この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
春眠、暁を覚えずと申します慣用句がございますが
多くの皆様の場合、暁を覚えないのはむしろ
冬の方ではないでしょうか。
寒さの余りオフトゥンから出たくない…という。
私の場合は怠け者な性分から、年中オフトゥンと
親密な関係を築いておりまして。
今朝も朝練をサボってまどろんでおりました…
さて、今回の更新はここ数日に渡り
撮影しておりますご報告となります。
EF81 113は現在、JR西日本で稼働する唯一の
パイチでございます。
定尺チキを4両率いてムコソから出発していく姿を
狙ってみました。
以前は3両が敦賀に常駐しておりましたが、44号機が
廃車となり、114号機も松任で休車中という事で
北陸方面の工臨などもその仕事の多くは宮原の
DD51に取って代わられまして活躍の機会が無い
状況でございます。
所が今回、北陸方面の工臨が設定されまして
牽引する釜が敦賀からムコソへやって来るという事で
パイチの工臨が降臨!と沸き立ちます。
引いた構図でもう一度。
晴れカットを期待して布陣したのですが何故か
曇って来まして小雨まで振り出しました…
この後すぐに晴れましたので、きっとワタクシの
日頃の何かが良くなかったのだと思います。
何が悪いのか、ですか?
お顔の造り以外には思いつきませんね…
敦賀から単機でムコソへやって来ましたパイチ。
走っていた頃からは想像もつかないフィーバーで
単機での来訪という、あまり絵にならない列車でも
皆さんこぞって撮影に出向かれた様でございます。
引いた構図でもう一度狙いましたがビームの影が
釜に掛かってしまいました。
かくいうワタクシも、流行に乗って単機を撮影。
かつてのイゴマルみたいな扱いには違和感を
覚えますが、今のキッズ鉄からしますと
パイチ自体がゴハチの様な存在なのかもしれません。
で、日付は変わって昨夜の事でございます。
お仕事を終えてムコソへ戻ります返空。
復路は向日町への帰着が夜になりますので
駅撮りとなってしまいました。
勿論、周囲の鉄さん達とは接触せず適切な距離を
保つ為にフェンスが構図に入る妥協を選択。
こちらはファーストショット。
ブレが抑えられずにアカン仕上がりとなりまして
次点落ちでございます。
名機と名高いEF65形の設計を流用し、JR化後も
製造の続きました電気機関車EF81。
私が撮り鉄に復帰した時には、もうパイチの牽く
定期列車は関西で撮影出来ない状況でして
貴重な機会となっております。
余命宣告の出ている存在として、今後も貴重な
撮影機会ですから朝練をサボらずに撮影へと
出向いていきたい所でございます…
オマケ。
ここでは数分の停車が設定されておりまして
後ろ姿もちょびっとだけ撮影する事が出来ました。
構内放送では列車へ近づくな、ホームを走るなと
いった内容の注意が為されておりましたが、見る限り
過剰な放送の様に感じました。
それだけホームでの撮影に対しても
JR側は神経質になっているのでございましょう。
駅での撮影も、これからは
厳しくなっていくのかも知れないな、と思わせる
一幕でございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!