写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第620列車 「 甲104 JR東海キハ25形(P5f+P107f)の甲種輸送を狙う その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

どんよりと雲の垂れ込める空から、時折パラパラと

雨粒の落ちてくる一日でございました本日の関西。

 

私は非鉄の一日を、と思いきや。

 

午前中のネタへ偶然にも都合がつきまして、

チョイ鉄となりました。

 

感謝でございます。

 

 

さて、今回の更新はキハ25形救援の為に

実施されました甲種輸送のご報告第3弾となります。

 

前回は速星にてDE15の姿を中心に

お届け致しましたが、速星からは機関車を交換し

JR貨物の東新潟機関区に所属する、北海道育ちの

DE10 1728が先頭に立ちます。

 

 

速星から富山貨物までの区間では、好みの構図で

撮影が出来るポイントはここしか見つけられず、

井田川の築堤へやって参りました。

 

現着時には築堤の下に20名ほどの鉄さんが

スタンバイしておられました。

 

構図の関係から築堤上を選択し、出来るだけ

周囲に誰もいない場所でポジションを決めます。

 

と、申しますのもこの当時、シトシトと雨が

降り続いておりまして傘を差しながらの撮影と

なりそうでした。

 

他の撮影者の邪魔になってはいけませんので

出来るだけ周囲に誰もいないポジションに

したのでございます。

 

 

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 2018-09-09 9893列車  速星ー婦中鵜坂

 

雨に煙る井田川築堤を駆け上がる甲種輸送列車。

 

背景はもはや真っ白でございます…

 

 

撮影までの間、現地で一人傘に当たる雨音を

聴きながら列車が来るのを待っていたのでございます。

 

所が、初めの内はシトシトといった弱い雨足でしたが、

列車が来る10分くらい前からでしょうか、台風の

渦中へ突入したような猛烈な風雨に変わりました。

 

傘は風に煽られない様に、背中を守る様に

真横に差して体とカメラを雨水から防御致します。

 

ですが強風に叩きつけられる雨粒は傘の

範囲外である私のズボン、下着、靴、靴下を

容赦無くびっしょびしょに濡らしてしまいました。 

 

無慈悲な風雨…

 

 

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 2018-09-09 9893列車  速星ー婦中鵜坂

 

もう帰りたい…

そんな弱音を真面目に口にしたくなる程に

肉体的にも精神的にも弱り切った頃合いで

列車がやって来たのでございます。 

 

哀れケツ切れショットとなってしまいました。 

 

 

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 2018-09-09 9893列車  速星ー婦中鵜坂

 

最初の一コマをミスしてしまい、ダメージで

ございましたが、それでも折角ここまで

来たのだから、とリカバーした中望遠域の

一コマ。

 

表題となります標準レンズ域のコマと同様、

決め構図は何とかモノに出来ました。

 

 

牽引機のDE10 1728のショートノーズ側、お顔に

何か付いている様に見えるのですが、どうやら

塗装が剥がれ落ちているそうでございます。 

 

また、キャブの奥側は地色の赤に

なっておりました。

 

とても目立ちますね。

 

 

無事に撮影が終了し、歩いて車まで戻る道すがら。

 

歩く度に靴の中に溜まった水が

可愛らしくクッポンクッポンと音を立てます。

 

ええ歳こいたおっさんの靴から鳴っていい音では

無いのですけどね。

 

折角、富山まで来たのですが、まるで野外で

お漏らししてしまったかのような濡れ具合に

なりましたので、城端線地鉄、トラムといった

魅力的な寄り道は断念する事に致しました。

 

考えてもみて下さい。

 

下半身だけグッショリ濡れたおっさんが笑顔で

鉄道写真を撮影している姿。

 

通報モノでございます…

 

 

そんな訳で、ます寿司も買わずに富山を後に

する事となりました。

 

 

 

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 2018-09-09 私有貨車(形式不明)  速星

 

オマケ。

 

DE15の単機回送を撮影した時に見かけました、

謎の貨車でございます。

 

速星駅構内に留置されていたのですが、

恐らくは控車として使われているのではないか、

と思われます。

 

ひょっとしたら車籍も無い器具扱い

なのかも知れません。 

 

 浅学被災な私にはこの貨車が何なのか、

調べてみても判りませんでした。

 

 

次回、いよいよ甲104を追いかけた最終回となります。

 

はたして、服は乾くのか…乞うご期待!(笑)

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!