写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2664列車 「 侵入!?展示中のキハ30形とキハ20形を狙う 2024・3月 水島臨海鉄道遠征その7 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

撮影会場に入りまして一番人気となっています

車両が、キハ30形でございました。

 

車体外側から客用扉が吊り下げ式となる形式で

目を引きますキハ30、現役としては水臨で最古

気動車でございます。

 

 

さて、今回の更新は倉敷貨物ターミナルでの

車両撮影会におきまして、ちょいとばかり深く

掘り下げての撮影を敢行致しましたご報告と

させていただきます。

 

冒頭でも申しました通りキハ30形が最も良い

位置に据えられまして、参加者の皆様によって

様々な装飾が施されておりました。

 

 

2024-03-31 キハ30形100号車

区間急行、難波ー林間田園都市というHMと

更に横には快速も掲出されて、どっちやねん!

と種別に対してツッコミたくなります。

 

区急マークは南海高野線がモチーフとなります

看板でございますが、快速カンも南海?

 

生憎とワタクシには知識が乏しく判りませんが

きっと南海に関係したカンなのでしょうね。

 

 

2024-03-31 キハ30形100号車

同じ車両を立ち位置を変えて撮影している間に

区間急マークがきのくにHMへ換装されまして

装い新たな姿となりました。

 

方向幕だけはキハ30らしく、湊町と掲示されて

関西本線っぽさが漂います。

 

今では駅が移転してJR難波となりましたが

ワタクシが童貞を捨てた頃はまだ湊町駅という

駅名でございました。

 

勿論その当時は既に電化され、黄緑色の103系

や大和路ライナーなる381系が走っている頃で

ございます。

 

キハ30が現役で関西本線を走っていた頃はまだ

ワタクシ、撮り鉄では無かった筈。

 

 

2024-03-31 キハ30形98号車

同じくキハ30形でございますが、こちらは既に

車籍の無い部品取り用の廃車体となりまして

ひっそりと展示されますキハ30 98。

 

血の気が失せた様なカッサカサに色褪せました

車体が、うら淋しく佇みます。

 

 

2024-03-31 キハ30形98号車

逆エンド側をアップでドーン!

 

キハ30形は久留里線に居たのか、キハ37から

幕を移植されたのか、方向幕はもう走る事の

叶わない久留里線を掲出しております。

 

長閑な春の千葉県を、ジョイント音を響かせて

ゆったりと走る夢でも見ているのでしょうか。

 

 

2024-03-31 キハ30形98号車

チョイと引いて撮影してみます。

 

前面窓下には車体補強の為に鋼板が付けられて

段差が生じる厳つい顔立ちのキハ30形。

 

実はワタクシ、ここ数年の間にキハ30形が

とても気になる存在になっておりまして、是非

この形式が走る姿を撮影したい、という欲が

湧いております。

 

そんな機会が訪れれば良いのですが…

 

 

2024-03-31 キハ20形ほか展示車両

前回の〆コマを撮影した立ち位置にて、視点を

左にずらしてみますとご覧の様な光景が広がり

撮影会場の雰囲気が伝わるかな?と一コマ撮影

してみました。

 

一番手前にはキハ20形が見えます。

 

拙ブログがまだ開設間もない2017年春に引退し

その撮影の為に水臨を訪問したのも、今や遥か

昔の事の様に感じます。

 

あの当時はまだ中学生だったウチの子らも

今じゃ大学に通っている訳でございますから

そりゃ、随分と時間が経ちましたよね…

 

 

2024-03-31 キハ20形205+DD50形501号機

2017年の引退列車を撮影して以来となります

キハ205との再会でございます。

 

この会場では、主催者S氏が関西からわざわざ

持ち込んだ瓶ジュースを販売しておりました。

 

瓶ですから当然ながら栓抜きが無いと飲めず

近くに居た参加者の方に栓抜きの所在を聞くと

主催者に聞いて下さい、と返されます。

 

