この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
温故知新、と申します言葉がございます。
古きを振り返り新しきを知る、といった意味合いと
なるのですが、私の場合は撮影メインの為
懐古趣味が優先されてしまいます…
さて、今回の更新は養老鉄道線へちょっとだけ
寄り道した際に撮影しております記録のご報告で
ございます。
600系が経年50年となり、耐用年数に近づいている
事から、新たに東急より7700系を導入し置き換えを
実施する事となりました。
我が国初のオールステンレス車としてデビュー後
電装品や足回り、車内などを改装した形式でして
車体そのものは製造当時のモノでございます。
拙ブログでは、初期ステンレス車の特徴である
コルゲート板を填めた車両を不定期で取り上げて
おりますので、これは是非撮影したい、と
養老鉄道に立ち寄ったのでございます。
養老鉄道オリジナル塗装となります緑歌舞伎を
まといます編成が早速現れてくれました。
この撮影後は第1124列車記事にございます5085レの
撮影が控えておりますので、養老鉄道をばっちり
写せる撮影地への布陣は諦め、手近な所を
現場合わせで探しましての撮影でございました。
勿論、運用など全く分からない状況だったのですが
運よくお目当ての編成がやって来まして、こうして
記事を起こす事が出来ました。
高架の下を潜って現れましたTQ12編成。
現在、養老鉄道では7700系が3編成稼働している
そうでして 、1編成はプレーンな赤帯仕様、
もう1編成は赤歌舞伎となりTQ12編成が
オリジナルの緑歌舞伎塗装をまとっております。
引いた構図でもう一度。
前面下部に排障器が設置されたりといった姿では
ございますが、ステンレス車両の黎明期を颯爽と
駆け抜けた車両でございます。
噂では、養老鉄道でも末永く活躍してもらうという
予定だそうでして、元祖ステンレス車は伊達じゃない
といった所でしょうね。
オマケ。
バックショットで見送ります。
幕がLEDになっており、速いSSですとこの様に
切れてしまいます。
古い車両でも最後まで使い倒す、その姿勢のお陰で
我が国の鉄道史を語る上で間違いなく外せない
車両の姿を、記録する事が出来まして有り難く
感じる次第でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!