写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2973列車 「 日常のKTR700形を狙う 2025・2月 雪の京丹後撮影記その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

スーパーのお惣菜売り場は閉店50分前くらいに

なりますと、途端に無慈悲な戦場へ様変わりを

致します。

 

そう、それまでとは大幅に価格が異なる魔法の

アイテム半額シールが、売れ残る商品に貼られ

激安品へクラスチェンジするのでございます。

 

我々、数多の戦場を生き延びた半額ハンターは

シールが貼られる直前から、朝ラッシュ時に

良さげな女性を物色する痴漢みたいな眼差しで

店員や商品を見つめその時を静かに待ちます。

 

シールが貼られ始めますと、お目当ての商品を

入手すべく今宵も激闘が始まります。

 

ご近所のスーパーは知り合いが多く恥ずかしい

などと尻込みするカミさんは、半額ハンターと

しては3流でございましょう。

 

知り合いだとて戦場では無慈悲な敵。

 

ワタクシを待つお惣菜たちを迎える為に人目を

憚らず、戦場へ踊り出すのでございます、が。

 

撮り鉄のショバでも嫌われる割り込みを咬ます

ジジイさんが現れたりも致します。

 

割り込みはマナー違反。

 

口で申し上げたとしても、違反ハンターは意に

介さないでしょうから優しく鳩尾へ肘鉄を挿し

お腹に語りかけるのでございます。

 

ショバでも同じですよね?

 

ふと見ると、割り込みジジイさんは二軒隣の

ジジイさんでございました。

 

あら、ご近所さん…

 

 

所で、半額シールって凄く謎でございます。

 

定価でも薄利なスーパーの商材ですが、それに

わざわざシール代まで掛けた上で半額に値引き

なんて、お店の利潤は確保出来るのか…?

 

半額シールも一枚当たりの単価は安いでしょう

が、一店舗で年間数千円は費用の方も嵩む様に

思います。

 

それで半額にして売り切る、という事に対して

利益が得られるのかが疑問なのでございます。

 

半額ハンターと致しましては、今後とも夜の

お楽しみを継続してほしい所なのですが、店の

存続?なんかも気になります。

 

単品としては赤字なのか、はたまた半額でも

利益がでるのか。

 

経営者に一度聞いてみたい所でございます。

 

あ、前説だけで1記事分の文字数だわ…

 

 

さて、今回の更新は丹鉄でKTR700形を狙った

日常のワンシーンをご報告致します。

 

前回、キロ28風のラッピングが施された701を

撮影致しましたが、その後少し待ちますと対向

からも列車がやって来ます。

 

どうせならその列車も撮影してみよう、と思い

立ち位置と構図を探りながら布陣してみます。

 

 

2025-02-13 KTR700形706号

西舞鶴へ向け、カーブの踏切に差し掛かります

コミュータ車の706を仕留めました。

 

ローカル3セク鉄道にしては自己主張が強めで

丸いお目目が愛らしい丹鉄一般車両たちですが

この色合いの車両はミトーカの手により車内が

改造されております。

 

 

2025-02-13 KTR700形706号

レンズを引いて普遍的な構図へ切り替えます。

 

勾配標が車体に掛かるのが難点ですが、時間的

にも猶予が無い中では、適切なショバはこれが

限界でございました。

 

暗い曇天ですが、積もった雪がレフ板の代わり

となって光を反射し、意外にも車体は明るく

照り返しております。

 

 

2025-02-13 KTR700形706号

今回の〆。

 

勾配標を、何とか躱せないかと苦心したコマで

ございますが最後まで引っかかっております。

 

白い雪と勾配標が同色で然程は目立たない点

だけが救い、と思っておきましょう。

 

丹鉄一般車両の中でも最初期に導入されました

MF100/200形は車体長が短く、小振りな印象

でしたがKTR700/800形は長めとなりまして

一般車両なのに豪華な見た目でございます。

 

2ドアクロスシート車ですし豊岡から西舞鶴

乗り通すと、かなりゆったりと旅が堪能出来た

事を思い出しました。

 

 

2025-02-13 KTR700形706号

今回のケツ。

 

走り去る列車へと追い縋って、一コマ撮影を。

 

今度はキロポストが車体に添えられましたが

情景と割り切れば、まぁいいか。

 

ケツ打ちは全く考慮せずに布陣しましたので

その出来もこんな具合に適当となりました。

 

このコマを仕留め、丹鉄沿線でのミッションは

終了と致しまして雪積もる一般道を舞鶴方面へ

移動致します。

 

 

シャリシャリーッと音を立てながら雪を踏んで

走る道中は、中々に緊張致します。

 

後ろの車から車間を詰められながらもワタクシ

自身は前の車とは余裕ある車間距離を保って

安全に移動致しました。

 

あと、後ろの車には溶けた雪を跳ね飛ばして

車体を彩って差し上げるサービスも♪

 

敢えて端の方に寄ると抜群の効果が出ます。

 

雪道で前方の車との距離を詰めると、後ほど

ドロドロに汚れたマイカーを見る羽目になる

のでございます。

 

 

2025-02-13 KTR8000形 特急まいづる

オマケ。

 

西舞鶴にほど近い市街では、雪なんざ殆ど無い

茶色の世界となる中でKTR8000形をケツ打ち

撮影致しました。

 

こちらもミトーカ仕様になり、原色は既に

過去帳入りして久しいですね。

 

拙ブログ初期の時代に、原色ラストランを狙う

記事を綴った事を思い出します。

 

宮津ご当地おやつ、カレー焼きはまだ売って

いるのでしょうか。

 

 

という事で、次回から雪少な目な舞鶴を舞台に

もう少し撮影を続けて参ります。

 

明日以降も引き続きお付き合いをいただければ

嬉しく思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!