写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第581列車 「 シュワッチ!?神戸電鉄3000系を狙う 2018春 粟生線紀行その1 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

さて、今回の更新はこの5月に神戸電鉄、通称神鉄

撮影に行って参りました際のご報告でございます。

 

神鉄線は神戸高速鉄道の新開地からJRや山陽電鉄

阪神・阪急などの様に海沿いを走るのではなく

北方向、山間部へ向けて伸びております。

 

山を切り開いた先にニュータウンが建設され、現在も

多くの利用者を持つ新開地ー鈴蘭台間とその先、

有馬温泉方面や三田方面、そして粟生方面へ路線が

分岐して賑わいを見せております。

 

 

神戸市を訪れた事がある方ならばご存じかと

思いますが神戸の港湾部からすぐ後ろには、

六甲山系の山々がそびえております。

 

神鉄線はそんな山々の急峻な坂をニュータウンへと

登る、極めて珍しい都市間山岳路線なのでございます。

 

 

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2018-05-20 3000系3013f  鈴蘭台ー丸山(鵯越

 

2次増備された比較的新しい神鉄線の3000系、

3013fが坂を駆け下りて神戸の繁華街を目指します。

 

ヘッドライトは消灯ですが、種別灯は点いて

いるのですね。

 

 

この3000系は山岳路線ゆえに軽量化の為、車体を

アルミ合金で作られ、4両編成の全車にモーターが

仕込まれた力強い車両でございます。

 

車体塗装もアルミの地を活かして赤いラインが複雑に

描かれたため、ウルトラマン電車という愛称も

付いております。

 

 

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2018-05-20 3000系3017f  丸山(鵯越)ー鈴蘭台

 

3000系の最終編成、3017fが駆け上がって来る

シーンでございます。

 

背景の住宅屋根がレベルですから、いかに線路が

急峻な坂を登って来たかがお判りいただけるかと

思います。

 

普通列車は種別灯が点かない様でございます。

 

 

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2018-05-20 3000系3017f  丸山(鵯越)ー鈴蘭台(後打ち)

 

尾灯が点いている為、後打ちだとお判りに

なるかと思います。

 

地方私鉄線らしいデザインの車体とカラーリング、

そして中々目にする機会の無い急峻な線路。

 

この辺りが神鉄の魅力でしょうか。

 

 

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2018-05-20 3000系3015f  志染電留線

 

日中、粟生線志染駅付近にある電留線には

3000系も留置されておりました。

 

パンタを下げ、恐らく夕方の運用までは

ゆっくりとお昼寝をしているのでしょう。

 

この電留線は線路と並走する国道沿いの歩道から

撮影が出来ます。

 

足回りは低い塀に隠れるのですが、車体だけなら

じっくりと観察が出来ます。

 

 

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2018-05-20 3000系3005f  三木ー三木上の丸(後打ち)

 

美嚢川を渡る初期製造車の3005f。

 

種別・尾灯が凸形なのが特徴となります。

 

 

初期編成は2本、廃車が出ておりまして、

今後も6000系車両が増備されれば順次廃車と

なって行く事と思われます。

 

この夏、3000系の記録も兼ねた神鉄線への

訪問も、楽しいのではないでしょうか。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!