写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2734列車 「 舞鶴線を走る近フチ113系S9編成を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

鉄博へ向けて12系客車が回送された本日。

 

ワタクシも回送列車を撮影したい!と考えて

スケジュール調整をしていたのですが、やはり

水曜はイジワルでございます。

 

出発間際になって急遽のお仕事に見舞われて

しまい、残念ながら不参戦で終わりました。

 

それ所か午後いっぱい、お仕事に纏わりつかれ

非鉄な1日となってしまいました…

 

思い通り予定が組めず鬱屈する日となりました

本日ではありますが、出張にかこつけて普段は

撮れない被写体が撮影出来る事もありますので

このお仕事はやめられないのでございます。

 

 

さて、今回の更新は日常ネタとなる福知山の

懐鉄リバイバル113系、黄色のS9編成を狙った

ご報告でございます。

 

この日は日本海側へ出張せねばならず、午前に

会社を発ち山間部を抜けて海のある町を目指し

車を走らせました。

 

お仕事自体は殆ど配送みたいなものですから

指定の場所へ、指定の荷を届けてバイチャ!と

終わらせて自由時間を獲得致します。

 

折角の日本海側、ならば福知山を中心に走る

113系を狙わいでか!という事で丁度この日は

舞鶴線を走っていた黄色のS9編成へ、カメラを

向ける事に致しました。

 

 

2024-06-21 113系S9編成

緑が繁る午後の舞鶴線、ドが付く逆光の中を

黄色に青ラインの懐鉄リバイバルなS9編成が

駆け抜けて行きました。

 

所で、ド逆光のドってやはりドレッドノート

ド、なのでしょうか。

 

かつて、ドレッドノートという名の英国戦艦が

就役し、艦艇の歴史が革新致しました事で

ドレッドノート級は格段に強力な、或いは大変

大きな、という意味合いを持つ様になります。

 

我が国ではドレッドノート級をド級、または

弩級と略して記載する様になりまして、

その後に建造された弩級より大きな艦艇を指し

超弩級、なる言葉まで生まれました。

 

普通よりも強調したい場合に用いるド、という

表現って、やはり弩級のド、なのですよね。

 

つまりはドレッドノート級の逆光、という

言葉遊びでございます。

 

雑談おわり。

 

 

2024-06-21 KTR706号車

木立を抜けて西舞鶴を目指します、あおまつが

この日のファーストショットでございました。

 

酷いおブレさまでございますが、残念ショット

なりにご容赦をいただきたい、雰囲気勝負の

一コマだとお笑い下さい。

 

布陣した当初はドン曇りだったので、露出を

確保すべくSSを落として勝負を挑む算段だった

ワタクシ。

 

所が、本番の3分ほど前からご覧の様な陽光の

シャワーを伴うドレッドノート級の逆光に襲来

されまして、ショバの印影が激しくなります。

 

普通に撮影しても単にショバ選択を誤っただけ

の写真にしかならんなぁ、と判断し設定はその

ままに流し撮りで本番を迎えた、という次第で

ございます。

 

苦肉の策ですね、失敗おブレさまですが。

 

 

2024-06-21 KTR801号車

間髪入れずに対向から来る、豊岡行きの列車は

まだマシな出来かなぁ?と思える成果に。

 

鉄博でキハ120と並んで展示もされました

海の京都ラッピングが施されたKTR801が来て

くれました。

 

ここでの撮影を終えて、ようやく次は舞鶴線

向かう、という段になりますが、曇り予報の

お空は見事なまでのピーカンとなりました。

 

すぐ近くにある側面順光のショバへ布陣するか

とも考えたのですが…そこだとお顔だけが影に

なりますので、ちょっと考えてしまいました。

 

ふと、閃きまして今回は逆張り構図の布陣で

挑んでみる事と致しました。

 

ちょっとした思惑もありまして、ね。

 

 

2024-06-21 113系S9編成

定刻。

 

先ずはご挨拶を、と望遠を飛ばしての撮影を

意図致しました。

 

たわば先輩が逆光は勝利、と仰っていますが

あれはレフ板を使うポートレートの撮影では

ないか、と思うのでございます。

 

見た感じやはり逆光は敗北では?などと、つい

マイナス思考に陥ってしまいますが、どうやら

思惑通りになりそうな予感が致します。

 

 

2024-06-21 113系S9編成

今回の決めコマ。

 

レンズを引いた本命構図にて、シャッターを

切りますと車体の鮮やかな黄色と青帯こそ影に

沈んで燻みを出してしまいましたが、前面の

窓抑えに使われる金属板が際立ちました。

 

かつて福知山色が現役だった頃の113系は前面

窓抑えが黒ゴムでございましたが、リバイバル

された編成では金属化されております。

 

逆光だとアソコが光るんちゃう?と予想しての

挑戦でございましたが良かった、ちゃんと

光ってくれました。

 

前面助士席側の窓枠が、コの字に輝きます

逆光での撮影。

 

リバイバルならでは、という部分を際立たせた

撮影が成功致しました。

 

だわば先輩のお言葉通りに勝利を掴めた訳で

ございます。

 

 

2024-06-21 113系S9編成

オマケ。

 

振り返り、走り去る列車をケツ打ち致します。

 

側面逆光な阿寒光線となりますが前面には陽が

当たり、逆に金属の窓抑えが目立たない事も

確認が出来ました。

 

懐鉄リバイバルなS9編成がイベントなどでしか

走らない編成であれば、恐らく今回みたいな

撮影は挑まない様に思いますが、何せ定期で

ほぼ毎日走っております。

 

単編成ならば土日祝でも撮影可能ですし、今後

何度も狙っていきたい被写体ですから偶には

冒険してみるのもアリかな?と考えました。

 

いえ本音は曇って欲しかったなぁ、なのですが

晴れてしまった以上は逆光に挑戦して窓枠の

ギラつきを狙いたかったのもまた事実。

 

満足いく結果となりましたので、最後に〆を

狙う事に致しました。

 

設定を変えWBを晴れにして、露出を少し上げ

ステンレスな被写体を狙ってみます。

 

 

2024-06-21 125系2両

今回の〆。

 

普通に何の面白味もない、クモハ125の写真が

出来上がりました。

 

223系にしろ125系にしろ舞鶴線を走る最近の

車両では気分がノリませんので、敢えて普通に

撮影して113系逆光撮影との対比にしよう、と

考えてみました。

 

ほんの数年前であれば、行き交う列車は殆どが

113系でございました舞鶴線

 

今やそれも過去の話でデータイムは僅か1往復

だけとなりました。

 

しかも冬場は復路が夕暮れ時というカツいスジ

ですから、やはり今の時期に集中すべき被写体

だと思えます。

 

今後も車体が綺麗な内にセコセコとコマを稼ぎ

記録を綴っていきたい、そんなS9編成なので

ございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!