この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
前回ラスト、フォトラン撮影を終えましたらば
ツアーバスは乗客を乗せてササッと走り出して
行きました。
で、ワタクシもついスケベ心が湧き出しまして
競馬氏にバスの後を付いて行ってみましょ、と
提案致しまして車を走らせます。
向かう先は、人生で初の訪問となります
倉敷貨物ターミナルでございました。
あります、倉敷貨物タへの潜入を試みました
ご報告となっております。
倉敷貨物タの敷地外から見ると、キハ37たちが
4両連なって敷地内が見通せない様な位置へと
留置されておりました。
敷地内では果たして一体何があるのか…?
そんな興味を掻き立てられました我々一行は
入場証となるカードを首からぶら下げまして
指定された駐車場へ車を停め、意気揚々と
倉敷貨物ターミナルへお邪魔致しました。
巻頭コマは敷地内にて、犬走りと呼ばれます
線路横の歩道から撮影しております。
実はこの日、フォトランと合わせての撮影会が
倉敷貨物ターミナルにて開催されておりまして
主催者S氏より参加の許可を得ておりました。
当初の予定では撮影会には参加せずに伯備へと
向かうつもりでおりましたが、予想以上に空も
暗く沈む天候となりましたので予定を変更して
撮影会にお邪魔する事と致しました。
線路際で安全の為に黄色いヘルメットを
受け取り、我々も早速撮影して回ります。
2024-03-31 倉敷貨物ターミナルの車庫
全景を撮影した立ち位置で右手後方に振り返り
ますと、この様な庫(くら)が見えます。
手前は留置線、奥側が研修庫だと思われます。
脚立や梯子がまとめて置いてあります様が如何
にも作業場という雰囲気を醸しております。
2024-03-31 倉敷貨物ターミナル詰所
同じ立ち位置で左手を見ると詰所があります。
パッと見は民家みたいに見えてしまいますが
植木などを除外すると、やはり機能的な建物だ
と判ります外観。
流石に詰所内に突撃する様な真似は致しません
が、外から眺める分には自由でございます。
ちなみに自販機の飲料は敷地外で買うよりも
20円ほど安い設定になっておりました。
2024-03-31 敷地に積まれたコンテナ
気になりましたのが恐らく倉庫として活用され
ますオリジナル塗装のコンテナ2種。
それぞれ鷲と鯨のマークが描かれた外観が妙に
ポップで、つい撮影してしまいました。
下段の鷲マークが描かれたコンテナは、その
色合いが国鉄特急色っぽくて、競馬氏も少々
気になっていらっしゃるご様子。
そうでなくとも最近、氏はコンテナへの興味が
湧いて来られた様ですしその内JR貨物から廃棄
コンテナを購入されるかも知れません。
敷地入口前に鎮座しておりました、水島臨海
鉄道が保有するDD200-601を狙ってみます。
分かりにくいですが、白色LEDが点灯します
水ザリガニ。
愛知のザリガニは全検を受ける際に大宮か広島
へ向かう事になりますが、京葉臨海の800番台
や水臨の600番台、また今後新たに導入される
臨鉄釜はどうなるのでしょうね。
DD200-901が2017年6月に新製されました為
最初の全検は恐らく来年度、つまり2025年度
前半になるものと予想されます。
HD300形が大宮受け持ちですから、DD200も
また大宮へと入場するのでしょうか。
それによって今後の動きを予想する事が可能と
なりそうでございます。
まさか水臨は自社で検査を施工なんて事には
ならないと思いますが…
え、自社で施工されるのでしょうか!?
気になりますが、残念ながらスタッフにそこを
伺うのをうっかり失念してしまいました…
反対側にはスカ色化したMRT304に、何やら
お手製のHMが飾られておりました。
こうした撮影会ではしばしば自身が作成します
HMやサボを持ち込み、車体を飾りつける様な
楽しみが許可されている様でございます。
JRでもジョイフルトレイン全盛の頃などには
駅でバカ停する釜の前面に、お手製HMを付け
撮影するマニアも見られたものでございます。
お手製とは申しましても、大変丁寧に作成され
傍目には業者が作る本物に見えます出来映え。
凄い技術と意欲に感心致します。
巻頭コマではスッピンだった筈のキハ37にも
いつの間にやら急行みずしま、と書かれました
HMが装着されておりました。
よく見るとこのマーク、巻頭から2コマ目の
会場全景ではDD501に装着されていたものが
移されていたみたいでございます。
確かに貨物機DD501よりも、キハ37の方が
似合うマークだと思います。
また、画像左側尾灯の上には小さな四角いカン
も取り付けられております。
この画角では見え難いのですが、正面からの
撮影ではしっかり見えておりました。
2024-03-31 キハ37 102と給水タンク?
キハ37の右側に付いていた急行看板は外されて
しまいましたが、左に付いた小さなカンはまだ
付いております。
スワイプすると見やすいですが、倉敷連絡と
書かれておりました。
ものの、歩くと5分ほど掛かりますので直通で
乗り入れられれば利便性が高まるなぁ、という
妄想が掻き立てられます。
想像しながらも、画面左端に据えられた足の
生えたドラム缶が妙に気になります。
水タンクか油タンクだと思いますが、確認を
怠ってしまい未だ不明なまんま。
ご存知の方がいらっしゃいましたら是非とも
教えて下さいませ。
今回の〆。
水色のキハ37形と反対側には、朱色4号の
キハ37が尾灯を付けておりました。
ここでの注目は方向幕。
米子-境港と記された幕が掲出され一瞬かつて
境線を走っていた頃のキハ37を思い浮かべます
以外で営業した事の無い車両でございます。
確かに米子を根城にキハ37が活躍したのは事実
なのですが、そちらは2009年に米子で廃車と
なっていた筈。
ですから、この幕は小粋なファンサービスと
捉えるべきなのでございましょう。
個人的には久留里線幕とかの方が好ましくは
ありますが。
この様なお遊びは鉄道模型だと茶飯事なので
ございましょうが、実車で、となりますと
撮影会ならではでございましょう。
何にせよ、今のご時世にキハ37が現役という
点が有り難い事でございます。
普段は平日の朝夕しか走りませんこの形式。
中々ワタクシには撮影の機会が無いのですが
またいつか、本線を走る姿を撮影しに行きたい
そう思いながらシャッターを切りました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!