この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
撮影に行って参りました際のご報告でございます。
阪神・阪急などの様に海沿いを走るのではなく
北方向、山間部へ向けて伸びております。
山を切り開いた先にニュータウンが建設され、現在も
多くの利用者を持つ新開地ー鈴蘭台間とその先、
有馬温泉方面や三田方面、そして粟生方面へ路線が
分岐して賑わいを見せております。
神戸市を訪れた事がある方ならばご存じかと
思いますが神戸の港湾部からすぐ後ろには、
六甲山系の山々がそびえております。
登る、極めて珍しい都市間山岳路線なのでございます。
2018-05-20 3000系3013f 鈴蘭台ー丸山(鵯越)
2次増備された比較的新しい神鉄線の3000系、
3013fが坂を駆け下りて神戸の繁華街を目指します。
ヘッドライトは消灯ですが、種別灯は点いて
いるのですね。
この3000系は山岳路線ゆえに軽量化の為、車体を
アルミ合金で作られ、4両編成の全車にモーターが
仕込まれた力強い車両でございます。
車体塗装もアルミの地を活かして赤いラインが複雑に
描かれたため、ウルトラマン電車という愛称も
付いております。
2018-05-20 3000系3017f 丸山(鵯越)ー鈴蘭台
3000系の最終編成、3017fが駆け上がって来る
シーンでございます。
背景の住宅屋根がレベルですから、いかに線路が
急峻な坂を登って来たかがお判りいただけるかと
思います。
普通列車は種別灯が点かない様でございます。
2018-05-20 3000系3017f 丸山(鵯越)ー鈴蘭台(後打ち)
尾灯が点いている為、後打ちだとお判りに
なるかと思います。
地方私鉄線らしいデザインの車体とカラーリング、
そして中々目にする機会の無い急峻な線路。
この辺りが神鉄の魅力でしょうか。
2018-05-20 3000系3015f 志染電留線
3000系も留置されておりました。
パンタを下げ、恐らく夕方の運用までは
ゆっくりとお昼寝をしているのでしょう。
この電留線は線路と並走する国道沿いの歩道から
撮影が出来ます。
足回りは低い塀に隠れるのですが、車体だけなら
じっくりと観察が出来ます。
2018-05-20 3000系3005f 三木ー三木上の丸(後打ち)
美嚢川を渡る初期製造車の3005f。
種別・尾灯が凸形なのが特徴となります。
初期編成は2本、廃車が出ておりまして、
今後も6000系車両が増備されれば順次廃車と
なって行く事と思われます。
この夏、3000系の記録も兼ねた神鉄線への
訪問も、楽しいのではないでしょうか。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!