写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1391列車 「 緑を駆ける201系を狙う 2020・秋 関西本線紀行その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

我が国で鉄道が最も発展しておりますのは、皆さまも

ご存知の通り首都圏を中心とした関東圏でございます。

 

かつては国電、という愛称で親しまれました、

山手線を中心とする国鉄電車線とその補完的な意義を

持つ私鉄各線には、4扉を持つ通勤電車と呼ばれる

車輌が運行されておりました。

 

中には6扉を持つ車両、なんていうのも一時期存在し 

もう座席なんていらないんじゃね?と

思わされたものでございます。

 

そんな首都圏で活躍していた通勤型の車両達も

今ではJR化後に製造された車両へと置き換わり

何処を見てもステンレスの銀箱みたいな電車が走る 

些か味気の無い光景へと変わりました。

 

銀箱車両もアレはアレで撮影の工夫一つで、お!と

目を引く写真になります、化ける被写体なのですが

オッサンとしましてはやはり国鉄時代に活躍した

全鋼製の車両の方へ魅力を感じる次第でございます。

 

 

さて、今回の更新はそんな全鋼車体に4扉を持ちます

国鉄最後の通勤型車両、201系を狙っておりました

ご報告となります。

 

関西本線を走る201系も余命宣告が為された存在で

こうして気軽に撮影が出来るのも

実はそう長くは無い事なのでございます。

 

この日は丁度良い機会という事で、関西本線でも

中々見られない山間部?を走る201系という主題で

撮影に取り組んでみたのでございます。

 

 

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2020-09-22 201系ND606編成

首都圏ではついに見られませんでした、鶯色に

身を包む201系を捉えました。

 

 

関西では元々、東海道緩行線用に投入されまして

高槻と西明石の間を往復する運用に就いてまして。

 

JR東西線の開業で地下線を走る事が出来ない

前面非貫通な形状なのと、分割併合の利かない

車輌でしたので205系と共に大阪環状線

関西本線へその身を移したのでございます。

 

 

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2020-09-22 201系ND613編成

こちらは表題とは逆方向へ向かう列車でございます。 

 

屋根上のベンチレータが撤去され、側面の戸袋窓も

埋められて随分とスッキリした印象になりましたが

国鉄形通勤電車の存在感は尚、健在でございます。

 

 

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2020-09-22 201系ND621編成

森ノ宮所属のLB12編成であった環状線からの

転属組でございます編成です。

 

関西本線を走ります201系は全て、奈良支所に

所属しまして、おおさか東線関西本線の運用に

充当されております。

 

中にはこの編成の様に大阪環状線から退役し

関西本線へと移った車両も居るのでございます。

 

 

レンズを広角にして目一杯引き付けてみました。 

 

緑に囲まれた路線を走る姿は、通勤電車には

異質な様にも思えますが、だからこそ

記録する価値がある様に思うのでございます。

 

 

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2020-09-22 201系ND615編成

同じ様な被写体が続いておりますが、こちらは

このごろ流行りのお尻が小さな…ではなく台車や

スカートがグレーになった編成でございます。

 

何でも、どのくらいの期間で灰色がまっ黒に

汚れるのかをチェックする為のグレー化なのだとか。

 

個人的には黒色の方が締まって見えるのと

国鉄車っぽいので、このグレー化は正直申しますと

いやよ、いやよ、いやよ灰色いやーん…なのですが。

 

でもきっとJR側からすると

「変わるわよ。」なんでしょうけどね。

 

 

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2020-09-22 201系ND621編成

オマケ。

 

キューティーな201系のお姿をご覧いただきますのも

コチラで最後となります。

 

上から3枚目の編成が折り返して参りましたシーンで

今回の更新を〆たいと思います。

 

コチラの構図は車両側面にケーブルが掛かりますので

まさにオマケ感覚での撮影でございました。

 

その内機会を見つけて、201系を都市部でも

撮影してみたい所でござます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!