写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1227列車 「 DD51重連が牽引する阪和工臨を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

私が生まれ育ちました高槻市では、毎年8月の

第1日曜が夏祭りの日となっております。

 

子供の時分は夜店が出る会場で、普段は無口で

クールな私もテンションが上がり大はしゃぎを

しておりました記憶がございます。

 

お祭りが終わり、ふと我に返って手中に残る

夜店で買ったロクでも無い商品に毎年

頭を悩ませたのも良い思い出でございます。

 

ヒヨコとか。

 

 

さて、今回の更新は春の山崎凸まつりとなりました

重連ロンチキを撮影致しましたご報告でございます。

 

拙ブログのヘビィリーダーでいらっしゃる皆様なら

既にお気付きの事かと存じますが、昨日から

拙ブログ記事の人気ベスト5に昨年5月の記事が

ランクインを果たしておりました。

 

関西の釜撮り鉄にとりまして、重連ロンチキは

偶にやってきますお祭りの様な、気合いの入る

ネタとなるのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082433j:plain

2020-05-11 工9---列車

薄曇りの早朝、DD51 1183を先頭に次位には

DD51 1191が付き従ってケツエプロンのロンチキを

牽いておりました。

 

 

今回の重連ロンチキ、実は以前までの同じネタとは

些か異なる点がございました。

 

それが世間の釜撮り魂に火をつけたのでは無いかと

拝察する次第なのですが、はてさて。

 

 

事の発端は9日の夜に遡ります。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082507j:plain

2020-05-09 単8---列車

2両のDD51がロンチキ牽引の任を帯び、ムコソへ

向かいます送り込みの重単。

 

今回は途中で通過列車を待避するスジとなりまして

長時間露光での撮影に挑戦すべく参戦致しました。

 

現場でご一緒致しました鉄仲間さん達と、釜は何番が

来るのか、と語らって待っておりますと。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082705j:plain

2020-05-09 単8---列車

この連休中に全検出場し、それまでの燻んだ色味から

他の釜と同じ鮮やかな朱色へ塗り替えられました

婆さんこと、DD51 1183が先頭でやってきました。 

 

後藤総合車両所を出場した証左として、装着する

スノープロウには白線が挿されております。

 

ピカピカの車体は駅の灯りに反射して輝き、真新しい

車体を惜しげも無く晒しておりました。 

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082734j:plain

2020-05-09 工9---列車

こちらはDD51 1191が前になります往路の列車。

 

今までは一両だけ色合いが異なります婆さんが

充当されますと、ハズレ感が漂いガッカリした

ものですが、後ろに付くDD51 1183も同じ色味で

統一感も抜群、失意を抱く必要も無くなりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082803j:plain

2020-05-09 工9---列車

引いた構図でもう一度。

 

貴重な凸重連の列車という事で、復路を失敗した時の

保険も兼ねて往路を闇鉄しておりました。

 

 

この時点で、ネットには綺麗な婆さんが復路の

先頭に立つという情報がある程度広まりまして

拙ブログ記事へのアクセスも含めて

俄かにお祭り感が高まり始めたのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082832j:plain

2020-05-11 工9---列車

そして今朝。

 

前夜の情報では山崎の有名カーブにあり得ない

数の脚立が並んでいるらしい、と聞き及び

お馴染みの踏切も鉄さんが鈴生りに連なるだろうと

予見致しまして、午前某時に現地入り。

 

その時点で4番手でございました。

 

その後に来られた鉄仲間さんから、山崎には

フェンスに沿って自生した脚立が林立し、入り込む

余地も無かったとお話しいただきました。

 

待ち時間の間にはサンライズが通過したり、

朝の貨物を見送りながら、続々と集まる鉄さん達と

歓談を楽しませていただきます。

 

もっぱら話題は陽が射すか、そして被られ無いか、の

2点ございました。

 

このスジは踏切で狙いますとよく被られてしまう為

皆様やはり警戒されていらっしゃいます。

 

また、前夜から未明にかけて雨を降らせた

低い雲が残り、露出も上がりません…

 

お祭りが始まる寸前の、ボルテージが最高潮に達した

雰囲気の中で踏切が鳴動を始めます。

 

この瞬間のワクワク感が堪りません。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082857j:plain

2020-05-11 工9---列車

引いた構図で更に。

 

結局お天気こそ晴れませんでしたが、影落ちを

気にせずに撮影出来ますフラットな光線となり

被りも無く撮影を楽しむ事が出来ました。

 

 

撮り鉄あるあるの法則通りに、列車の通過後から

陽射しがゆるゆると射し込みまして、集まった

皆様方の多くと別れて現場を移動致します。

 

お祭りと申しますとやはり最後は後夜祭。

 

高校ならキャンプファイヤでイクラだかオクラだか

いう何とかミキサーで、意中のあの娘と踊るのを

指折り数える時間となります。

 

大抵はあの娘が次!という瞬間に曲が終わり

ガッカリした顔を悟られ無い様に腐心するのが

定番なのですが…

 

今朝の重連ロンチキ後夜祭は現場から組む構図が

影落ちでガッカリさせられた程度で済みました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200511082918j:plain

2020-05-11 単8---列車

仕事を終えて寝ぐらへ戻ります2両の凸。

 

この時間にはお日様が顔を出し、赤々とした凸の

車体を美しく彩ってくれました。

 

 

数日に渡り楽しませていただきました凸まつり。

 

頭からお尻まで祭りを堪能する事が出来まして

ネタを回して下さる鉄仲間さんや、撮影に

ご一緒致しました鉄仲間さん方には

感謝を尽くすばかりでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!