この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
やっと…今年のお仕事が片付きました。
明日は掃除と家族運用、年明けは挨拶の
対応としばらくは非鉄の予定ですが、更新は
キッチリ刻んで参りますのでご安心下さい。
さて、今回の更新は伊予遠征2日目の1発目と
つきましてのご報告でございます。
本遠征ではこの2日目、取り分け朝の
増結列車を撮影する事を重点的に据えての
行程を組んでおりました。
日中は大抵が単行の気動車ですが、朝なら
面白い編成に出会えるのでございます。
その一つがこちら。
国鉄民営化を前にして、四国へ投入された
当時は国鉄から引き継いだ最新鋭として
活躍しておりましたが、JR化後に導入された
余波で弾き出されてしまいました。
その後、元の付番から2100を足されて
3100番台を名乗りまして、松山を根城にして
細々と走るかつての花形車両でございます。
剣山色に似ていますが、細い赤帯を巻くのが
本番台の特徴となります。
実はこの3100番台、
普通列車なのでございます。
朝一、始発列車から撮影しておりました。
風景を楽しめるトロッコ列車にも使われる
しまんトロッコのカラーに身を包む車両。
トロッコ列車では無く、松山発の
普通列車として運用に就いておりました。
ようやく朝日が射して来ました中を行くのは
後の一両だけが青色の特急でございます。
2700系の増備により玉突きでN2000系が
末端の特急運用に就く事となったのか?
徳島と高松を結ぶ特急うずしおで
見慣れた感がある車両でも、ヘッドマークが
異なるだけで何だか新鮮に映ります。
そして表題の列車を引いた構図でもう一度。
小さくて見辛いのですが、客用扉横には
普通、と記されたサボが嵌っております。
この3100番台は、特急車両をデチューンして
普通列車オンリーの運用に就く車両でして
リクライニングが固定され、ヘッドレストの
カバーもビニールに変えられております。
とは申しましても室内は特急用の
ゆとりを持つ座席配置ですから、これで
通勤や通学が出来るのは羨ましく感じます。
この車両、朝と夜しか運用が無いので
撮影の為にここへ布陣致しました。
何気にレアな普通列車、なのでございます。
オマケ。
後打ちは後部をクローズアップして撮影。
かつて、ヘッドマークが輝いていた部分は
今では行先表示器となりまして宇和島、と
記載されております。
所でこの写真、客用扉から数えて二つ目の
窓に、男性が乗車しているのが見えます。
表題や引いた構図の原版を拡大して確認を
してみましたが、彼の向かい側に座る人影は
見当たりません。
また、車内は彼以外の乗客も見えません。
ガラ空きの車内で何故、彼はわざわざ
進行方向と逆向きに腰掛けているのか
その点が非常に気になる一枚となりました。
しょうもない謎を残して、元特急車両の
普通列車が走り去りました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!