写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2588列車 「 舞鶴線で福知山113系S編成を狙う 2024・1月 舞鶴界隈ぶらり遠征その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨日から本日午後にかけまして、関西では実に

冬らしい不安定な空となりました。

 

鉄活には向かないものの、ネタが走るとなれば

皆様やはり沿線へ出向かれる模様で、昨夜など

SNSには素晴らしい成果が並びましたね。

 

快晴!であれば尚の事良かったのでしょうが

お天気ばかりは仕方がございません。

 

悪天候を味方につけるショバ、構図、腕前や

機材といった要素が問われる撮影をワタクシも

意識しているのですが…

 

生憎と未だその境地に立つ事は叶わず。

 

足掻き続ける日々なのでございます。

 

 

さて、今回の更新は舞鶴で撮影した日常の鉄道

につきましてのご報告、最終回でございます。

 

その1、その2では丹鉄線へと繰り出しまして

ショバ探しを兼ねた撮影を敢行致しましたが

それらは時間潰しでございました。

 

本命となりますのは昨春より俄かに運用数が

減りました、福知山の緑ちゃんこと2連の113系

S編成でございました。

 

 

2024-01-19 113系S9編成

舞鶴線ではお馴染みのショバに布陣致しまして

西舞鶴へ向かいます113系へカメラを向けての

ファーストコマ、でございます。

 

舞鶴線は以前なら、偶に223系が入るものの

基本的には113系が運用に就くのが当たり前な

路線でございました。

 

待っていれば必ず撮れる被写体として、割と

簡単に撮影する事が出来たのでございますが…

今では日中に撮影可能な113系は僅かばかり。

 

わざわざ狙わねば撮れない形式になってしまい

この日もそんな理由で時間を調整致しました。

 

 

2024-01-19 113系S9編成

決め位置で撮影致しましたのがこちらのコマで

ございます。

 

冬らしいドヨンと澱んだ空でございますので

枯れ山を背にした構図を組みましたが、やはり

露出が足らず精彩を欠く仕上がりに。

 

流すべきか止めるべきか、それが問題だ、など

ハムレットみたいな事を考えながら結局は

日和って止め絵に致しました。

 

ザラついてボヤけた仕上がりでございますが

そこは涙を飲んで諦めます…

 

 

昨年のダイヤ改正からは小浜線125系がここ

舞鶴線へ進出し、113系の運用を侵食する形で

その版図を広げてしまいました。

 

それに伴い福知山の注目車両でした115系まで

廃車となってしまいましたし、113系からも

廃車が発生する状況となりました。

 

いつの間にやらレッドデータブックに載る様な

危機的状況と化しました福知山113系S編成。

 

撮れる内に撮らねば、と機会を見つけては

こうして撮影する訳でございます。

 

 

2024-01-19 113系S9編成

ケツも撮影してお見送りでございます。

 

中間電動車に運転台をポン付けした改造車両と

申しましても、この顔、この側面は紛れもなく

113系でございます。

 

今や近畿地方において、唯一の国鉄近郊形と

なりました福知山の113系S編成。

 

その活躍する姿を見送りまして、ここでの

撮影を終え…ません。

 

と申しますのもこの先の駅で、113系は対向の

列車と交換する事となります。

 

単線でございますので行き違いをせねばならぬ

歯痒さが乗客にはありましょうが、我々から

すればついでに撮れる車両が増える有用な機会

とも取れます。

 

ですからしばし居残りまして。

 

 

2024-01-19 クモハ125-1+クモハ125-2

駅で交換したクモハ125形の2連が現れます。

 

敦賀と東舞鶴区間を行き来していた125系

今では福知山まで足を伸ばす長距離走者。

 

若狭湾を眺めながら走る小浜線と異なり、内陸

の山ばかり連なる舞鶴線をも走り始めて1年が

過ぎました。

 

この山々もすっかり見慣れた様で軽快に眼前を

過ぎ行く列車を仕留めようと試みました。

 

失敗しましたが…

 

シャッタータイミングがズレてしまい、お顔が

架線柱に掛かってしまいました。

 

 

2024-01-19 クモハ125-1+クモハ125-2

オマケ。

 

最後にケツも狙いまして、舞鶴界隈での撮影に

ピリオドを打ちました。

 

ワタクシ、あくまでこの時間はお昼休み。

 

昼食を摂る時間を削っての撮影でございます為

当然ながらワタクシは空きっ腹を抱えており

関西へ戻る道中にファストフード店へ寄り

運転しながらの栄養摂取でございました。

 

お行儀が悪い事この上ございませんね。

 

 

113系S編成が福知山に配置されましたのはまだ

ワタクシが学生時代の時分でございました。

 

当時は湘南色に白帯を足した塗装でそれなりに

違和感のある出立ちでしたが、休鉄してる間に

緑ちゃんとなり、それも今では風前の灯火に。

 

移ろう時代の流れではございますが、感傷的な

気分になる前に少しでも多くの場面を記録して

おきたい、そう感じる夜なのでございます。

 

因みに、113系投入以前は舞鶴線でもキハ58や

キハ47が地域色を纏って闊歩しておりました。

 

そのキハ47が今ではタラコに戻り、30年前と

変わらずに山陰を走っている状況というのも

ある意味凄い事でございますね…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!