写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2375列車 「 吊り掛けの不死鳥!嵐電モボ301形を併用軌道で狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

梅雨がまだまだ続いております。

 

昨日は良いお天気でございましたが、一昨日は

小雨、本日はドン曇り、と7月らしき高い青空

入道雲には未だお目にかかれておりません。

 

ならば、スッキリしないお天気なりの構図にて

撮影に挑むのもまた面白いのかもしれません。

 

悪天候はまだ暫く続きそうな気配。

 

それを逆手に雨の撮影を楽しむ事が出来れば

表現の幅も広がるのでしょうか。

 

頭では判っていても中々実行に移すのが困難な

お話でもありましょう。

 

機材や身体が濡れるのは、決して気持ちの良い

事とは申せませんからねぇ…

 

 

さて、今回の更新は新車導入に伴って引導を

渡される事が判明しました、嵐電古参のモボ

301形につきましてのご報告でございます。

 

6月頭だったかに嵐電からのアナウンスがあり

新しくもレトロな意匠を持つ新形式車両が導入

される事を知りました。

 

新車導入は歓迎すべき点でございますが、一方

その陰では入れ替わりに退役する車両もあり、

それが嵐電の日常で最も素敵な被写体である

マルダイとなってしまいました。

 

丁度この日は三条寺町への配達仕事があった為

帰りのルートを大幅に変更し、西大路三条

向かいましてあわよくばマルダイの撮影を、と

考えました。

 

お天気は激しく雨が降り注ぐ土砂降りスタイル

でございます。

 

そんな中、吊り掛けモーターを唸らせながら

丸っこくて愛らしいマルダイが現れました。

 

 

2023-06-02 モボ301形301号

以前の標準色であるツートンの車体が特徴的な

モボ301を、激しく雨が降る中で仕留めます。

 

敢えて雨が降る中だというのを強調すべくSSを

低く設定致しまして、雨粒が斜線となる様に

撮影致しました。

 

地元関西に住む身でも無い限り、マルダイを

わざわざ雨の中で撮影とかしないでしょうから

贅沢な挑戦、という意識で狙っております。

 

 

2023-06-02 モボ621形625号

こちらは現行の標準塗装、京紫色の箱形車両で

丁髷を結ったキャラのHMを掲げております。

 

マルダイ撮影までの間には何本かの練習撮影を

しておりましたので、ここで併せて掲載を

させていただきたいと思います。

 

 

 

2023-06-02 モボ631形633号

お次はモボ625号と同じ車体形状ながらも幕は

LEDでは無い、633号でございます。

 

このアングルは大宮から嵐山へ向かう列車を

狙った構図となります。

 

大宮、と記しましても埼玉ではございません。

 

頭に四条と冠するのを単に略しているだけで

ございます。

 

 

京都市中心部は道が碁盤の目状に整備され

場所を表す際には縦横の通り名を繋げて

読みます。

 

この撮影をしている場所ですと、西大路通りと

三条通りが交わる交差点、西大路三条と呼ぶ

様な具合でございます。

 

つまり四条大宮だと、四条通りと大宮通りとの

交差点を指す訳ですから、四条を省いて単に

大宮と呼びますと大宮の何処やねん!?と

お叱りを受ける事となります。

 

ですが嵐電の場合は四条大宮以外に大宮通りと

絡む事はございませんので、略しても何ら問題

無く意味が通用致します。

 

面倒臭いですが、慣れると案外便利なのが

京都の面白い所でございましょう。

 

 

2023-06-02 モボ611形611号

住宅会社のラッピングが施されます611号を

狙います。

 

こちらも幕はLEDでは無く白地に黒文字でして

嬉しい所でございました。

 

撮影は低速SSでございますからズームアウトを

しながら連写致します。

 

ですので。

 

 

2023-06-02 モボ611形611号

引いた構図でもう一度仕留められました。

 

住宅会社と申しますと会社を挙げてパワハラ

している事が暴露された某大手さんと同様に

京都の住宅会社でも、色々と黒い噂を耳に

致します。

 

ワタクシのお仕事は直接、建設や建築業界とは

関わらないなですが、そんな人間にまで噂が

流れて来るという点が恐ろしいと感じます。

 

事実か否かは別にして、そうした悪い話が

流れるのには何らかの理由があるのでしょう。

 

ワタクシが働く会社も恐らく、黒い噂が数々

囁かれているでしょう事は間違いないとは

思います。

 

ブラック企業ですからね…

 

 

2023-06-02 モボ301形301号

トラックと並走しながらモボ301が登場です。

 

後方の黒い車はかなり広範囲に水飛沫を上げて

いますから、雨のキツさも判りましょう。

 

モボ301形は本来、2両が在籍しておりましたが

2両とも一度引退してしまいました。

 

所が旅客需要の増加に応える必要が生じまして

引退した筈の301号が運用に復帰、以来

ファンからは不死鳥と呼ばれ愛される車両と

なっております。

 

 

2023-06-02 モボ301形301号

今回の〆。

 

最後に本命コマとして狙いましたのがこちら。

 

冷房こそ効いているかと思うのですが、車内は

窓を曇らせる室温なのが見て取れます。

 

ジメジメとした湿気に苛まれ、不愉快な天気に

気分がメランコリックな梅雨の時期。

 

だからこそ、梅雨ならではな撮影に勤しみたい

などと考えつつ撮影するのでございました。

 

でもやはり

良いお天気の時に撮影したいですけどね…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!