この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
西日本にの甚大な被害に、ただ茫然とする朝で
ございます。
多くの尊い命が失われ、復旧へ要する時間も、我々が
日常を取り戻す為の時間も長く掛かる事と思われます。
また、交通網が遮断された事により、被災地域を始め
各地への生活必需品の供給手段が立たれている事にも
留意せねばなりません。
普段、貨物列車などを撮影し物流の一端を目にしている
身と致しましても、早期復旧を願う次第でございます。
さて、今回の更新はそんな物流の下支えとなる一幕と
なります、機関車の配給シーンを撮影致しました
ご報告となります。
丁度1週間前の事でございますが、阪急を撮影後、すぐ
傍を阪急と並行して走ります東海道本線にて
愛知機関区へ戻る8864レが通過する時間と
なりましたので、場所を移動して狙う事に致しました。
陽が射していれば側面に陽が当たる半逆光と
なるのですが、残念ながらお日様は山の稜線の奥へ
隠れてしまい、いささか露出の乏しい撮影と
なっております。
2018-07-01 8864列車 高槻ー島本
今回は岡山機関区のEF210-12を引き連れて稲沢へ戻る
EF64 1044の姿を捉えました。
タイミング悪く下り内側線を221系が通過する、所謂
裏被りとなってしまいました。
2018-07-01 EF64 1044+EF210-12 高槻ー島本
国内の物流を支えるJR貨物にとって、貴重な戦力となる
機関車。
必要な場所へ必要な両数を手配する為に生じるのが
8864レといった配給輸送となります。
2018-07-01 8864列車 島本ー高槻
国鉄末期の1982年に製造された、最後の箱型電機と
なりますEF64 1000。
一方で平成に入り満を持して製造されました貨物専用の
最新機種となりますEF210。
生まれた時代は異なれど、負った使命を同じくする
「JRF」のロゴを側面に誇らしげに貼りつけた2両が
東海道を上ります。
2018-07-01 864列車 島本ー高槻(後打ち)
今回の主役となりましたロクヨンセン、1044号機は
長岡機関区へ配属され、JR化後も高崎機関区を住処に
長い間活躍しておりました。
ほんの8年前に愛知機関区へ転配され、今では
こうして関西でもその姿を見る事が出来るのも
不思議な縁でございます。
私が子供の頃は、ロクヨンセンと申しますと
上越線の顔、といったイメージしか無かったもので
ございましたから。
これからも末永く活躍してほしいものでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!