写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2736列車 「 草津工臨の返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

鉄博で来月、智頭急行HOT7000系が展示

されると案内がございました。

 

3セク路線として上郡と因美線の智頭を結ぶ

高規格線路の非電化路線、智頭急行

 

開業から今年で早30年なのだそうで、ワタクシ

驚いております。

 

もうそんなに経つのですね…

通りでワタクシも足腰の立たないオッサンに

なる筈でございます。

 

気持ちだけは未だにハイティーンみたいな感じ

なんですけどねぇ。

 

 

さて、今回の更新は6月2度目の草津工臨、その

返空を狙いましたご報告となります。

 

前回と同じく快晴となりましたこの日、ならば

やはり前回同様の良光線を求めまして毎度の

ショバへとやって参りました。

 

 

2024-06-21 工8463列車

DD51 1109が牽引する定尺チキの返空列車で

ございます。

 

夏至となりますこの時期、それでも夕刻となる

時間には太陽も西の地平へ手が届きそうな位置

へと降りてきます。

 

射し込む光もまた柔らかく、家路を急ぐ列車に

似つかわしいものとなりました。

 

 

2024-06-21 工8463列車

練習電も無くイキナリ本番なので、ファースト

ショットはご挨拶からスタートでございます。

 

カーブの向こう、斜光線に照らされるDD51

恥ずかしげに舞台袖からこちらを伺う姿を捉え

本番の幕開けとなりました。

 

既に舞台上にはDD51が牽く工臨を迎える為の

ライティングも万全、後は役者が躍り出るだけ

というシチュエーションでございます。

 

 

2024-06-21 工8463列車

今回の〆。

 

カーブを曲がり切る刹那、傾く車体が水平へと

戻る手前で決めコマを仕留めます。

 

気をつけねばならないのは、主役たるDD51

狙ってあちらこちらに散らばる梁影を上手く

躱してコマを切らねばならない点でしょう。

 

斜光線だと影はジャイアント馬場みたいにその

長さをニョロ〜ンと伸ばして来ます。

 

気をつけて見極めねば、うっかり引っ掛けて

台無し撮影となりかねませんでした。

 

危なくワタクシも梁影の企みに泣きを見そうに

なりましたが、幸いシャッター不調もなく無事

狙い通りの成果を得る事が出来ました。

 

 

2024-06-21 工8463列車

オマケ。

 

ザクザクと線路へ落ちる影を尻目に、直線へと

進入した草津工臨返空列車のケツをパチリ。

 

遠くに浮かぶフワフワな雲を眺めながら進む

列車を見送って、この撮影を終えました。

 

梅雨入り間近な晴れの夕刻に走りますDD51

 

やはり良い被写体だなぁと感じます。

 

 

機材を片付けてショバを後にしたワタクシ。

 

不意に後ろから声をかけられ、振り向くと

ワタクシの後方で構えていらした鉄さんが

顔見知りの方でございました。

 

視力の悪いワタクシ、撮り鉄さんが一人居ると

認識はしておりましたが、まさかお友達の方

だったとは気づかず失礼致しました。

 

お友達氏の方は緑の箱を抱えたオッサンが居る

と、いう事は!?と思っていらした様でお声を

かけて下さったのだそうでございます。

 

ご丁寧にお声かけをいただき、歩きながら歓談

まで出来ました今回の撮影。

 

良き時間となりました。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!