この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
大動脈でございます主要幹線を走る貨物列車は
そのほとんどを編成の長いコンテナ列車が占め
大きな車体の電気機関車が颯爽と牽引する姿に
迫力を感じて人気となっております。
その一方、貨物列車の始発や終着となります
地方の貨物駅から先、JR線から分岐する貨物の
専用線や臨海鉄道に目を向けますファンの姿は
余り多くないからか、SNSなどのネット上でも
特に目を引くネタでもない限りは話題に上りません。
とは申しましても、最早JR線では見られない旧式の
機関車が走っていたり、都市部なのに非電化で
単線だったりと意外と魅力的な路線になっていて
日常の光景も意外と魅力的な物でもあります。
さて、今回の更新はそんな魅力的な貨物専用路線の
一つである名古屋臨海鉄道線の日常を狙いました
ご報告となります。
関東からEF66に牽引されてやって来ました
青いコンテナが笠寺から伸びます臨海鉄道線を
ND552 10に牽かれて進む姿を捉えました。
朱色の指定があり、JRとなってからも一時は
更新色で紺色をまとう車両が居たものの
薄い青色、という機関車は珍しく感じます。
この青い色合いこそが名古屋臨海鉄道の
標準的な塗装となっておりまして、またそれが
風雨に晒されて退色し魅力を増しております。
表題の前のコマでございます。
此方の方がいわゆる鉄道写真的に標準となる
構図でございましょうか。
迫力を出す為に表題では広角で引き付けての
撮影でしたが、こちらは編成写真として
落ち着いて眺められるコマとなります。
DD13形ディーゼル機関車と同型の釜が
未だに主力として活躍しております。
しかも初期形のデザインと同様のオデコに
1灯ライトなスタイルが複数、今でも現役で
活躍している点がこの路線最大の魅力であると
ワタクシは感じるのでございます。
まるで、Nゲージのスターターセットかと
思わせる様な短編成で運行されましたこの日の
307レ。
青いコンテナのみですので、釜の色合いと合わせ
統一感のある編成でございました。
今回の〆。
先ほどの釜が戻って来ました。
この日は休日の為か、名古屋からの貨物が
運休となりますので返しとなるこの列車には
荷が無く、身軽な単機での運行となりました。
JR化してからの機関車は形式が3桁となるのが
当たり前になっておりますが、ND552形は社が
発足した当初から3桁を名乗る機関車でございます。
N…名古屋の頭文字
D…4軸動輪を表現
55…車体重量が55tである、という意味
2…にっこり笑顔で活躍しますという決意表明
と、最後に余計なオチをブッ混みましたが
実際は2番目に採用された形式を現しているのは
お判りいただけますかね。
そんな訳で魅力的な青い釜を求めて
やって参りました名古屋地区の遠征記。
今回から集中的に数回、更新をして参ります。
今回は滞在が半日なので短いですよ…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!