この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
DD51、格好よい被写体でございます。
JR西では現在も山口に1両、米子に2両と宮原に
偶に配給もありますが。
そんなDD51、やはり最も身近な列車となると
定尺チキを牽く工臨でございましょう。
工事臨時列車の略称として拙ブログでも多用を
致します工臨、そんな列車の先頭に立つのが
DD51なのでございます。
さて、今回の更新は先週に施行されました定尺
チキの工臨につきまして、ご報告させて
いただきます。
関西では毎日の様に走ります定尺チキですが
日中に撮影出来る機会は滅多とありません。
そんな貴重な機会に、沿線へ立つ事が叶い
仕留めた列車がこちらでございます。
DD51 1191の牽引で空荷のチキを2両従えて
アウトカーブを駆け抜ける場面を、鋭角構図で
狙ってみました。
向かいます、レールを積載した往路も狙って
おりました。
ここも着々と工事が進み、いつショバとして
終焉を迎えるか判らない状況なのですが…この
日はまだ辛うじて撮影する事が出来ました。
フェンス下に擁壁が出来上がりつつある築堤を
曇天も気にせず軽やかな足取りで草津を目指す
工臨でございます。
この日は家人が不調で予定していた遠征は中止
となりましたが、せめてこの一ネタだけは、と
買い物ついでに出向いての撮影でございます。
そして時間は進みまして数日後。
返空を狙いに再び沿線へやって参りました。
カーブの奥、木立の間から恥ずかしげに顔を
覗かせるDD51 1191でございます。
バリ晴れエロ光な事もありこのショバに布陣し
目論見ました。
挨拶ショットを撮影し、画角そのままに構図を
変えて巻頭コマを仕留めまして更に。
今回の〆。
紅い車体が尚も朱に染まる夕刻、DD51が
理想的な色となる光線でございます。
空チキの方は車体が黒く、沈んで見えますが
足元がお洒落な灰色台車のおかげか幾分その
存在を主張出来ております。
カツカツの構図となってしまいましたが、良き
色合いな凸の姿を残したくてこのコマも掲載を
させていただきました。
オマケ。
宅地に囲まれた僅かな隙間に残る畑を尻目に
向日町へ急ぐ後ろ姿でございます。
25メートルの定尺レールを運搬する為、15mの
車体を2両1組で運用されます定尺チキ。
車体に載った緊締具と屹立したポールの存在が
レールを運び終えた返空である事を主張して
いる様に思えます。
予報を見ると連日お天気が良くなさそうな
今後の関西でございます。
次にこの様な良き光線で撮影出来る機会は
果たして、いつ訪れてくれるのか。
太陽眩しい空に問いかけるのでございます…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!