この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
不慮の事故、と申します出来事は、日常に
常に潜んでいるものでございます。
車の運転を致しますワタクシも、そうした
リスクを念頭に、前車との距離を空けて
スピードを抑え気味に運転を行う様にと
意識しているのでございます。
車の運転もそうなのですが、日常に於いて
思わぬ所で発生した事故によって予定が
見事に狂ってしまう事もございます。
そうなった時に、如何に冷静な判断で
状況を分析して対処出来るか、という点が
重要だと感じさせられた出来事に昨夜、
遭遇する事となりました。
さて、今回の更新は18日から20日にかけて
大阪の安治川口へ変圧器輸送の為に
回送されました大物車、シキ801形を
撮影しておりますご報告となります。
関西では19日の夜に京都貨物までやって来て
引かれておりました。
ワタクシ、20日は祝日なのですが水曜と
土曜は大手のお得意先から受注が入るので
出社せねばねりません。
何とか都合をつけてシキの時間だけ
お仕事を抜け出し、撮影する事が
出来ました。
白プレが眩しいEF65 2094に牽引されて
京都貨物から安治川口へ向かうシキ801形を
捉える事が出来ました。
ここは側面にいい光線が当たるという事で
鉄仲間さんからお誘いいただいて
布陣しておりました。
午後からは崩れるお天気も、この時間は
まだその様な気配も無く陽射しが降り注ぎ
本番を楽しみに歓談しつつ過ごします。
所が、列車がもう来る、という直前になり
太陽に薄雲が掛かってしまいました。
まだ薄雲だったので大幅な露出修正をせず
済みましたのが幸いでございます。
京都駅へ入線する113系を捉えます。
前夜の内に京都貨物までやって来ます
シーンも狙うべく、闇鉄へ出掛けて
おりました。
この日は夕方に米原駅付近で送電事故が
発生しまして、3時間ほどすべての列車が
抑止、または運休を強いられる事態に
見舞われました。
出来たのですが、米原操へ到着時点で既に
90分の遅延となっておりました。
更に米原をいつ発車するのか、見通しが
立たない状況となります。
EF210の試作車、901号機が先頭に立つ
コンテナ貨物も捉えました。
シキがやって来ますスジはいつもここで
撮影しておりますので、一応今回も
ここへ布陣致しました。
時刻は22時を回り、定刻ではとっくに列車も
通過している時間でございますが、未だに
米原を出た、との報せも無い状況でして
不安に駆られておりました。
取り敢えず終電まで待とう、と覚悟を決め
同席した鉄さんと雑談しておりますと
連絡を取り合う鉄仲間さんがいらっしゃり
心細さが解消されました。
コチラへ向かっているという投稿を見つけ
居合わせた一同でここへの列車通過時刻を
検討し、弾きだしました。
幸い、終電前に通過する事が判明しまして
一安心でございます。
すると鉄仲間氏が、このホームに回送列車が
入線するので撮影が難しくなる、と知らせて
下さいまして、急遽、隣の駅へ移動するとの
判断を下す事となりました。
EF65 2094に牽引されて京都へ向かう
シキ801形を、闇鉄で捉えます。
元々布陣しておりました駅に比べて
光量が格段に少なく、ISOを爆上げして
辛うじて撮影する事が出来ました。
線路の暗さにカメラが対応できず、ピントが
合ったのは既に走り去った後、という残念な
後打ちでございます。
それでも今回の撮影で唯一仕留めた
バックショットでございますので、一応
掲載してみた次第でございます。
この撮影後、列車へ飛び乗りまして
当初の予定よりも大幅に遅い時間に
帰宅する羽目になりました。
で、明けて本日でございます。
表題の一つ前のコマでございます。
前夜にご一緒した鉄仲間氏と示し合わせて
こちらへ布陣し、無事に昼間のシーンも
撮影する事が出来ました。
滅多とお目に掛かれません大物車の
走行シーンを、今回も記録する事が
出来まして感謝でございます。
オマケ。
大物車単体でも、
ワンカット切っておりました。
牽引するEF65よりも車体長が長い貨車、
シキ801形がB2梁を装備して築堤を進む
貴重なシーンを見る事が出来ました。
この撮影後、お仕事へ戻ってあくせくと
働く事となったのですが、良い撮影が
出来まして気分も上々、祝日が潰れた事も
気にせずに過ごす事が出来ました。
所で、今回安治川口へ送り込まれました
シキ801ですが、陸揚げされた変圧器を
積載して、どこへ輸送する事になるのか
その点にも注視したいと思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!