この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日、来春のダイヤ改正についてJR各社より
プレスリリースがありました。
軒並み減便や廃止といった文言が踊る寂しい
内容でございますが、中でもJR四国の発表では
特急むろとの廃止が案内されております。
今夏、何やらヤバそうだと感じて二日間に渡り
撮影致しましたのが、多分ワタクシにとっての
ラストカットとなるのでしょう。
様変わりする事が発表されている徳島地区。
むろとに留まらず変革期に突入する徳島の今を
記録したい思いに駆られる夜でございます。
さて、今回の更新は福知山の289系、FG406を
再び狙いましたご報告でございます。
前回は名神クロスから撮影致しましたが今回は
逆サイドとなる佃踏切から狙ってみました。
と申しましても左右でデザインが異なる訳では
ありませんから、上から撮るか下から撮るかの
違いだけなのかもしれませんが…
晴れると面トップ気味になります午後のショバ
にて、ど根性カニみたいな289系を捉えます。
やはり側面窓下には、カニを食え!的な文言が
スローガンみたいに掲げられております。
また、先頭側客用扉付近には雲だか白波だかを
あしらった白い楕円の模様も貼り付けられて
いるのが確認出来ます。
って蟹を食え、なのですから日本海の波模様が
正解なんでしょうね。
練習撮影として狙いました223系の普電。
サイドが弱い光線ですが、引きつければ少しは
陽がマシになるかな?と浅はかな考えを巡らし
広角で狙ってみました。
が、引っ張り過ぎて右上に標識看板が写り込む
失態となります。
撮り慣れた佃踏切でも、慣れない構図を組むと
この様なミスを犯す腕前。
まだまだワタクシは初心者でございますね。
長い編成はケツが巻いてしまいますが、北陸の
入口から来る特急も狙ってみました。
これまでは北陸特急の看板を背負っていた列車
ですが、今では大阪と敦賀をピストンするだけ
のサンダル履きみたいな列車でございます。
長く、課金要らずの特急みたいなものという
印象なのですよね…
今回の〆。
巻頭から引いた構図でもう一度狙いました。
側面のテキトーな装飾はさておき、やはり前面
下部の蟹はインパクト強い意匠でございます。
カニ&温泉の為に城崎へ向かう際、こんな列車
に乗り合わせたらテンションが上がりますね。
オマケ。
ケツ打ちは貫通扉のある先頭部を狙いました。
こちらは大人しいデザインですが、ニョキッと
判るのが秀逸でございましょう。
個人的な好みなのはフルラッピングなのですが
パンダやこの蟹みたいに、強烈な個性を出す
意匠もまた撮影していて楽しい被写体だなぁと
感じております。
デザインセンスは大河ドラマ放映時に走った
光秀ラッピングよりも高いと思います。
こんな列車がバンバン走ってくれる、という
今の時代も、恵まれているのでしょう。
ラッピングフィルムが開発された恩恵に感謝し
走り去る蟹を見送りました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!