この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
ワタクシの生まれ育った地域は、二つの川に
挟まれた土地でございまして、田畑や森が
近所にある良い所でございました。
川遊びをはじめ、イナゴやザリガニを獲ったり
ウシガエル捕獲作戦を立案・実行したり。
生き物には恵まれた子供時代でございます。
因みにウシガエル、大変警戒心が強くて生半に
捕まえる事が難しい対象でございました。
ですから近所のガキ共で協力して追い込み
捕獲していたのでございます。
帰宅して捕まえたウシガエルを見た母親が
声を張り上げてワタクシを叱る所までが毎回の
パターンでございます。
そんなワタクシの近所には一軒の寿司屋があり
慶事などに際して、そこに発注したりする事も
ありました。
そう。
ワタクシが子供の頃はまだお寿司が縁遠くて
気軽に食べる様なモノではありませんでした。
回転寿司が世に出回り出し、家族で行ったのは
ワタクシが義務教育を終える頃だった様にも
記憶しております。
それまでの時代、街のお寿司屋さんは敷居が
高く値段もお高いので、気軽に食べるものでは
無いという印象が未だに残っております。
回転寿司が一皿100円で普及したおかげで
高校時代にはバイト代で彼女と食べに行ったり
する様になり、寿司を食べるという事が大変
身近に感じる様になりました。
お酒を嗜む歳になりますと、テイクアウトした
寿司を広げ、友人宅や大学構内、職場などで
寿司パーティなんかを開いたりもして。
ピザなどと同じく子供時代には中々食べる機会
の無いお寿司が、今では気軽に食べられるのは
嬉しい事だと感じる今日この頃でございます。
が。
お寿司を食べる際に思うのでございます。
ネタに醤油を付けたいのに、醤油皿へつけると
シャリに醤油を塗す羽目になるのは嫌だ、と。
ご理解いただけますでしょうか。
醤油をお寿司につけて食べる、これは当たり前
な話だと思うのでございます。
ではお寿司のどの部分に醤油をつけるのか、と
申しますとネタ部分ではなく、シャリ部分に
なるのでございます…
ボーメ度と申します単位をご存知でしょうか。
水溶液の比重を計る単位でございまして、
海水であれば塩分濃度が約7ボーメ度、醤油は
18ボーメ度と規定されております。
国内製造された醤油の場合、海水の3倍ほどの
塩分濃度だと申せましょう。
この塩分となりますと、生物の殆どは死滅する
濃ゆさとなっております。
微生物や細菌も例外ではありません。
つまり、お寿司を食べる際に酢で〆たシャリに
醤油をつけるよりも、ネタの方へ醤油をつけて
いただく方が殺菌効果も含めて理想的な食べ方
だと考える訳でございます。
今回の〆。
お寿司に醤油をつける際、予めネタを剥いで
醤油皿に浸し、シャリへ戻して食べるのは
何だか負けた気になってしまいます。
結果として今までワタクシは、醤油皿へ醤油を
入れるのでは無く、醤油は寿司へ、ネタの上に
直接かけて食べておりました。
そんなワタクシへ本日、天啓が降ったので
ございます。
その名も、寿司串。
強く握って固めたシャリに、小麦粉を溶き卵と
混ぜた液を塗りましてフライヤーで香ばしく
揚げてしまいます。
衣で包んだシャリの上下へ、ネタを配して
焼き鳥などの串でぶっ刺し、それを醤油壺に
ドボン!と浸すのでございます。
勿論、二度付けは厳禁でございますよ。
オマケ。
そうしますと、ネタにしっかり醤油がつき
シャリは衣でカバーされて崩れる事なくお口へ
インするという、理想的な食べ方が出来ると
思いませんでしょうか。
しかも、右手に串を、左手はスマホを持って
食べられるのでお一人でも、忙しくても寿司が
楽しめるのでございます。
意外と実用性、あるんじゃないでしょうか。
そんな事を考えていた本日。
何だかお腹が空いて参りましたので、そろそろ
更新を切り上げ、近所の回転寿司へ走ろうかと
思います。
さて、今回の更新はEF65 1132がスハフ12 129
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!