この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
東急電鉄の全車両に、室内灯に内蔵された
監視カメラを稼働させてデータを4Gで飛ばして
リアルタイムに問題発生時の対処が可能となる
システムを導入する、という記事を拝見致しました。
世知辛い世の中だと申しますのは簡単ですが
何が起こるかわからないご時世でございます。
備えあれば憂いなし、という事で
この規格が関西にも波及すればいいな、と
思っております。
また、コンビニのカメラなどもですが
一般人が容易にアクセス出来れば、ちょっとした
傷害事件などの立件にも役立ちそうに思います。
折角ここまで監視カメラが普及しているのですから
カメラの映像も一般公開して欲しいな、と
思う次第でございます。
あ、そうするとコンビニでサボっているのが
会社の方へすぐにバレてしまいますね 。
やっぱ公開は反対です(キリッ)
さて、今回の更新は第1038列車記事におきまして
撮影しておりますモ161号車へ乗車し、車内の模様を
撮影致しました観察記録となっております。
つり掛け駆動のレトロなご老体が、車内はLED広告や
監視カメラといった今風な設えですとがっかりですが。
昭和40年代頃の姿に復元されているのは
外観だけでなく内装もだった様でございまして
運転席との仕切りには装飾の金具まで付いた
正真正銘のレトロな姿でございました。
疑ってごめんなさい。
乗車したのは最後尾の扉でございまして、もはや
その位置からほとんど身動きが取れない程の
混み具合でございました。
出来るだけほかの乗客のお顔を写さずに
車内の模様を撮影すべく挑戦が始まります。
仕切り板は運転席の背中部分だけでございます。
一般的な路面電車と同じでございますね。
現金収受がございますので、ワンマン運用では
当然の仕様でございます。
今回は車内でマイクを使用したボランティアの案内が
ある為、増設スピーカーの電源用にコードが天井の
付近に引かれております。
かつてはトロリーポールで走っていた、と
写真を掲げて説明をされるボランティアさん。
走行中はこの様に絶えずボランティアの方が
阪堺電軌の歴史やモ161の来歴などを語って下さり
つり掛けサウンドを堪能する派以外の乗客も
楽しめる試みとなっておりました。
終点に近づき、案内が終わりますと車内から
一斉に拍手が沸き起こり、温かな気分になります。
天井から伸びます、つり革のバーを支える金具も
曲線を使った装飾付きのデザインでございます。
こうした細やかな所にこそ、レトロな雰囲気が
宿るように思います。
車内広告はありませんが、9日に開催されます
ちょっと行ってみたいな、と思いました。
そう申しますと先日、コルゲートの侍記事で
撮影しておりました際に何本か、このイベントの
ヘッドマークを付けていたのを思い出します。
その記事も早めに更新しなければ旬を過ぎますね。
視線を下げて今度は床板を見てみます。
木目調…ではなく本物の板張りでございます。
子役をしていた頃にロケで訪れた田舎の建物が
板張りで、歩くとギィギィ音を立てていた事を
思い出します。
子役と申しましても劇団に所属する
ただのエキストラですが。
と、列車は終点の手前、新今宮へ到着。
ここで乗客の2割ほどが列車を降りていきました。
丁度目の前の座席が空きましたので、座らせて
いただき、今度は座位からの視点で撮影してみます。
車内は若者から高齢の方まで、ほとんどが
哲さんと思われる男性でございました。
女性の方も恐らく伴侶の付き添いで乗車されて
いらっしゃると思われますので、この様な撮影でも
余り気を遣わずに撮影ができる点が有難い事で
ございます。
こういった車内の撮影では他の乗客への配慮が
一番大切でございますが、イベント列車に関しては
その限りではない、と感じました。
いえ、周囲の皆様も私と同様にアレコレと撮影を
楽しんでいらしたものですから。
たまたま私が座りました席の窓が開いており
この様に景色を撮影する事も出来ました。
窓枠も木で出来ている事が判ります。
ございまして、着席していたのはほんの数分。
名残惜しい気も致しましたが、降車しなければ
次の便の乗客が車内へ来れませんので急いで
降りる事と致しました。
が、その前に。
他の鉄さんはこうしたアングルで
撮影されないであろうローアングルから、車内を。
小動物になった様な気分ですね。
オマケ。
恵美須町に停車するモ161号車をパチリ。
列車はすぐに浜寺駅前へ向けて出発して行きました。
実はモ161だけでなく、駅構内もかなりレトロな
雰囲気の恵美須町。
この時はうっかり記録を失念しておりましたが
またの機会がございましたらレポートしてみたいと
思う次第でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!