この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は京鉄博に展示されたました
113系の返却回送につきまして、ご報告させて
いただきます。
この日は展示を終え、所属区のある向日町へと
113系C5編成が回送されるという事でしたので
普段から滅多に撮れない桂川橋梁の構図を求め
布陣致しました。
こちらでは多くの鉄仲間さんとご一緒させて
いただきまして、楽しい撮影が出来ました。
助士席窓には花束と、それに押し潰されそうな
JR西のマスコット、イコちゃんの姿が見えて
緑の113系もいよいよ終焉なのだと感じます。
既にこの日の時点で、営業運転は終えており
ムコソで佇む姿のみ見る事が出来ます113系。
有終の美を飾る回送場面に立ち会えました事が
有り難く、つい何コマも撮影致しました。
え、いつもの事ですって?
挨拶ショットは遠目から、架線柱に串刺しに
されながら桂川を渡り始めました場面で
ございます。
緑の113系自体は福知山のS編成が今も現役で
活躍しておりますが、4連貫通の京都車は既に
退役した編成ばかり。
そんな折りの京鉄博展示はマニアに嬉しい企画
となりました。
ですから搬入や返却に伴う回送も、その貴重な
場面を狙うべく多数の撮影者が集まりました。
今回の〆。
巻頭コマから引いた構図で組み直し、決めの
コマを仕留めます。
助士席窓から覗くイコちゃんと花束は、見送る
我々の涙を誘うさよなら列車といった感が
漂います。
今まで当たり前に見ていた113系が、ついに
我々の前からその姿を消す…そんな現実を
突きつけられます瞬間でございました。
オマケ。
ケツ打ちしますと、貫通扉と助士席窓には
メッセージが書かれたステッカーが貼付されて
おりました。
原データを確認しますと、113系の長きに渡る
活躍を労う内容でお疲れ様113系と記載され
見送る我々の胸が締め付けられる思いで
ございます。
現存する113系は福知山と、岡山の黄色だけ。
115系もとなりますと長野のしな鉄線を合わせ
僅か3地区のみとなりました。
岡山としな鉄は既に余命宣告が為され福知山も
歯抜けの様に廃車が出ております現状。
機会を見つけてワタクシもこれらを記録する為
今まで以上に真剣に向き合っていきたい被写体
なのでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!