この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
皆さまが初めて異性と口づけを交わしたのは
いつだったか覚えていらっしゃいますか?
勿論、ワタクシもしかと記憶しております。
が、何故か舌を絡めるディープなキスについて
いつ、どこで誰としたのが最初だったのかは
判然と致しません…
いつの間にかしてた、って感じですね。
唇の熱さと柔らかさを味わう軽いキスも良いの
ですが、唾液を貪る様な深いキスもまた味わい
甲斐がございましょう。
さて、今回の更新は521系の吹田出場回送を
狙いましたご報告でございます。
入場したハピラインふくい社線の521系HF04
編成をエスコートする回送列車でございます。
前面はどこへ布陣しましても真っ黒けになる
午後の光線でございますから、せめてサイドは
美しく魅せたいと思いこの構図に致しました。
ファーストショットは高架道路の下を潜って
現れる場面を、望遠を伸ばして捉えます。
ご覧の通り前回、あいの風とやま鉄道社線の
521系回送と同様に内線を普電が並走しまして
デュエットとなりました。
やはりこうなるかと諦めつつシャッターを切り
レンズを引いて構図を組み換えます。
が、なんと521系の回送列車がここへ来まして
失速し、普電が先に抜けてしまいました。
あらやだビッグチャンスの到来でございます。
所で、背景の雲が印影により、やたらと主張の
強い絵になっております。
列車直上のきめの細かい泡みたいな雲にすぐ
目が向いてしまいます、が。
その背後の巨大な雲が何だかキスを迫って来る
唇みたいな口が付いている様に見えて仕方が
ありません。
んーー、とか言いながら顔を寄せて来る
おばちゃんを幻視して以後、この背景がもう
キス顔にしか見えず困っております。
今回の〆。
内線を走り去る普電をフレームから排除しての
決め打ちと致しました。
7月の入場時にはJR車同様の北陸帯だった筈の
HF04編成でございますが、吹田での検査で
ついでにラッピングされたのでしょう。
出場に際してはハピライン装飾を纏う事となり
鮮やかなピンク袴を履く521系を拙ブログで
初撮影となりました。
この出場によりハピラインふくいに所属する
521系は、全てがハピラッピングとなりまして
なりました。
それ故に、この2編成が手を携えて走る姿は
出場回送ならでは、という事でございまして
編成をサイドから仕留めたかったのでした。
良き光線、良き被写体に恵まれた感謝に尽きる
撮影でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!