この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
洗濯機が壊れてしまいました。
鉄道車両とは異なり、僅か20年程の
寿命でございましたが我が家の衣服を
懸命に洗ってくれました洗濯機。
新たな機材を調達したい所なのですが
先立つものが手元に無く、暫くは
隣棟のカミさん両親にお世話となる
そんな状況でございます。
昨晩、カミさんが悲壮な顔で書斎に
やって来まして、今度はTVが壊れたと
言い出しました。
TVは買い替えて間もない為、壊れる等
俄に信じ難く確認しに居間へと向かい
状況を見る事に致します。
案の定、TVは通電していません。
見ると、コンセントが外れてまして
刺し直すと何事も無く映りました。
カミさんはアレ〜?と訝しみながら
自身の不明を詫びておりますが、一つ
壊れますと他の機材にも不信感が湧き
思い込みが強くなる様ですね。
諦めず冷静に、状況確認をする事で
機会を活かせるのかも知れません。
さて、今回の更新は予告通り近鉄の
スナックカーの撮影報告となります。
2両の22000系と4両のビスタEXが
連結されます京都行きの特急を練習に
撮影して、夜の部が幕を開けました。
6両だと編成全部が明るい中に収まらず
ブチ切れて見えますね…(汗)。
駅まで移動致しましてスナックカーが
通過するシーンを仕留めようという
魂胆でございます。
小さな駅だと4両が全て灯火に当たる
撮影が出来無い為、編成が灯りの中に
収まる場所をエアロケハンしまして。
それでも4両が限界っぽいのですが
果たして上手くいくでしょうか…?
虎穴にに入らずんば虎子を得ず、とも
申しますから、先ずは車を駐車場へ
入庫させて入場券を購入、ホームへと
お邪魔致しました。
そんな訳で適当に練習電を撮影しつつ
待っておりますと、本番が来る時刻と
なりました。
対向ホームに列車通過のアナウンスが
流れます。
と、そのすぐ後にこちら側のホームも
列車接近を報せるアナウンスが!
え、嘘やろ!?
まさか被るんちゃうの…
被りました…
出来るだけ後ろへ下がり、少しでも
被りを回避しようと試みましたが残念
編成は抜けずじまいとなりました。
しかも面は灯火から外れて真っ暗。
グギギ…と、はだしのゲンみたいに
歯噛みして悔しがりました。
NS39編成、と申せます程の存在。
特徴となりますデカパンを振り上げて
悠然と走り去る姿を見送ります…
このままでは終われません。
京都駅にて客扱いを終え、回送される
列車をラストチャンスとして反対側の
ホームへ移動して狙う事に。
ビスタEX4連の特急を練習電として
まずは仕留め、本番に備えます。
この色合いもすっかり見慣れましたが
未だ気持ちがザワつくカラーだな、と
勝手な感想を抱きます。
正直、ワタクシの美的感覚からは到底
あり得ない色合いと塗り分けでして
見れば見るほどダサいと感じます。
元に戻して欲しいなぁ…
と、余計な事を考えておりましたら
本番の時刻でございます。
ですがこちら側のホームには普電が
停車しております。
早く出て〜!スナック来ちゃう〜、と
焦りながら普電の発車を待ちます。
対向ホームには既に通過アナウンスが
流れており、スナックが近づく気配も
漂う中、車掌がドアを閉める動作を
注視して発車を見送ります。
緩慢な速度でホームを離れ出す普電は
意識から外しまして、迫り来る回送の
スナックカーに集中致します。
右手人差し指をシャッターボタンに
掛け、左手はズームリングに添えて
撮影のチャンスをじっと、狙います。
普電がファインダーの奥へ小さくなり
同時に回送スナックカーのライトが
視界いっぱいに広がりました。
早まる鼓動を、深く息を吐いて
落ち着かせながら。
タイミングを合わせて…!!
間一髪の撮影チャンスで編成が抜けて
仕留める事が叶いました!
普電があと1秒、発車を遅らせれば
残念な事になる所でございます。
近鉄の女神さまがワタクシへ微笑み
辛くも撮影する事が出来ました。
怪我の巧妙的に、京都線らしく
市営10系とのデュエットともなります
記念撮影でございました。
営業列車では白幕でしたが、こちらは
ご覧の通り回送幕を掲出しますNS39。
オマケ。
レンズを引いた2コマ目はおブレさまに
なってしまいましたので、オマケで
掲載しておきます。
ここでの撮影では、若い撮り鉄さんと
二人で歓談しながらの待ち時間でして
後日、SNSへの投稿からこの時の
お礼も伝える事が出来ました。
恐らくこれが最後となりましょう。
そんな機会に、最後の最後で撮影が
叶い安堵する事が出来ました。
いやいや、ほんま今回はダメかと半ば
諦めかけましたが、上手く撮影出来て
感謝でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!