分けとしたのが、この
MRT304の個性となっている様でございます。
今暫くは走っているそうなこの塗装。
水臨へお越しの際には狙ってみるのも一考では
ないでしょうか。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!