この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
当たり前にあるものが突然無くなりますと、それは
大変不便に感じるものでございます。
代わりになるものが便利であれば良いのですが
代替品はいつだって所詮は代替品でございますから
いざという時の備え、というものは心構えも含めて
必要なのかも知れませんね。
さて、今回の更新は先日撮影しておりました
福知山の113系の吹田出場に関します
撮影報告でございます。
この列車は福知山線を経由して入出場が
行われますが、その際には事業用車両が前後に
連結されます、通称クモヤサンド、という状態と
なるのでございます。
今回の出場回送もクモヤが前後に付きます形で
実施されておりました。
前後にクモヤを連結した113系S2編成が
霧の立ち込めます夜の駅へと到着致しました。
望遠構図で編成中に上がる3丁もの菱形パンタを
ばっちり捉えております。
駅へ向かう道中は特に霧が深い訳でも
無かったのですが、列車の到着に合わせる様に
霧が駅を包み込みまして、
一瞬で幻想的な雰囲気になりました。
お陰で後方のクモヤも何となく明るく捉えられ
山あいの駅という空気感が増している様に思えます。
スナップ撮影も楽しんでおりました。
こちらは後尾のクモヤを、乗務員扉を中心に
撮影してみた構図でございます。
三脚に固定して長時間露光で撮影しているので
スナップ撮影というのも可笑しな物言いですね。
こちらは乗務員扉の窓から、煌々と明りの灯る
車内を狙ってみました。
窓越しなのでこんなものかな、と適当な
撮影になってしまいましたね。
後ろからも編成を狙ってみます。
今回の編成は先頭がクモヤ145-1007、間に
113系S2編成を挟み後尾がクモヤ145-1006という
陣容となっておりました。
大抵このスジにはクモヤ145-1001と1003の
コンビが充当されますので、ちょっと珍しい
顔ぶれに撮影しながら気分が高揚しておりました。
今回の〆。
表題と同じ構図でございます。
先頭のクモヤ145-1007は貫通扉の上に
設けられた運用番号表示が臨5963と
なっておりました。
何を労っているのか今一つ判りかねますが
ちょっと面白い小ネタ、という事で
撮影する側も意識してファインダーを
覗いておりました。
ちなみに後尾の1006では運用番号表示が
6001、となっており思わず戦前かい!と
ツッコミを入れたくなりました。
ほら、戦前の横文字って左から読むじゃないですか。
6001を逆読みすると車番になるので、きっと
そういう意図なのだと思いまして。
このクモヤ2両、予定ではもう吹田へ
戻っている筈だったのですが、どうやら今も
福知山に居残っている様でございます。
一部では故障か、とも言われておりまして
真相や車両の様子も気に掛かります。
無事に吹田へ戻れれば良いのですが。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!