この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
いよいよ、あと10日で2017年も終わるのですね。
毎日更新をしておりまして、記事ナンバーが段々と365へ近づくにつれ、
あと何日、あと何回、とカウントダウンする様になりました。
とはいえ私はお仕事柄、今が最も忙しくさせていただいておりまして
年越しの準備など今の所なーんにも手を付けておりません。
今週末は鉄活の予定がありますし…
困ったものでございます。
さて、今回の更新は本日実施されました、京都鉄道博物館にて
12月の21日~26日まで特別展示されます事業用車両、クモル145形の
配給回送を狙いましたのでご報告させていただきます。
2017-12-21 配9952列車 向日町(操)ー京都貨物
国鉄時代に製造された、特異な車体形状を持つ車両クモル145形は
付随するクル144形と2両で1編成を組んでおります。
クモル145形は国鉄時代に101系電車の台車、
モーターを流用して製造された改造車両で
ございますが、車体はその折に新調されていまして
103系と変わらない面立ちをしております。
私はずっと、103系の改造車だと思っておりました。
製造時には16編成もいたクモル145形は、今から10年ほど前までは
車両工場と車両基地とを、車両のパーツを運搬するという役目を担って
走り続けておりました。
所が、近年はトラック輸送に切り替わりクモル145形の出番は激減。
役目の無くなったクモル達は相次いで廃車となっていきました。
そして、向日町操車場で入れ替え動車として余生を過ごすのが
最後に残った表題写真の編成でございます。
東京方が制御車のクル144形、下関方がクモル145形でして、
この2両は2014年に全検を通っておりますので、今しばらくは
安泰、と思われますがもちろん、予断は禁物です。
クモル145形はそんな訳で、
滅多に本線を走行する姿が拝めません。
機会があれば撮影したい、と思っておりました私も
今まで一度も撮影する機会がございませんでした。
それが今回、京鉄博で展示されるという事で、実は血眼になって
回送スジを調べておりました。
2017-12-20 113系C8編成他8両 京都貨物ー向日町(操)
そんな私に、鉄仲間さんから連絡をいただき、
20日の深夜に回送されるらしい、と聞き及びました。
インターネットでも同様のスジが流れておりましたので、
これは撮影せねば―!!と、仕事を終えて向かいましたが、
入場券の期限である2時間を
寒風に吹かれただけで成果は得られませんでした。
この時は15人ほどのツワモノ達が、ただ寒い思いをしておりました…
ご一緒だった皆様、お疲れ様でした。
日が明けて本日、展示は15時過ぎから、
という事でしたので、回送は午前中だろうと思っていたのです。
所が、私も撮影可能な時間に運転される事を
ありがたい事に連絡いただきまして、仕事を調整、
何とか直前に現地へと到着できました。
2017-12-21 221系K15編成他8両 向日町(操)ー京都貨物
到着した時には晴れていたのですが、暫くすると
雲に陽が遮られます。
構図と露出確認の為に回送列車を練習電としてキャッチ。
少しオーバー気味に感じましたので、この後、修正して
本番に備えておりました。
が、にわかに太陽が顔を出しまして、再び露出を調整でございます…
クモルなのに晴れましたわ(爆)
2017-12-21 DE10 1156+クル144 15+クモル145 1015 向日町(操)ー京都貨物
表題の写真はこの撮影の後、レンズを
引いての構図でございました。
こちらが本命ショットでございます。
ただ、出来上がりは表題の方が好みでございました。
荷台部分に車輪などのパーツを載せたクモル145形を、
嵯峨野観光鉄道に合わせた塗装のDE10 1156号機が
煤煙を上げながらエスコートし、登坂していきます。
背景の建物で露出を測っておりましたが、
少しオーバー気味でございました。
2017-12-21 クル144 15 運転席付近 向日町(操)ー京都貨物
トラックで言う所の、ダブルキャブというのでしょうか。
運転席の後ろには人員輸送用のスペースがあり、
その後ろからが荷台となっておりました。
入れ替え動車として、双頭連結器を有して
おりますのでDE10とも難なく連結しておりました。
2017-12-21 配9952列車 向日町(操)ー京都貨物(後打ち)
おまけの後打ちでございます。
でも足回りは103系よりも少し
お兄さんなのでございます。
普段は運ぶ係ですが、この時ばかりは
運ばれる側となりました。
極めて珍しいクモル145形の本線走行でしたので、
沿線やエキセンには本当に沢山の鉄さんたちが
集結しておりました。
ですのできっと、照れ臭かったのでしょう。
後部標識の反射板が、ほっぺを赤く染めた様で
チャーミングですよね?
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!