写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1539列車 「 早朝のDD51牽引ロンチキ返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



春眠暁を覚えず、と申しますが、ネタが

ある朝は心を鬼にして、お布団と身体の

睦まじい間柄を引き裂き、肌寒い戸外へと

身を躍らせております。


今朝もそんな早起きデイとなったのですが

引き裂くのに手間取り自宅を出るのが少し

遅れてしまいました。


手っ取り早くいつもの撮影地へ行こう、と

現着致しましたのは本番の僅か8分前。


でも、鉄さんはワタクシ含め僅か3人と

拍子抜けする状況でございました。


一方で鉄仲間さんから山崎にあります

サントリーカーブに物凄い数の鉄さんが

集結されていらっしゃる、と聞き及び

驚いております。


ほんの数キロ離れただけのこちらでは

まったりゆったりな撮影でしただけに

有名撮影地への集結ぶりが信じられない、

そんな朝となりました。


あ、今日の朝練はまた日を改めて

更新させていただこうかと思います。



さて、今回の更新は先日撮影しております

凸ロンチキの早朝撮影につきましての

ご報告となっております。


工臨の運転は夜間から早朝にかけて

実施されますので、撮影は日の長い季節を

中心になるのでございます。


関西でもようやく最近になり、早朝の返空

スジが撮影出来る様になって来ました。


この日は前夜にムコソを上り列車として

発ち、米原で転回して下り列車になって

京都ー向日町間でレールを卸したそうで

ございます。


その後はミハソで再度転回して再び上りの

列車となってムコソへ戻る事となります。



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2021-03-17 工9184列車

DD51 1109が先頭に立ちますこの日の

ロンチキ工臨を、朝日に照らされる姿で

仕留められました。 

 

本年初の更新となります、ロンチキを

美しい朝の光線で撮影出来た事が有難い

そう思える表題となりました。



列車を何処で撮影するのが良いか、前夜の

内にアレコレと思案致しまして、今回は

ロンチキが機次位にエプロンが付く事から

ここを選択致しました。


工事用のロープや杭、影落ちなどが

気にならないと言えば嘘になりますが。



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2021-03-17 8052列車

本番前に現れましたコンテナ臨貨には

岡山の若桃、EF210-15が登板となりまして

明るさが増してきた夜明け直後の調子を

駆け上がって行きました。


本番を挟んで1時間後には、編成の半分に

トヨタコンテナが積載された8056レが

やって来るのですが、それを撮影すると

お仕事に間に合いません。


本番前の8052レだけで満足しておかねば

なりません。


 

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2021-03-17 工9184列車

通過時刻が間近に迫り、踏切が鳴り出して

遠く、天王山の麓から赤い機関車の姿が

見えて参りました。


このタイミングで後方を確認し、対向の

列車が来ていない事が判ると安心です。


遠目から先ず試し切りをして露出を確認し

素早くレンズを引いて本番の構図を組み、

ピントを置いて列車を待ちます。



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2021-03-17 工9184列車

今回の〆。


表題の次のコマでございます。


太陽は真横よりも少し手前から射し込む為

釜の前面は光線により、表情豊かに彩られ

朝らしい光景となります。

 

ロンチキの車体こそ黒く沈んで見えますが

釜の赤やエプロンの黄色、背景の緑が

瑞々しいサラダの様に揃う一枚となり

朝からご機嫌で出勤する事が出来ました。


今回は釜とエプロンをスポット的に

演出する構図を意識しましたので、これが

ハマって満足なのでございます。



中京地区はDD51が引退し、それでも

多様な貨物列車が魅力的なのですが、

関西ではこんな工臨がまだまだ走ります

地域としてワタクシは目が離せません。


今後とも可能な限り、狙っていきたい

素敵な被写体だと思う所でございます。



最後に、この日ご一緒しました皆様に

感謝申し上げまして末尾の〆と致します。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!