ではその主催者は何処に?と聞いて回りますと

なんと、キハ205の車内に居るとの事。

 

ドアも締まっているしステップも無いし…はて

どうしたものか、と困惑しておりますと乗務員

扉から出入り出来ますよ、と見ず知らずの方に

教えていただきました。

 

えー!?マジすか…と思いながらも

アラフィフなオッサンには腹がつかえて厳しい

動きで、何とか乗務員用ステップを上がり切り

乗務員扉を開けて車内へお邪魔致します。

 

主催者S氏の姿を見つけて栓抜き貸してー?と

声を掛けますと、座席の栓抜きで開けてくれと

お返事をいただきました…

 

見ると、キハ205の窓下には国鉄印の灰皿と

栓抜きが備え付けられております。

 

灰皿は勿論使用禁止でございますが、昔は車内

での喫煙なんて当たり前な時代だったなぁ…と

古えの国鉄に想いを馳せる喫煙者のワタクシ。

 

 

  2024-03-31    キハ20形205の車窓

 

主催者S氏がSNSで瓶飲料を苦労して用意する

旨の投稿を拝見していた時は、瓶に拘る理由が

判りませんでしたが、ここで氷解致しました。

 

座席に腰掛け、備え付けの栓抜きでプシュッと

栓を開けてのんびり過ごす車内は、簡単には

体験出来ない特別な時間だと感じます。

 

これはプライスレスでございますね。

 

 

  2024-03-31    キハ20形205の座席

 

ボックス席に陣取りまして向かい側の座席を

撮影致します。

 

この青いモケットが如何にも国鉄車両、という

風情で瓶ジュースと相まって昭和な空気を満喫

させていただきました。

 

 

  2024-03-31    キハ20形205の案内板

 

扉の横には懐かしい非常用ドアコックの案内が

貼り付けられております。

 

スワイプされますとワタクシの姿もバッチリと

写っておりますが、髪の毛が跳ねている様しか

判りませんよね?

 

 

 2024-03-31    キハ20形205の運転席側窓

 

折角の機会でございますので、普段ならば

立ち入る事が叶わない乗務員室へも少しだけ

お邪魔してみました。

 

貫通扉の位置から運転席を見た風景だとこんな

感じになります。

 

 

  2024-03-31    キハ20形205の運転席

 

視線を落としますと運転座席がございます。

 

モケットこそ客用座席と同じなのですが、ほぼ

パイプ椅子みたいな簡素な作りに驚かされて

しまいました。

 

当時の運転士はこの様な座席に腰掛けての業務

だったのでございますね…

 

ケツ…

いやこれは腰をやられそうでございます。

 

 

  2024-03-31    キハ20形205の運転台

 

座席に腰掛けてみまして、気分は僕も運転士!

 

運転台の丁度真ん中辺りに何やら穴があります

が、これはもしやキハ205へムラムラした時に

挿し込む穴でしょうか…

 

ワタクシみたいな熟女好きは無機物へ欲情する

様な事はありませんが、マニアの中にはキハを

俺の嫁!と仰る方も居るのかも知れません…

 

クパァ、と開いたこの穴、果たして何を

挿し込むのか?ナニでございますよねやっぱ。

 

 

 2024-03-31    キハ20形205の運転席車窓

 

今回の〆。

 

皆様お待ちかね、運転席からの眺望を撮影して

〆とさせていただきます。

 

キハ205の運転席に座り前を見ると、存外窓が

小さく見通しが悪い印象でございます。

 

実際には貫通扉の窓や助士席窓もありますが

真正面に見えるのはこの窓だけ。

 

自動車の運転より視野が狭く、圧迫感が強い

そんなキハ20形の運転席でございました。

 

当時の運転士が負われた苦労が偲ばれます。

 

 

楽しい時間はアッという間、という訳で

1週間ほど続きます水島臨海鉄道のレポートで

ございますが、いよいよ次回で最終回。

 

最後はやはり、アレでございます…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!