この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
機関車牽引の列車が大好きなワタクシ。
元々、ブルトレブーム後期に鉄道を愛好し始め
ジョイトレ隆盛期に撮り鉄となりましたので
鉄道=機関車が染み付いております。
一時卒業して再びカメラを携えて沿線に立った
折には、定期列車を牽く機関車は貨物だけと
なり、愕然とした気分になりましたっけ。
少ない機関車牽引の列車。
だからこそ、今、撮れる機関車を被写体にと
撮影をし始めたのでございます。
さて、今回の更新はシーズンオフが背中から
両手を垂らしてワタクシを抱きしめる朝に
ロンチキを狙いましたご報告でございます。
向日町まで牽引するDD51 1109の雄姿を、早朝
厳しい露出の中で無理矢理に仕留めました。
夜明けとなる時刻も6時前になります今の時期
お天気が曇り故に、露出も一段と低く撮影には
難儀する朝となりました。
お布団で寝ていたい、どうせ戸外は暗い筈、と
様々な甘言がワタクシを惑わせますが、それを
振り切って聖地・調子踏切へ。
EF210-138がコンテナを満載した定期貨物が
5時半前の調子踏切を駆け抜けていきます。
何らかの事情があったのか、8862レのスジで
遅延した列車でございました。
本来ならば5時過ぎの通過ですが遅延の所為で
5時半前、約20分遅れて走り去ります。
空は明るくなり始めたものの天王山のおかげで
列車は未だ暗闇に包まれます聖地・調子踏切。
踏切を照らす灯りを釜の面に当てて、辛うじて
一コマ切るだけに留まる闇討ちでございます。
懸念していた露出は随分とマシになりました中
こちらも10分ほど遅延して登場する事となる
ロンチキを、ハイビームの眩しい望遠で一コマ
ご挨拶がてらに撮影致しました。
デジタルの恩恵を最大限に活用致しまして暗く
露出の乏しい曇天の朝、戦いを挑みます。
長い間、愛機として活用する我が貧機材の実力
並びに貧弱な腕前を総動員致しまして、ISOは
アゲアゲSSはザゲサゲな設定ですが果敢にも
撮影チャレンジでございます。
構図は左右の余白に余裕を持たせ、近づいて
来る列車に合わせてレンズを引きながら…
今回の〆。
仕留める事が出来ました。
遅延のおかげでまだマシな露出具合となった事
も、勝利の一助と申せましょう。
しかしながら逆に、朝練はマジで時期が終わり
だという事を突きつけられた気も致します。
暗い朝が始まるこれからの季節。
感じる朝でございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!