この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
どんよりと雲の垂れ込める空から、時折パラパラと
雨粒の落ちてくる一日でございました本日の関西。
私は非鉄の一日を、と思いきや。
午前中のネタへ偶然にも都合がつきまして、
チョイ鉄となりました。
感謝でございます。
さて、今回の更新はキハ25形救援の為に
実施されました甲種輸送のご報告第3弾となります。
前回は速星にてDE15の姿を中心に
お届け致しましたが、速星からは機関車を交換し
JR貨物の東新潟機関区に所属する、北海道育ちの
DE10 1728が先頭に立ちます。
速星から富山貨物までの区間では、好みの構図で
撮影が出来るポイントはここしか見つけられず、
井田川の築堤へやって参りました。
現着時には築堤の下に20名ほどの鉄さんが
スタンバイしておられました。
構図の関係から築堤上を選択し、出来るだけ
周囲に誰もいない場所でポジションを決めます。
と、申しますのもこの当時、シトシトと雨が
降り続いておりまして傘を差しながらの撮影と
なりそうでした。
他の撮影者の邪魔になってはいけませんので
出来るだけ周囲に誰もいないポジションに
したのでございます。
2018-09-09 9893列車 速星ー婦中鵜坂
背景はもはや真っ白でございます…
撮影までの間、現地で一人傘に当たる雨音を
聴きながら列車が来るのを待っていたのでございます。
所が、初めの内はシトシトといった弱い雨足でしたが、
列車が来る10分くらい前からでしょうか、台風の
渦中へ突入したような猛烈な風雨に変わりました。
傘は風に煽られない様に、背中を守る様に
真横に差して体とカメラを雨水から防御致します。
ですが強風に叩きつけられる雨粒は傘の
範囲外である私のズボン、下着、靴、靴下を
容赦無くびっしょびしょに濡らしてしまいました。
無慈悲な風雨…
2018-09-09 9893列車 速星ー婦中鵜坂
もう帰りたい…
そんな弱音を真面目に口にしたくなる程に
肉体的にも精神的にも弱り切った頃合いで
列車がやって来たのでございます。
哀れケツ切れショットとなってしまいました。
2018-09-09 9893列車 速星ー婦中鵜坂
最初の一コマをミスしてしまい、ダメージで
ございましたが、それでも折角ここまで
来たのだから、とリカバーした中望遠域の
一コマ。
表題となります標準レンズ域のコマと同様、
決め構図は何とかモノに出来ました。
牽引機のDE10 1728のショートノーズ側、お顔に
何か付いている様に見えるのですが、どうやら
塗装が剥がれ落ちているそうでございます。
また、キャブの奥側は地色の赤に
なっておりました。
とても目立ちますね。
無事に撮影が終了し、歩いて車まで戻る道すがら。
歩く度に靴の中に溜まった水が
可愛らしくクッポンクッポンと音を立てます。
ええ歳こいたおっさんの靴から鳴っていい音では
無いのですけどね。
折角、富山まで来たのですが、まるで野外で
お漏らししてしまったかのような濡れ具合に
魅力的な寄り道は断念する事に致しました。
考えてもみて下さい。
下半身だけグッショリ濡れたおっさんが笑顔で
鉄道写真を撮影している姿。
通報モノでございます…
そんな訳で、ます寿司も買わずに富山を後に
する事となりました。
2018-09-09 私有貨車(形式不明) 速星
オマケ。
DE15の単機回送を撮影した時に見かけました、
謎の貨車でございます。
速星駅構内に留置されていたのですが、
恐らくは控車として使われているのではないか、
と思われます。
ひょっとしたら車籍も無い器具扱い
なのかも知れません。
浅学被災な私にはこの貨車が何なのか、
調べてみても判りませんでした。
次回、いよいよ甲104を追いかけた最終回となります。
はたして、服は乾くのか…乞うご期待!(笑)
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!