写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2663列車 「 潜入!?倉敷貨物ターミナルに集う車両達を狙う 2024・3月 水島臨海鉄道撮影遠征その6 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

前回ラスト、フォトラン撮影を終えましたらば

アーバスは乗客を乗せてササッと走り出して

行きました。

 

で、ワタクシもついスケベ心が湧き出しまして

競馬氏にバスの後を付いて行ってみましょ、と

提案致しまして車を走らせます。

 

向かう先は、人生で初の訪問となります

倉敷貨物ターミナルでございました。

 

 

さて、今回の更新は水島臨海鉄道車両基地

あります、倉敷貨物タへの潜入を試みました

ご報告となっております。

 

 

2024-03-31 キハ37形ほか4両

倉敷貨物タの敷地外から見ると、キハ37たちが

4両連なって敷地内が見通せない様な位置へと

留置されておりました。

 

敷地内では果たして一体何があるのか…?

 

そんな興味を掻き立てられました我々一行は

入場証となるカードを首からぶら下げまして

指定された駐車場へ車を停め、意気揚々と

倉敷貨物ターミナルへお邪魔致しました。

 

巻頭コマは敷地内にて、犬走りと呼ばれます

線路横の歩道から撮影しております。

 

 

2024-03-31 撮影会会場全景

実はこの日、フォトランと合わせての撮影会が

倉敷貨物ターミナルにて開催されておりまして

主催者S氏より参加の許可を得ておりました。

 

当初の予定では撮影会には参加せずに伯備へと

向かうつもりでおりましたが、予想以上に空も

暗く沈む天候となりましたので予定を変更して

撮影会にお邪魔する事と致しました。

 

線路際で安全の為に黄色いヘルメットを

受け取り、我々も早速撮影して回ります。

 

 

 2024-03-31    倉敷貨物ターミナルの車庫

 

全景を撮影した立ち位置で右手後方に振り返り

ますと、この様な庫(くら)が見えます。

 

手前は留置線、奥側が研修庫だと思われます。

 

脚立や梯子がまとめて置いてあります様が如何

にも作業場という雰囲気を醸しております。

 

 

 2024-03-31    倉敷貨物ターミナル詰所

 

同じ立ち位置で左手を見ると詰所があります。

 

パッと見は民家みたいに見えてしまいますが

植木などを除外すると、やはり機能的な建物だ

と判ります外観。

 

流石に詰所内に突撃する様な真似は致しません

が、外から眺める分には自由でございます。

 

ちなみに自販機の飲料は敷地外で買うよりも

20円ほど安い設定になっておりました。

 

 

 2024-03-31    敷地に積まれたコンテナ

 

気になりましたのが恐らく倉庫として活用され

ますオリジナル塗装のコンテナ2種。

 

それぞれ鷲と鯨のマークが描かれた外観が妙に

ポップで、つい撮影してしまいました。

 

下段の鷲マークが描かれたコンテナは、その

色合いが国鉄特急色っぽくて、競馬氏も少々

気になっていらっしゃるご様子。

 

そうでなくとも最近、氏はコンテナへの興味が

湧いて来られた様ですしその内JR貨物から廃棄

コンテナを購入されるかも知れません。

 

 

2024-03-31 DD200-601+MRT304

敷地入口前に鎮座しておりました、水島臨海

鉄道が保有するDD200-601を狙ってみます。

 

分かりにくいですが、白色LEDが点灯します

水ザリガニ。

 

愛知のザリガニは全検を受ける際に大宮か広島

へ向かう事になりますが、京葉臨海の800番台

や水臨の600番台、また今後新たに導入される

臨鉄釜はどうなるのでしょうね。

 

DD200-901が2017年6月に新製されました為

最初の全検は恐らく来年度、つまり2025年度

前半になるものと予想されます。

 

HD300形が大宮受け持ちですから、DD200も

また大宮へと入場するのでしょうか。

 

それによって今後の動きを予想する事が可能と

なりそうでございます。

 

まさか水臨は自社で検査を施工なんて事には

ならないと思いますが…

え、自社で施工されるのでしょうか!?

 

気になりますが、残念ながらスタッフにそこを

伺うのをうっかり失念してしまいました…

 

 

2024-03-31 MRT304+DD200-601

反対側にはスカ色化したMRT304に、何やら

お手製のHMが飾られておりました。

 

こうした撮影会ではしばしば自身が作成します

HMやサボを持ち込み、車体を飾りつける様な

楽しみが許可されている様でございます。

 

JRでもジョイフルトレイン全盛の頃などには

駅でバカ停する釜の前面に、お手製HMを付け

撮影するマニアも見られたものでございます。

 

お手製とは申しましても、大変丁寧に作成され

傍目には業者が作る本物に見えます出来映え。

 

凄い技術と意欲に感心致します。

 

 

2024-03-31 キハ37形ほか4両

巻頭コマではスッピンだった筈のキハ37にも

いつの間にやら急行みずしま、と書かれました

HMが装着されておりました。

 

よく見るとこのマーク、巻頭から2コマ目の

会場全景ではDD501に装着されていたものが

移されていたみたいでございます。

 

確かに貨物機DD501よりも、キハ37の方が

似合うマークだと思います。

 

また、画像左側尾灯の上には小さな四角いカン

も取り付けられております。

 

この画角では見え難いのですが、正面からの

撮影ではしっかり見えておりました。

 

 

 2024-03-31    キハ37 102と給水タンク?

 

キハ37の右側に付いていた急行看板は外されて

しまいましたが、左に付いた小さなカンはまだ

付いております。

 

スワイプすると見やすいですが、倉敷連絡と

書かれておりました。

 

水臨の倉敷市駅とJR倉敷駅は隣接こそしている

ものの、歩くと5分ほど掛かりますので直通で

乗り入れられれば利便性が高まるなぁ、という

妄想が掻き立てられます。

 

黄色い115系や381系と並ぶキハ37形の姿を

想像しながらも、画面左端に据えられた足の

生えたドラム缶が妙に気になります。

 

水タンクか油タンクだと思いますが、確認を

怠ってしまい未だ不明なまんま。

 

ご存知の方がいらっしゃいましたら是非とも

教えて下さいませ。

 

 

2024-03-31 キハ37形ほか4両

今回の〆。

 

水色のキハ37形と反対側には、朱色4号の

キハ37が尾灯を付けておりました。

 

ここでの注目は方向幕。

 

米子-境港と記された幕が掲出され一瞬かつて

境線を走っていた頃のキハ37を思い浮かべます

が、このキハ37 103は国鉄時代から一度も千葉

以外で営業した事の無い車両でございます。

 

確かに米子を根城にキハ37が活躍したのは事実

なのですが、そちらは2009年に米子で廃車と

なっていた筈。

 

ですから、この幕は小粋なファンサービスと

捉えるべきなのでございましょう。

 

後ろに繋いだキハ38八高線塗装ですから

個人的には久留里線幕とかの方が好ましくは

ありますが。

 

この様なお遊びは鉄道模型だと茶飯事なので

ございましょうが、実車で、となりますと

撮影会ならではでございましょう。

 

 

何にせよ、今のご時世にキハ37が現役という

点が有り難い事でございます。

 

普段は平日の朝夕しか走りませんこの形式。

 

中々ワタクシには撮影の機会が無いのですが

またいつか、本線を走る姿を撮影しに行きたい

そう思いながらシャッターを切りました。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!