写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2060列車 「 薄明りの中で峠の赤い釜を狙う 2021・11月 セノハチ撮影紀行その1 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



今月末から来月にかけて、お天気が

どうにも悪い様でございます。


鉄活はかどる秋の休日も、今年は余り

捗らないのかも知れません。


秋の鉄活、と申しますと拙ブログでは

未だに更新が出来ておりません昨秋の

遠征記。


今週いっぱいをかけて、更新に

取り組んでみようかと思います。

 

 

さて、今回の更新は2021年6月に続く

二度目の訪問で、ようやくセノハチ

ヌシたるEF67を仕留めましたご報告で

ございます。

 

山陽本線の瀬野ー八本松にあります

難所、セノハチは上り列車が単機牽引

だと越え難い峠でございます。


ですから、昔からこの区間のみ編成の

最後尾に後補機を連結し、列車を後ろ

から押し上げる役割を課しました。

 

令和の現在、EF210-300番台吹田車が

派遣されておりますが、この3月までは

EF67形の100番台も後補機として活躍

しておりました。


昨年、この春にEF67が離脱と聞き

稼働中の姿を記録すべくセノハチへと

向かいましたワタクシ。


6月来訪時は、その日だけまさかの

運用外れで撮影叶わず…

リベンジすべく機を伺い、11月に再び

訪問する事となりました。


ただ、晩秋ゆえ陽が短く早朝は未だに

暗い薄明な露出でございます。


無理矢理にEF67を仕留めるべくISOを

爆上げSS激下げしての撮影と

なりました。



2021-11-07 単573列車  

この日唯一稼働していたEF67 105を

薄暗い中、仕留める事が出来ました。


2021年度の運用におきましてEF67

主に夜間の稼働となりまして、明るい

時間に撮影可能なのは僅か2本のみ。


その内の1本がこの撮影でございます。


夏至の頃であれば余裕で撮影出来た

時間ですが、晩秋となるこの時期は

かなり厳しい露出…


 

2021-11-07 EF67 105

続きましてもう一写。 


EF67 100番台は、EF65 0番台から

改造を受けました車両となります。


この時代において、唯一EF65 0を

種車とする存在が現役で活躍する

存在でもありますので、ワタクシ

感無量な気分でございます。


ちなみに今回の被写体たるEF67 105は

EF65 135が種車でございました。


 

2021-11-07 単573列車

更にもう一写してみました。 

 

学生時代、1エンド側にデッキの付く

EF67 0番台を狙いにセノハチへ来て

100番台が来ると外れ気分でいました

ワタクシ。


時が流れ、かつてのハズレが今は

貴重な被写体という事になりました。


 

2021-11-07 単573列車

振り返って1エンド側を狙います。


0番台に比べ、デッキというほどでは

無いですが僅かに下唇を突き出した顔

となります。 


後補機用機関車という事で上り列車と

連結する際の緩衝器が格納されて

下唇を突き出した様な顔の1エンド側を

チラッと見る事が出来ました。


0番台は1エンド側にデッキと貫通扉が

設けられ、2エンド側は種車のEF60顔

と、前後の顔が異なっておりました。


100番台は差異が0番台に比べて少なく

あまり撮影意欲が湧かない被写体だと

昔は思っていたのでございます。



2021-11-07 EF310-314が押すコンテナ貨物

陽が昇り始めましたセノハチを行く

上り貨物列車をスナップ撮影。 

 

尾灯を照らして貨物列車を押し上げる

今の後補機、EF210-300が今はハズレ

被写体になってしまいました。 


 

2021-11-07 後1054列車

今回の〆。


吹田機関区に配置されて広島へ派遣と

なります、EF210-300の後ろ姿。


現在急ピッチで工事が進みます、梅田

貨物線の地下新線では、どうやらこの

押桃が後補機として必要となるのだ

そうでございます。


なるほど、だから吹田配置なのか、と

納得した事を覚えております。



少し明るくなりましたセノハチにて

もう少しEF67を狙います模様を、次回

以降でお届けして参ります。


次の一往復がEF67を狙える

ラストチャンスでございますから

気を抜かず狙いたい所でございます。

 


それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!