この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨日から本日午後にかけまして、関西では実に
冬らしい不安定な空となりました。
鉄活には向かないものの、ネタが走るとなれば
皆様やはり沿線へ出向かれる模様で、昨夜など
SNSには素晴らしい成果が並びましたね。
快晴!であれば尚の事良かったのでしょうが
お天気ばかりは仕方がございません。
悪天候を味方につけるショバ、構図、腕前や
機材といった要素が問われる撮影をワタクシも
意識しているのですが…
生憎と未だその境地に立つ事は叶わず。
足掻き続ける日々なのでございます。
さて、今回の更新は舞鶴で撮影した日常の鉄道
につきましてのご報告、最終回でございます。
その1、その2では丹鉄線へと繰り出しまして
ショバ探しを兼ねた撮影を敢行致しましたが
それらは時間潰しでございました。
本命となりますのは昨春より俄かに運用数が
減りました、福知山の緑ちゃんこと2連の113系
S編成でございました。
舞鶴線ではお馴染みのショバに布陣致しまして
ファーストコマ、でございます。
舞鶴線は以前なら、偶に223系が入るものの
基本的には113系が運用に就くのが当たり前な
路線でございました。
待っていれば必ず撮れる被写体として、割と
簡単に撮影する事が出来たのでございますが…
今では日中に撮影可能な113系は僅かばかり。
わざわざ狙わねば撮れない形式になってしまい
この日もそんな理由で時間を調整致しました。
決め位置で撮影致しましたのがこちらのコマで
ございます。
冬らしいドヨンと澱んだ空でございますので
枯れ山を背にした構図を組みましたが、やはり
露出が足らず精彩を欠く仕上がりに。
流すべきか止めるべきか、それが問題だ、など
とハムレットみたいな事を考えながら結局は
日和って止め絵に致しました。
ザラついてボヤけた仕上がりでございますが
そこは涙を飲んで諦めます…
その版図を広げてしまいました。
それに伴い福知山の注目車両でした115系まで
廃車となってしまいましたし、113系からも
廃車が発生する状況となりました。
いつの間にやらレッドデータブックに載る様な
危機的状況と化しました福知山113系S編成。
撮れる内に撮らねば、と機会を見つけては
こうして撮影する訳でございます。
ケツも撮影してお見送りでございます。
中間電動車に運転台をポン付けした改造車両と
申しましても、この顔、この側面は紛れもなく
113系でございます。
なりました福知山の113系S編成。
その活躍する姿を見送りまして、ここでの
撮影を終え…ません。
と申しますのもこの先の駅で、113系は対向の
列車と交換する事となります。
単線でございますので行き違いをせねばならぬ
歯痒さが乗客にはありましょうが、我々から
すればついでに撮れる車両が増える有用な機会
とも取れます。
ですからしばし居残りまして。
駅で交換したクモハ125形の2連が現れます。
今では福知山まで足を伸ばす長距離走者。
の山ばかり連なる舞鶴線をも走り始めて1年が
過ぎました。
この山々もすっかり見慣れた様で軽快に眼前を
過ぎ行く列車を仕留めようと試みました。
失敗しましたが…
シャッタータイミングがズレてしまい、お顔が
架線柱に掛かってしまいました。
オマケ。
最後にケツも狙いまして、舞鶴界隈での撮影に
ピリオドを打ちました。
ワタクシ、あくまでこの時間はお昼休み。
昼食を摂る時間を削っての撮影でございます為
当然ながらワタクシは空きっ腹を抱えており
関西へ戻る道中にファストフード店へ寄り
運転しながらの栄養摂取でございました。
お行儀が悪い事この上ございませんね。
113系S編成が福知山に配置されましたのはまだ
ワタクシが学生時代の時分でございました。
当時は湘南色に白帯を足した塗装でそれなりに
違和感のある出立ちでしたが、休鉄してる間に
緑ちゃんとなり、それも今では風前の灯火に。
移ろう時代の流れではございますが、感傷的な
気分になる前に少しでも多くの場面を記録して
おきたい、そう感じる夜なのでございます。
キハ47が地域色を纏って闊歩しておりました。
そのキハ47が今ではタラコに戻り、30年前と
変わらずに山陰を走っている状況というのも
ある意味凄い事でございますね…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!