この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も朝からアスファルトが色濃く染め上がる
雨天となりました関西。
懸念されている強い余震は今の所無く、このまま
終息してくれるのを祈るばかりでございます。
さて、本日の更新はGWから止まっておりました
四日市遠征の続きとなります。
四日市と申しましても今回からは少しばかり
標的としております。
まずは以前から来てみたかった藤原岳を背景にして
東藤原にあります太平洋セメント藤原工場から
出荷されるセメント貨物列車を狙います。
このポイント、午前の遅い時間が順光となりまして
丁度良いタイミングで通過する列車が1本だけ
ございます。
それがコチラ。
2018-02-12 3714列車 丹生川ー三里
姿を背景に、重連で牽引されるセメント便。
残念ながらこの日は雲が多く、手前は陽が
射すものの背景となります藤原岳の方には雲が
掛かり影になってしまいました。
このシーンを順光で捉えられますのはこの列車だけと
なりますので、残念ながら後日再履修せねばなりません。
2018-02-12 ED456+ED457 丹生川ー三里
地方私鉄線らしい、昼間時のヘッドライト点灯が
行われていないスタイルは新鮮に感じます。
この列車の牽引機であるED45は、現在全9両が
この9両、一見すると同じに見えるのですが
細かく見ていきますと、実は1両毎に明らかな差異が
ございます。
出自もバラバラでして、今回のペアである
ED456とED457は2両とも自社発注でありながら、
通風口や窓の大きさなどが異なります。
また、JRの電気機関車の様に乗務員扉が側面に
設けて有りません。
その為、機関士は前面デッキへ上がり貫通扉から
車内へ入る形を取ります。
2018-02-12 3714列車 丹生川ー三里(後打ち)
私有貨車タキ1900形を連ねるセメント便。
東藤原を発ちました列車は、JRとの間に渡り線が
設けられた富田を目指します。
サイロへセメントが格納されるそうでございます。
この撮影の後には、対向の返空便がやって参ります。
すぐ様移動致しまして、別ポイントにて狙う
事になりました。
2018-02-12 3713列車 三里ー丹生川
先ほど撮影した3714レとは途中駅で交換し、
やって来ました返空便。
牽引はED455とED452でございます。
釜番がデッキの手摺に隠れてしまわないか、
ヒヤヒヤしたのですが、辛うじて
セーフでございます。
2018-02-12 ED455+ED452 三里ー丹生川
JRのF級電機に比べて可愛らしい小さな車体を持つ
ED45形が、定期列車として重連で長いタキを
牽く姿が見られるのはとても幸せな事に感じます。
こんなシーンが地元からわずか3時間程で
見に来る事が出来るのですから、今後も積極的に
訪れたいと思うのでございます。
2018-02-12 3713列車 三里ー丹生川(後打ち)
以前にも記したのですが、太平洋セメント
藤原工場はGWの辺りから4、50日の間は毎年
定期メンテの為に操業を停止致します。
それに伴いセメント便も運休となりますので、
撮影に出向く際には注意しなければなりません。
今年も運休していたセメント便、ようやく先日から
運行が再開されたそうでございます。
いずれ機を見て再履修といきたいものでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!