この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ゴールデンウィークならぬステイ週間が始まりました。
ステイホームだとか巣ごもりだとか、自宅からは
特段の理由が無い限り外出するな、という風潮で
ございます。
それは本当に正しいのでしょうか?
何が良くて何がいけない行動となるのか、今一度
情報を精査し、流言飛語に惑わされる事の無い
正しい理解をもって連休を楽しみたいと思います。
さて、今回の更新は吹田から福知山へ向けて昨夜
回送されました2両のクモヤ145形を撮影して
参りましたご報告となります。
丁度私のお仕事が終わる頃合いに吹田を出発します
この列車、撮影が賑わう尼崎や塚口へは
間に合いません。
明るくて撮影しやすいのですけれど。
ですのでいつもの事ながら、ヒトケのない山間いの
駅へと向かいまして撮影して参りました。
夜闇に包まれます駅へ停車する2両のクモヤ145形。
手前はクモヤ145-1003、後ろがクモヤ145-1001と
以前に撮影した事のあるコンビでございました。
この区間は単線ですので、駅で対向の列車と
離合致します。
223系の普電は乗降客もおらず
篠山口へ向けてそそくさと駅を後に致します。
表題から引いた構図でもう一度狙ってみます。
青紺色の車体に前面警戒のイエローが映えます
塗装パターンは如何にも事業用車両といった
風情でございます。
同じ様な構図で何枚も撮影するのも
芸がございませんので、ここらで編成写真は
切り上げまして。
連結面を撮影してみました。
誤乗防止の為に2両共、連結面のライトが
点灯しており眩しい仕上がりとなりました。
個人的にはジャンパ栓の繋がった連結器周りが
好みでございます。
そちらをアップで撮影してみても
良かったかもしれません。
バックショットでございます。
こちらはクモヤ145-1001側となりまして
後ろの車両が停止する位置には
ホームの灯りが届きにくい為、露光時間が
長めとなります。
反対側のホームへ渡る跨線橋には窓があり
ガラス窓が開いていた為手持ち撮影で上からの
構図を一枚。
連結面のライトが照り返し、線路に
V字の反射を描いておりました。
クモヤの停車ホーム側へ渡り、乗務員扉をスナップ。
反対側のホームには大阪へ向かいます特急が
停車しておりました。
ガラガラですけどね。
停車中のホームから手持ち撮影で
窓越しの車内を拝見させていただきました。
格子の付いた窓の内側にはむき出しの機器が
鎮座しております。
以前の撮影時に一般の乗客が格子窓を見て
護送車輌や!と仰られたのが未だに忘れられません。
クモヤで護送されるのであれば、是非とも
私だってお縄についてみたいものだなぁと、不謹慎な
想像をしてしまいます。
私の様な小物の場合は精々、軽犯罪くらいしか
犯せなさそうでございますが。
いえ、犯罪は軽重に関係なく犯してはいけません。
それこそ、ダメ、絶対でございます。
東京方の運転台をパチリ。
メーター類のアナログ感が時代を感じさせます。
最近の車両はほぼデジタルでしょうから…
こうした古臭い光景に魅力を感じるのは
私がオッサンだからなのでしょうかね?
最後に乗務員扉越しに車内を。
ガラスに反射して
撮影者の小汚い手指が写っておりますね…
奥の壁に掛かった電話機?には、家庭用電話機と
同様のグルグル巻いたコードが見えます。
スマホなどの携帯電話全盛の現在、中々この
グルグルコードにお目に掛かる機会が無いので
ちょっと懐かしくなりました。
あ、うちの家庭用電話機にはこのコードが無く
と申しますか、コードレスなのでございます。
長々と綴って参りました夜のクモヤ145形撮影で
ございますが、いよいよ次で最後の一枚となります。
粗方クモヤを撮影し堪能した為、胸いっぱいと
なりまして最後に一枚遠景のカットを
撮影してみようと考えまして。
ホームに佇む人が全く居ない夜の駅、構内に
響くのは国鉄車両特有のモーター音。
そんな光景を切り取ってみたかったラストカット。
この撮影後、列車は滑らかに駅を発ち
福知山へ向けてライトを照らして行きました。
やはり夜の駅は癖になります…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!