この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
されると案内がございました。
高規格線路の非電化路線、智頭急行。
開業から今年で早30年なのだそうで、ワタクシ
驚いております。
もうそんなに経つのですね…
通りでワタクシも足腰の立たないオッサンに
なる筈でございます。
気持ちだけは未だにハイティーンみたいな感じ
なんですけどねぇ。
返空を狙いましたご報告となります。
前回と同じく快晴となりましたこの日、ならば
やはり前回同様の良光線を求めまして毎度の
ショバへとやって参りました。
ございます。
夏至となりますこの時期、それでも夕刻となる
時間には太陽も西の地平へ手が届きそうな位置
へと降りてきます。
射し込む光もまた柔らかく、家路を急ぐ列車に
似つかわしいものとなりました。
練習電も無くイキナリ本番なので、ファースト
ショットはご挨拶からスタートでございます。
カーブの向こう、斜光線に照らされるDD51が
恥ずかしげに舞台袖からこちらを伺う姿を捉え
本番の幕開けとなりました。
ライティングも万全、後は役者が躍り出るだけ
というシチュエーションでございます。
今回の〆。
カーブを曲がり切る刹那、傾く車体が水平へと
戻る手前で決めコマを仕留めます。
気をつけねばならないのは、主役たるDD51を
狙ってあちらこちらに散らばる梁影を上手く
躱してコマを切らねばならない点でしょう。
斜光線だと影はジャイアント馬場みたいにその
長さをニョロ〜ンと伸ばして来ます。
気をつけて見極めねば、うっかり引っ掛けて
台無し撮影となりかねませんでした。
危なくワタクシも梁影の企みに泣きを見そうに
なりましたが、幸いシャッター不調もなく無事
狙い通りの成果を得る事が出来ました。
オマケ。
ザクザクと線路へ落ちる影を尻目に、直線へと
遠くに浮かぶフワフワな雲を眺めながら進む
列車を見送って、この撮影を終えました。
梅雨入り間近な晴れの夕刻に走りますDD51。
やはり良い被写体だなぁと感じます。
機材を片付けてショバを後にしたワタクシ。
不意に後ろから声をかけられ、振り向くと
ワタクシの後方で構えていらした鉄さんが
顔見知りの方でございました。
視力の悪いワタクシ、撮り鉄さんが一人居ると
認識はしておりましたが、まさかお友達の方
だったとは気づかず失礼致しました。
お友達氏の方は緑の箱を抱えたオッサンが居る
と、いう事は!?と思っていらした様でお声を
かけて下さったのだそうでございます。
ご丁寧にお声かけをいただき、歩きながら歓談
まで出来ました今回の撮影。
良き時間となりました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!