この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
福知山をはじめとして各地で誘客を盛んに
行っております。
残念ながら出演者の麻薬問題やウィルス禍に
よって出足こそ躓かされたものの、視聴者の
話を聞くと意外に面白いのだとか。
そんな面白い作品であれば、舞台となる縁の地に足を運んでみたくもなる、という発想が
現象なのだそうでございます。
ワタクシも鉄道愛好者の端くれとして
鉄道に関連する聖地巡礼を旅の行程に
こっそりと組み込んでおりました。
さて、今回の更新はお盆遠征における
裏ハイライト的な記事となります聖地巡礼の
ご報告となっております。
愛媛県の県庁所在地となります松山から
海沿いに走る事となります。
この海沿いの景色、北側に海が見える為
光線は順光で美しい眺望が得られます。
そんな路線の中にある、寂れた小さな駅が
今回のお目当てとなります下灘駅。
一日にこの駅を通る本数は僅か10往復。
THE、と頭に定冠詞の着くローカル線でして
この駅から利用する1日の乗車人員は関西の
通勤ラッシュ1両分以下だと思われます。
そんな駅ですが、
意外と人がいらっしゃる駅構内。
その理由が表題の写真、プラットフォームの
すぐ向こうに伊予灘が広がる絶景でして。
ワタクシの訪問時はサンセットには少し早い
時間でしたが、多くの観光客がいらっしゃり
このカットも人を交えてしか撮影が出来ず。
青春18きっぷのポスターに使われたりもした
聖地のカットでございますのですが
仕方がありません。
速報版の記事でもご紹介しておりました
伊予灘を背景に据えた場所にて、下灘に
向かう前に寄り道で撮り鉄しておりました。
この辺りの沿線では山の斜面に集落があり
探してみますと案外いい絵が狙えそうな
場所が多く見つかりました。
本数が少なく、それらを十分に活用出来ず
去らねばならないのが心残りでございます。
沿線の撮影地開拓を終えて、いよいよ
憧れの聖地である下灘へ向かいます。
駅へ向かう道中は狭~い道路沿いに
本州ナンバーの車が数十台も路駐してあり
嫌な予感がしたのですが…
車を市営の駐車場へ入れて駅まで歩き
嫌な予感が的中致しました。
列車に乗る訳でも無く、列車が来るまで
まだ1時間以上もあるのに駅舎前にも
大勢の人が寛いでおります。
撮影しますのでどいて下さい、とは
流石に申せませんから、寛ぐ姿も込みで
こちらもお構いなしに撮影致しました。
この場所はポスターに留まらず映画やドラマ
アニメにまで描かれまして、風情があると
人気の観光スポットと化しました。
こんな夕日を恋人と二人、腰掛けながら
眺めつつ愛を囁いて胸を揉んだりしたら
最高ではないでしょうか。
あ、胸を揉むのは余計でしたね。
そんな風に思えるカットを残すべく
露出を下げて撮影したのが上の写真でして
実際はそんな風情など微塵も…
オマケ。
え、何、映画の撮影でもあるんですか?と
素で思ってしまうレベルの観光客で賑わう
実際の下灘駅でございます。
折角の寂れた、小さな無人駅と素敵な眺望を
楽しみに来訪したワタクシはこの喧騒に
肩を落とすのでございました。
ちなみにここ、
以前に訪れた事のある鉄仲間さんから
真冬に訪問してもこんな具合でしたよー、と
教えて頂き再訪の意欲を失くしました…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!