写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1460列車 「 特急!?普通!? 国鉄気動車キハ185系3100番台を狙う 2020・お盆 予讃線紀行その4 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



やっと…今年のお仕事が片付きました。


明日は掃除と家族運用、年明けは挨拶の

対応としばらくは非鉄の予定ですが、更新は

キッチリ刻んで参りますのでご安心下さい。

 


さて、今回の更新は伊予遠征2日目の1発目と

なります、予讃線非電化区間での早朝撮影に

つきましてのご報告でございます。


本遠征ではこの2日目、取り分け朝の

増結列車を撮影する事を重点的に据えての

行程を組んでおりました。


日中は大抵が単行の気動車ですが、朝なら

面白い編成に出会えるのでございます。

 

その一つがこちら。



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2020-08-14 キハ185-3110+キハ185-3106

国鉄民営化を前にして、四国へ投入された

特急用ステンレス気動車キハ185系。


当時は国鉄から引き継いだ最新鋭として

活躍しておりましたが、JR化後に導入された

振り子式特急気動車の2000系やN2000系

余波で弾き出されてしまいました。


その後、元の付番から2100を足されて

3100番台を名乗りまして、松山を根城にして

細々と走るかつての花形車両でございます。


剣山色に似ていますが、細い赤帯を巻くのが

本番台の特徴となります。


実はこの3100番台、

普通列車なのでございます。



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2020-08-14 キハ54-4

朝一、始発列車から撮影しておりました。


こちらは予土線に沿って流れる四万十川

風景を楽しめるトロッコ列車にも使われる

しまんトロッコのカラーに身を包む車両。


トロッコ列車では無く、松山発の

普通列車として運用に就いておりました。



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2020-08-14 特急 宇和海

ようやく朝日が射して来ました中を行くのは

後の一両だけが青色の特急でございます。 

 

2700系の増備により玉突きでN2000系

末端の特急運用に就く事となったのか?


徳島と高松を結ぶ特急うずしお

見慣れた感がある車両でも、ヘッドマーク

異なるだけで何だか新鮮に映ります。



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2020-08-14 キハ185-3110+キハ185-3106

そして表題の列車を引いた構図でもう一度。

 

小さくて見辛いのですが、客用扉横には

普通、と記されたサボが嵌っております。


この3100番台は、特急車両をデチューンして

普通列車オンリーの運用に就く車両でして

リクライニングが固定され、ヘッドレスト

カバーもビニールに変えられております。


とは申しましても室内は特急用の

ゆとりを持つ座席配置ですから、これで

通勤や通学が出来るのは羨ましく感じます。


この車両、朝と夜しか運用が無いので

撮影の為にここへ布陣致しました。


何気にレアな普通列車、なのでございます。


 

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2020-08-14 キハ185-3106

オマケ。

 

後打ちは後部をクローズアップして撮影。


かつて、ヘッドマークが輝いていた部分は

今では行先表示器となりまして宇和島、と

記載されております。



所でこの写真、客用扉から数えて二つ目の

窓に、男性が乗車しているのが見えます。


表題や引いた構図の原版を拡大して確認を

してみましたが、彼の向かい側に座る人影は

見当たりません。


また、車内は彼以外の乗客も見えません。


ガラ空きの車内で何故、彼はわざわざ

進行方向と逆向きに腰掛けているのか

その点が非常に気になる一枚となりました。


しょうもない謎を残して、元特急車両の

普通列車が走り去りました。


 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!