この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
私が生まれ育ちました高槻市では、毎年8月の
第1日曜が夏祭りの日となっております。
子供の時分は夜店が出る会場で、普段は無口で
クールな私もテンションが上がり大はしゃぎを
しておりました記憶がございます。
お祭りが終わり、ふと我に返って手中に残る
夜店で買ったロクでも無い商品に毎年
頭を悩ませたのも良い思い出でございます。
ヒヨコとか。
さて、今回の更新は春の山崎凸まつりとなりました
重連ロンチキを撮影致しましたご報告でございます。
拙ブログのヘビィリーダーでいらっしゃる皆様なら
既にお気付きの事かと存じますが、昨日から
拙ブログ記事の人気ベスト5に昨年5月の記事が
ランクインを果たしておりました。
偶にやってきますお祭りの様な、気合いの入る
ネタとなるのでございます。
薄曇りの早朝、DD51 1183を先頭に次位には
DD51 1191が付き従ってケツエプロンのロンチキを
牽いておりました。
今回の重連ロンチキ、実は以前までの同じネタとは
些か異なる点がございました。
それが世間の釜撮り魂に火をつけたのでは無いかと
拝察する次第なのですが、はてさて。
事の発端は9日の夜に遡ります。
2両のDD51がロンチキ牽引の任を帯び、ムコソへ
向かいます送り込みの重単。
今回は途中で通過列車を待避するスジとなりまして
長時間露光での撮影に挑戦すべく参戦致しました。
現場でご一緒致しました鉄仲間さん達と、釜は何番が
来るのか、と語らって待っておりますと。
この連休中に全検出場し、それまでの燻んだ色味から
他の釜と同じ鮮やかな朱色へ塗り替えられました
婆さんこと、DD51 1183が先頭でやってきました。
後藤総合車両所を出場した証左として、装着する
スノープロウには白線が挿されております。
ピカピカの車体は駅の灯りに反射して輝き、真新しい
車体を惜しげも無く晒しておりました。
こちらはDD51 1191が前になります往路の列車。
今までは一両だけ色合いが異なります婆さんが
充当されますと、ハズレ感が漂いガッカリした
ものですが、後ろに付くDD51 1183も同じ色味で
統一感も抜群、失意を抱く必要も無くなりました。
引いた構図でもう一度。
貴重な凸重連の列車という事で、復路を失敗した時の
保険も兼ねて往路を闇鉄しておりました。
この時点で、ネットには綺麗な婆さんが復路の
先頭に立つという情報がある程度広まりまして
拙ブログ記事へのアクセスも含めて
俄かにお祭り感が高まり始めたのでございます。
そして今朝。
前夜の情報では山崎の有名カーブにあり得ない
数の脚立が並んでいるらしい、と聞き及び
お馴染みの踏切も鉄さんが鈴生りに連なるだろうと
予見致しまして、午前某時に現地入り。
その時点で4番手でございました。
その後に来られた鉄仲間さんから、山崎には
フェンスに沿って自生した脚立が林立し、入り込む
余地も無かったとお話しいただきました。
待ち時間の間にはサンライズが通過したり、
朝の貨物を見送りながら、続々と集まる鉄さん達と
歓談を楽しませていただきます。
もっぱら話題は陽が射すか、そして被られ無いか、の
2点ございました。
このスジは踏切で狙いますとよく被られてしまう為
皆様やはり警戒されていらっしゃいます。
また、前夜から未明にかけて雨を降らせた
低い雲が残り、露出も上がりません…
お祭りが始まる寸前の、ボルテージが最高潮に達した
雰囲気の中で踏切が鳴動を始めます。
この瞬間のワクワク感が堪りません。
引いた構図で更に。
結局お天気こそ晴れませんでしたが、影落ちを
気にせずに撮影出来ますフラットな光線となり
被りも無く撮影を楽しむ事が出来ました。
撮り鉄あるあるの法則通りに、列車の通過後から
陽射しがゆるゆると射し込みまして、集まった
皆様方の多くと別れて現場を移動致します。
お祭りと申しますとやはり最後は後夜祭。
高校ならキャンプファイヤでイクラだかオクラだか
いう何とかミキサーで、意中のあの娘と踊るのを
指折り数える時間となります。
大抵はあの娘が次!という瞬間に曲が終わり
ガッカリした顔を悟られ無い様に腐心するのが
定番なのですが…
今朝の重連ロンチキ後夜祭は現場から組む構図が
影落ちでガッカリさせられた程度で済みました。
仕事を終えて寝ぐらへ戻ります2両の凸。
この時間にはお日様が顔を出し、赤々とした凸の
車体を美しく彩ってくれました。
数日に渡り楽しませていただきました凸まつり。
頭からお尻まで祭りを堪能する事が出来まして
ネタを回して下さる鉄仲間さんや、撮影に
ご一緒致しました鉄仲間さん方には
感謝を尽くすばかりでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!