この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
心地よい風がそよぐ晴天となりました本日の関西。
私は日中、仕事に追われての非鉄となりました。
幾つか小ネタがありましたが、月末かつ年度末という
ややこしい状況ゆえ、今日はカメラを握らずに業務を
優先した1日となりました。
さて、そんな本日の更新は一昨日となります水曜に
仕事を1日お休みし、観光列車に乗車して参りました
レポをお届けさせていただきます。
拙ブログの乗車記と申しますと、昨年夏の
ムーンライトながらへの乗車記事以来ではないかと
思います。
今回はアソコまでハイテンションとはいかず、
しっとりとした大人のムードで楽しんで参りました
ので、いささか物足りない文章となるかも
知れませんが、何卒ご了承下さいませ。
事の発端は先月にまで遡るのですが、会社で
加入しております商工関係の団体から、一通の
メールが届きました。
内容が親睦ツアーという事と日程が忙しい三末に
設定されておりましたので、ゴミ箱行きのメールかな、
と思いましたがよく読むとツアー内容が丹鉄の
くろまつ号へ乗車する、尚且つわが町からの
行き帰りを含めて参加費が一万円ポッキリ、という
破格の値段で提示されておりました。
この時点で私は後先考えずに参加のボタンを
クリックし、忙しい三末に仕事を1日休める様に
あの手この手で画策いたしまして、無事ツアーへ
参加する事が叶ったのでございます。
2018-03-28 入場風景 天橋立駅改札口
わが町からツアーバスをチャーターし、
天橋立駅までやって参りました。
改札口の上には電光掲示板に
「団体 丹後くろまつ号」の文字が踊ります。
くろまつ号はこれまでにも拙ブログで2度程撮影して
おりますが、まさか私自身が乗車する機会を得るとは
思ってもみませんでした。
果たしてどんな旅になるのか、ワクワクしながら
乗車いたしました。
気持ちが逸ってしまい、乗車前にくろまつ号の
外観を撮影するのをすっ飛ばしてしまいました…
2018-03-28 くろまつ号車内風景 天橋立
車内は和洋折中式のテーブル仕立て、定員30名の
カフェの様な造りとなっておりました。
進行方向左手には二人掛けテーブルが5脚、
右手には4人掛けテーブルが5脚という配列で
日本海を望む方向が二人掛けというのも4人掛けの
乗客が見やすくなる様にと、眺望に配慮が
なされておりました。
2018-03-28 ランチコースお重 くろまつ号車内
私達のツアーは20名でして、今回は貸切となります。
従ってかなりゆったりとしたスペースになるハズ
ですが、眺望に配慮して二人掛けテーブルは全て
空席にして下さっておりました。
まだ出発前でしたが、皆既に腹ペコ青虫の様な顔で
お腹を空かせておりました。
目の前のお重に出発前からソワソワです。
時刻は13時前、待ち切れず葉っぱでも
食べられそうな塩梅ですよ…
2018-03-28 グリーティングカード くろまつ号車内
お重の側にはこの様なカードが添えてありました。
裏面にはスタンプが押せる様になってありまして、
乗車記念証になる様です。
列車には運転士の他にお給仕の女性が二人、
アテンダントが一人乗車され、ちょっと豪華な
食堂車といった風情でございます。
2018-03-28 ランチコースメニュー くろまつ号車内
ようやくお重を開けます。
存外、炭水化物が多めの内容に身体を気にする
お年頃のオッサン達は頰を引きつらせておりますが、
空腹には叶いません。
結局ガッツリといただく事になりました。
4人が一斉にお重を開くと、少し手狭になって
しまうのが難点でした。
2018-03-28 ウエルカムドリンク くろまつ号車内
ワンドリンクサービス、という事で、お米で
作られた地ビールのマイスターという銘柄を
いただく事に致しました。
私は下戸なので普段はお酒を口に致しませんが、
これは口当たりもまろやかで美味しく飲ませて
いただきました。
酒好きの仲間さんはお米の匂いがするから嫌だ、と
二杯目からは普通のビールに切り替えてましたので
人それぞれでございますね。
少女漫画の表紙の様なラベルが特徴のマイスター、
お米の星でマイスター?
2018-03-28 壁掛け絵画 くろまつ号車内
食事を終え、車内を散策してとある場所へ。
壁には妙な絵が飾ってあります。
よく見てみますまと…
2018-03-28 絵画詳細 くろまつ号車内
くろまつ号のデザインを担当された著名デザイナーの
サインが入っておりました。
でもこれ、一体何を表した絵なのでしょうね。
2018-03-28 トイレ内景 くろまつ号トイレ
上の謎絵がある場所がコチラ、お手洗いで
ございます。
和式トイレにアタッチメントを取り付けた、簡易型
洋式便座でございました。
飲み食いした後は出す、自然の摂理ですもんね。
2018-03-28 くろまつ貫通扉内景 くろまつ号車内
出すものを出した後はのんびり車窓を楽しみます。
貸切なので前面展望も堪能出来ました。
2018-03-28 運転席内景 くろまつ号車内
運転停車中に、運転士さんにお願いして撮影させて
いただきました。
車両の事なら割とわかるのですが、機械関係は
サッパリでして、大して感想が出てきません。
2018-03-28 由良川鉄橋展望 くろまつ号車内
乗車の中で一番のハイライトとなります、
由良川鉄橋の渡河シーン。
列車は橋の真ん中辺りでしばらく停車しまして、
長〜い鉄橋のおかげで視界がクリアな日本海の
眺望を楽しませてくれるのです。
2018-03-28 車内全景 くろまつ号車内
終着、西舞鶴の手前で20分ほど停車して、お土産の
購入タイムとなりました。
写真を拡大すると、奥にスタッフさん達が
いらっしゃるのが確認出来ます。
ガランとした車内ではスタッフさん達が綿密な
打ち合わせをされていらっしゃいました。
多分ね。
2018-03-28 KTR707くろまつ 東雲
ここでようやく、くろまつ号の外観を撮影です。
鬼をイメージしてデザインされた丹鉄の車両、
丸目の三灯ライトがお洒落なんです。
2018-03-29 難波オヤジとアテンドの田中さん 西舞鶴
列車の出発からビューポイント毎に丁寧な
アテンダントをして下さったのがこちらの田中さん。
丹鉄のHPなどでもそのお姿が拝見出来ますが、
今回は恥ずかしながらツーショットをお願いして
撮影させていただきました。
愛らしい見た目以上に喋くりも滑らかで仕草も
可愛らしく、ファンが大勢いらっしゃるのでは
と思わせる、光る個性をお持ちの女性でございます。
ウチの会社に引き抜きたいくらいです…
今回は意図的に、日本海の絶景写真を外して記事を
作成致しました。
ゆったり食事をしながら、美しい景色を堪能できる
素晴らしい列車でございます。
是非とも直接、皆様の目にあの美しい眺望を
焼き付けていただきたく、今回は割愛とさせて
いただきます。
最後になりましたが、今回のツアーを企画して
下さった商工関係団体の皆様にこの場をお借りして
感謝申し上げます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!